こう もん しゅう い 腫瘍。 犬の肛門周囲腺腫 ― 腫瘍の症状、手術、治療法、改善・完治のヒント<コルディ研究室>

肛門周囲腺腫(こうもんしゅういせんしゅ)

こう もん しゅう い 腫瘍

消化器外科の病気:肛門周囲膿瘍• 肛門周囲腫瘍は、肛門の周囲に膿瘍ができる炎症性疾患です。 発熱、腫脹、疼痛、排膿などの症状を伴います。 肛門周囲腫瘍の分類 大きく痔瘻性膿瘍と非痔瘻性膿瘍の2つに分類されます。 また腫瘍ができる位置によってさらに細かく分けることができます。 痔瘻性膿瘍 将来瘻管を形成して痔瘻になるものです。 原発口から細菌が侵入して、内外括約筋間の肛門腺に感染し小膿瘍を形成して、炎症が歯状線より下方に下がって波及して皮下外括約筋周囲に膿瘍を形成するようになります。 高位筋間膿瘍全膿瘍の10%がこれにあたり、歯状線より上方(深部)に括約筋間を膿瘍が広がっていったものです。 骨盤直腸隙膿瘍肛門挙筋の上部と仙骨と福間宇に囲まれた空隙に膿瘍が進展しているものです。 非痔瘻性膿瘍 肛門小窩から肛門腺の感染を介さないものをいいます。 皮下または粘膜下膿瘍肛門管上皮下または直腸粘膜下に起こる膿瘍。 裂肛、内痔核の感染した場合や、血栓、異物などの外傷に起因するものがあります。 骨盤直腸隙膿瘍直腸側より直接に直腸粘膜を介して、膿瘍形成が起こります。 直腸の腫瘍、憩室、子宮内膜症、異物などです。 毛巣瘻肛門後方から尾骨上方の正中殿裂間に排膿瘻管ないし膿瘍形成します。 毛深い若年男性に多くみられます。 膿皮症殿部~会陰部にかけて、アポクリン腺感染を伴う慢性化膿性皮膚疾患で、アポクリン腺活動期の若い男性に多く、約半数は痔瘻を合併します。 痔瘻がん• 壊疽性筋膜炎糖尿病、ステロイド治療中、免疫不全などの基礎疾患を有する患者さんに、肛門周囲膿瘍が起き嫌気性感染を併発すると、肛門周囲から会陰に組織壊死が拡大、進行して、放置しておくと、septic(敗血症)となり致命的になります。 血液疾患の肛門周囲膿瘍• その他毛嚢炎、化膿性粉瘤、Crohn病に合併する膿瘍などです。 1 高位筋間膿瘍 5 粘膜・皮下膿瘍 2 低位筋間膿瘍 6 骨盤直腸隙膿瘍 3 筋間・坐骨直腸窩膿瘍 7 坐骨直腸窩膿瘍 4 粘膜下膿瘍 8 皮下膿瘍 治療は切開排膿が基本 CT、MRIなどで診断したうえで、治療(切開排膿)を行います。 切開方法は以下のようなものがあります。 粘膜下膿瘍 皮下より内括約筋経由で切開もしくは穿刺します。 粘膜下膿瘍、低位筋間膿瘍 皮膚膿瘍傍流部を切開します。 高位筋間膿瘍 膿瘍形成が高位にのみ存在することは少なく、皮下深部より筋間内を高位にまで連続的に膿瘍を形成していることの方が多いため、皮膚側より切開を行います。 坐骨直腸窩膿瘍 膿瘍が両側に半周に及ぶ症例では2~3カ所切開するか、膿瘍腔が大きく深い場合はドレーンの挿入を行います。 骨盤直腸窩膿瘍 膿瘍部が深いが、多くの症例で肛門挙筋下にも存在するため、肛門挙筋下まで切開し排膿をまず行い、次に肛門挙筋を貫き膿瘍腔にネラトンドレーンを留置、洗浄も行います。

次の

肛門周囲腺腫(こうもんしゅういせんしゅ)

