キングジム フリーノ。 キングジム、6.8型デジタルノート「フリーノ」で新たな筆記文化の創設を目指す (1/2)

紙のノートの不満はこれで解消!?便利すぎるキングジムのデジタルノート「フリーノ」|@DIME アットダイム

キングジム フリーノ

今や大手企業も利用するクラウドファンディング。 数千万円ものファンディングに成功する事例が相次ぎ、ヒット商品も数多く生まれている。 成功した商品の開発プロセスを見ると、潜在ユーザーとの共感をベースに、アイデア創出とプロトタイピングを繰り返し、商品をブラッシュアップしている。 こうしたクラウドファンディングの成功事例をひもときながら、ユーザーを巻き込んだイマドキのデザイン思考型商品開発のポイントを探るのが、今回の特集の目的だ。 事務用品大手のキングジムは、新製品の開発にクラウドファンディングサービス「Makuake」を活用し、6000万円超の資金を集めることに成功した。 これは500万円の調達目標の約12倍に当たる。 2019年12月から20年2月28日まで、新商品のデジタルノート「フリーノ」の発売に向けて活用した。 本体と専用カバー、送料込みで3万2000~3万8000円(税込み)で、1606人が支援した。 デジタルノート自体は今では珍しいものではない。 後発商品であるフリーノに多くの支援者が集まったのは、なぜか。 それは「新しい商品開発に携わる体験を含めて、買い物を楽しみたい」というユーザーのニーズに共感し、クラウドファンディングを「製品開発のブラッシュアップを目的とした、ユーザーを巻き込んだ『ものづくりのプロジェクト』」と明確に打ち出したからだ。 ユーザーとの共感から始まり、アイデアを交換しながら進めたフリーノの開発プロセスは、まさにデザイン思考的である。 現在、ソフトの仕様の決定に向けて最終調整中で、オンラインで支援者と意見交換を行っており、20年6月の一般発売に向けて最後の山場を迎えている。 「新たな購買の楽しみ方として、商品の開発段階から関与したい」というユーザーニーズは、キングジムが過去3回挑戦したクラウドファンディングを通じて気づいたことだという。 キングジムがクラウドファンディングを実施するのは、実はフリーノで4回目だ。 過去には、外出時の荷物を見守るモニタリングアラーム「トレネ」(17年10月実施)に続き、手書きのメモの内容をアラームで気づかせるデジタルツール「カクミル」(18年7月実施)、家電のリモコンをスマートフォンに集約するスマートリモコン「エッグ」(19年2月実施)の3商品がある。 いずれも目標金額を達成し、商品化した。 クラウドファンディング活用の狙いは当初、「社内でボツとなった企画の、市場ニーズを探ることだった」(フリーノの開発者であるキングジム開発本部電子文具開発部デジタルプロダクツ課リーダーの東山慎司氏)。 ところが、実際にクラウドファンディングを始めてみると、支援者からの意見や感想が思った以上に多く届いたという。 「メーカーとのコミュニケーションを楽しんでくれているような印象があった。 Makuakeのユーザーは感度や熱量の高い人が多く、プロトタイプに対する意見やアイデアにリアリティーもある。 これはぜひ、新商品のブラッシュアップに活用していくべきだと考えた」(東山氏).

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キングジム、6.8型デジタルノート「フリーノ」で新たな筆記文化の創設を目指す (1/2)