こう もん しゅう い 腫瘍

猫の肛門嚢炎とは、肛門の近くにある 肛門嚢(こうもんのう)と呼ばれる器官に炎症が発生した状態を言います。 犬に比べて猫ではまれとされますが、全くないわけではありません。 肛門の周囲には肛門腺(こうもんせん)と呼ばれる分泌器官があり、そこで生成された分泌液はいったん肛門嚢(こうもんのう)にたくわえられます。 そしてオス猫がうんちをするときなど、この肛門嚢から分泌液が排出され、自分のにおいをつける、いわゆるマーキングに利用されます。 肛門腺はアポクリン腺と皮脂腺から成っており、そこから出される分泌液の色は黒~緑、粘り気はサラサラ~ネバネバと個体によって多様です。 肛門嚢炎はまず、分泌液の嵌頓(かんとん)から始まります。 これは何らかの理由で分泌液が肛門嚢の中にとどまり、そのまま放出されない状態のことです。 次に滞留した分泌液の中で細菌が繁殖し、それを取り除くために免疫系が活性化して炎症が起こります。 これが肛門嚢炎です。 さらにこの状態が放置されると、袋の中で作り出された膿(うみ)がどんどんたまり、膿瘍(のうよう)とよばれるコブのような膨らみに成長することもあります。 ここまで放置してしまうと、破裂や腫瘍化の可能性があるため大変危険です。 このように進行する猫の肛門嚢炎の主な症状は以下です。 猫の肛門嚢炎の主な原因• 肛門嚢の目詰まり 肛門嚢は通常、うんちをするときに動く外肛門括約筋によって押しつぶされ、中の分泌液を肛門内に放出します。 しかし肛門嚢と肛門とをつなぐ管(肛門嚢管)に目詰まりがあると、分泌液の正常な排出が滞り、肛門嚢の中に溜まったままになってしまいます。 飼い主が肛門絞りを怠ったため 分泌液を自力で排出できない猫でも、飼い主が定期的にお尻のチェックをして肛門嚢を絞ってあげれば、炎症に発展することはありません。 「やり方を知らない」とか「肛門嚢の存在自体を知らない」といった理由により、こうしたケアがおろそかにされると、分泌液が嚢内に溜まって各種の症状を引き起こします。 生活習慣 日頃の運動量が不足していると、骨盤周辺の筋力が低下して効率的に肛門嚢を絞れなくなることがあります。 また運動不足を誘発しているも、原因の一つと言ってよいでしょう。 猫の肛門嚢炎の主な治療法• 肛門絞り 肛門嚢にたまった分泌液を肛門絞りによって排出します。 やり方は、肛門の下4時と8時の位置を指で挟み、ギュッと押しつぶすように握ります。 嚢内に液体がたまっている場合はピュッと勢いよく飛び出すことがありますので、シャンプーのついでに行うのが効率的でしょう。 猫がシャンプー嫌いの場合は獣医さんに任せることも可能です。 生活習慣の改善 猫の筋力が低下しないよう、日頃からを欠かさないようにし、によって適正体重を維持することも重要です。 適度な運動をしていれば、筋肉の収縮によって肛門嚢に圧迫が加わり、中の分泌液が自然に肛門内に排出されます。 投薬 抗生物質などを投与して、臀部に繁殖した細菌を殺します。 全身をターゲットとするよりも、ピンポイントでお尻を狙った方が効果が高いようです。 局所療法を行う場合は、鼻涙カニューレや猫用の細いカテーテルを用いて、肛門嚢内に直接抗生物質や抗炎症薬を注入します。 外科療法 投薬治療が効かない場合や、基礎疾患が認められない場合は、肛門嚢自体を手術で切除してしまいます。 嚢と肛門をつなぐ管を残して肛門嚢だけを切除する「閉鎖式切除術」や、管もろともすべての肛門嚢を切除する「開放式切除術」などがあります。 それぞれ一長一短がありますので、担当の獣医師とよく相談の上、手術法を選択します。