キングジム フリーノ

今や大手企業も利用するクラウドファンディング。 数千万円ものファンディングに成功する事例が相次ぎ、ヒット商品も数多く生まれている。 成功した商品の開発プロセスを見ると、潜在ユーザーとの共感をベースに、アイデア創出とプロトタイピングを繰り返し、商品をブラッシュアップしている。 こうしたクラウドファンディングの成功事例をひもときながら、ユーザーを巻き込んだイマドキのデザイン思考型商品開発のポイントを探るのが、今回の特集の目的だ。 事務用品大手のキングジムは、新製品の開発にクラウドファンディングサービス「Makuake」を活用し、6000万円超の資金を集めることに成功した。 これは500万円の調達目標の約12倍に当たる。 2019年12月から20年2月28日まで、新商品のデジタルノート「フリーノ」の発売に向けて活用した。 本体と専用カバー、送料込みで3万2000~3万8000円(税込み)で、1606人が支援した。 デジタルノート自体は今では珍しいものではない。 後発商品であるフリーノに多くの支援者が集まったのは、なぜか。 それは「新しい商品開発に携わる体験を含めて、買い物を楽しみたい」というユーザーのニーズに共感し、クラウドファンディングを「製品開発のブラッシュアップを目的とした、ユーザーを巻き込んだ『ものづくりのプロジェクト』」と明確に打ち出したからだ。 ユーザーとの共感から始まり、アイデアを交換しながら進めたフリーノの開発プロセスは、まさにデザイン思考的である。 現在、ソフトの仕様の決定に向けて最終調整中で、オンラインで支援者と意見交換を行っており、20年6月の一般発売に向けて最後の山場を迎えている。 「新たな購買の楽しみ方として、商品の開発段階から関与したい」というユーザーニーズは、キングジムが過去3回挑戦したクラウドファンディングを通じて気づいたことだという。 キングジムがクラウドファンディングを実施するのは、実はフリーノで4回目だ。 過去には、外出時の荷物を見守るモニタリングアラーム「トレネ」(17年10月実施)に続き、手書きのメモの内容をアラームで気づかせるデジタルツール「カクミル」(18年7月実施)、家電のリモコンをスマートフォンに集約するスマートリモコン「エッグ」(19年2月実施)の3商品がある。 いずれも目標金額を達成し、商品化した。 クラウドファンディング活用の狙いは当初、「社内でボツとなった企画の、市場ニーズを探ることだった」(フリーノの開発者であるキングジム開発本部電子文具開発部デジタルプロダクツ課リーダーの東山慎司氏)。 ところが、実際にクラウドファンディングを始めてみると、支援者からの意見や感想が思った以上に多く届いたという。 「メーカーとのコミュニケーションを楽しんでくれているような印象があった。 Makuakeのユーザーは感度や熱量の高い人が多く、プロトタイプに対する意見やアイデアにリアリティーもある。 これはぜひ、新商品のブラッシュアップに活用していくべきだと考えた」(東山氏).

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紙のノートの不満はこれで解消!?便利すぎるキングジムのデジタルノート「フリーノ」|@DIME アットダイム

キングジム フリーノ

[画像のクリックで拡大表示] フリーノは基本機能として12種類のフォーマットをページごとに選べる「ノート」、PDF形式の電子書籍を閲覧できる「ドキュメント」、マンスリータイプの「カレンダー」を備える。 ノートに付けたタグやタイトルで情報を検索できるため、欲しい情報にたどり着きやすい。 画面は6. 8インチで、本体に付属する専用のデジタルペンを含めてもおよそ240gと軽量だ。 リチウムイオン電池を内蔵しており、1日1時間程度の使用で約7日間持つという。 デジタルペンはワコム製の電磁誘導(EMR)方式のペン本体と芯で構成する。 デジタルペンには電源が不要で、電池交換や充電をする必要がない。 デジタルペン本体は筆圧や傾きを検知するセンサーを内蔵。 芯は鉛筆のような柔らかい書き味を実現するためフェルトタイプを採用している。 芯は消もう品であり、劣化度合いに応じて交換が必要だ。 [画像のクリックで拡大表示] 筆者が電子ノートで最も重視するのは書きやすさだ。 書くことにストレスが生じればノートとして使いにくいからだ。 この点で、フリーノは優れている。 4096段階の筆圧検知に対応し、書き心地はかなり滑らかだ。 とにかく文字がきれいに書ける。 ディスプレーの表面は比較的つるつるしているので、「ざらっとした電子ペーパーの手触りが好き」という人にとっては好みが分かれるかもしれないが、硬い鉛筆のようなペン先を走らせるとするすると書けて気持ちがいい。 ノートに書き留めるのは後で見返すためなのだから、文字はきれいに書けたほうがいい。 iPadを含め、筆者が今まで使ってきたタブレット端末や電子ノートの中でもフリーノは群を抜いて書きやすかった。

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