次の

消化器外科の病気:肛門周囲膿瘍

こう もん しゅう い 腫瘍

猫の肛門嚢炎とは、肛門の近くにある 肛門嚢(こうもんのう)と呼ばれる器官に炎症が発生した状態を言います。 犬に比べて猫ではまれとされますが、全くないわけではありません。 肛門の周囲には肛門腺(こうもんせん)と呼ばれる分泌器官があり、そこで生成された分泌液はいったん肛門嚢(こうもんのう)にたくわえられます。 そしてオス猫がうんちをするときなど、この肛門嚢から分泌液が排出され、自分のにおいをつける、いわゆるマーキングに利用されます。 肛門腺はアポクリン腺と皮脂腺から成っており、そこから出される分泌液の色は黒~緑、粘り気はサラサラ~ネバネバと個体によって多様です。 肛門嚢炎はまず、分泌液の嵌頓(かんとん)から始まります。 これは何らかの理由で分泌液が肛門嚢の中にとどまり、そのまま放出されない状態のことです。 次に滞留した分泌液の中で細菌が繁殖し、それを取り除くために免疫系が活性化して炎症が起こります。 これが肛門嚢炎です。 さらにこの状態が放置されると、袋の中で作り出された膿(うみ)がどんどんたまり、膿瘍(のうよう)とよばれるコブのような膨らみに成長することもあります。 ここまで放置してしまうと、破裂や腫瘍化の可能性があるため大変危険です。 このように進行する猫の肛門嚢炎の主な症状は以下です。 猫の肛門嚢炎の主な原因• 肛門嚢の目詰まり 肛門嚢は通常、うんちをするときに動く外肛門括約筋によって押しつぶされ、中の分泌液を肛門内に放出します。 しかし肛門嚢と肛門とをつなぐ管(肛門嚢管)に目詰まりがあると、分泌液の正常な排出が滞り、肛門嚢の中に溜まったままになってしまいます。 飼い主が肛門絞りを怠ったため 分泌液を自力で排出できない猫でも、飼い主が定期的にお尻のチェックをして肛門嚢を絞ってあげれば、炎症に発展することはありません。 「やり方を知らない」とか「肛門嚢の存在自体を知らない」といった理由により、こうしたケアがおろそかにされると、分泌液が嚢内に溜まって各種の症状を引き起こします。 生活習慣 日頃の運動量が不足していると、骨盤周辺の筋力が低下して効率的に肛門嚢を絞れなくなることがあります。 また運動不足を誘発しているも、原因の一つと言ってよいでしょう。 猫の肛門嚢炎の主な治療法• 肛門絞り 肛門嚢にたまった分泌液を肛門絞りによって排出します。 やり方は、肛門の下4時と8時の位置を指で挟み、ギュッと押しつぶすように握ります。 嚢内に液体がたまっている場合はピュッと勢いよく飛び出すことがありますので、シャンプーのついでに行うのが効率的でしょう。 猫がシャンプー嫌いの場合は獣医さんに任せることも可能です。 生活習慣の改善 猫の筋力が低下しないよう、日頃からを欠かさないようにし、によって適正体重を維持することも重要です。 適度な運動をしていれば、筋肉の収縮によって肛門嚢に圧迫が加わり、中の分泌液が自然に肛門内に排出されます。 投薬 抗生物質などを投与して、臀部に繁殖した細菌を殺します。 全身をターゲットとするよりも、ピンポイントでお尻を狙った方が効果が高いようです。 局所療法を行う場合は、鼻涙カニューレや猫用の細いカテーテルを用いて、肛門嚢内に直接抗生物質や抗炎症薬を注入します。 外科療法 投薬治療が効かない場合や、基礎疾患が認められない場合は、肛門嚢自体を手術で切除してしまいます。 嚢と肛門をつなぐ管を残して肛門嚢だけを切除する「閉鎖式切除術」や、管もろともすべての肛門嚢を切除する「開放式切除術」などがあります。 それぞれ一長一短がありますので、担当の獣医師とよく相談の上、手術法を選択します。

次の