ヘレディタリー 感想。 【閲覧注意】超ド級・トラウマ映画『ヘレディタリー/継承』の解説、感想、口コミまとめ(※ネタばれあり)|ESCAPISM.

【閲覧注意】超ド級・トラウマ映画『ヘレディタリー/継承』の解説、感想、口コミまとめ(※ネタばれあり)|ESCAPISM.

ヘレディタリー 感想

記事の内容 大変話題になったホラー映画『ヘレディタリー 継承』。 でプレミア上映された直後から絶賛されており、 「直近50年のホラー映画の中の最高傑作」「21世紀最高のホラー映画 」ともいわれています!! 今回の記事では、ネタバレ考察をしていきます。 ホラー映画ではありますが、細部まで計算された伏線が見どころです。 一回みただけでは全体を掴めないくらい、はっきりとは明示してくれないところがあります。 そうした細部まで、この記事では、考察していきたいとおもいます。 それでは、目次をご覧ください。 ヘレディタリー継承 あらすじ 祖母であるエレンが亡くなり、娘アニーは夫であるスティーブンと息子ピーター、そして人付き合いが苦手な娘チャーリーと共に家族を亡くした哀しみを乗り越えようとする。 不思議な光が部屋を走る、誰かの話し声がする、暗闇に誰かの気配がする…。 まるで狂ったかのように…。 そして最悪な出来事が起こり、一家は修復不能なまでに崩壊。 そして想像を絶する恐怖が一家を襲う。 そのため、その対象がチャーリーだとおもってしまう。 彼女のやや不気味な言動からは、『オーメン』『エスター』のような得体のしれない子ども系ホラーかと予想してしまう。 しかし、なんと序盤でその予想は覆ることになる。 そこから、この映画は、徐々に方向が変わっていく。 とくに、母親であるアニーの視点から、息子であるピーターの視点に移っていく。 そこで明らかになる衝撃の展開がこの映画の魅力だ。 バラバラな視点からは謎だった現象。 その裏には、ある「計画」があったのだ! その意味で、今作はがらりと変わるどんでん返し的な要素もあるとおもう。 チャーリーの死の謎 この映画での転換点こそが、チャーリーの死だ。 あの事故は、観客たちにとっても突然すぎるものだったと思う。 このチャーリーの死は、ただの事故だったのだろうか? そうではなく、この死がこの物語が先へ進むために必要な過程だった。 ぶつかった電柱には、あの「ペイモン」のマークがついているのに気が付いた人も多いと思う。 ここが伏線になっている。 チャーリーは計画のためには、死ぬ必要があったのだ。 なぜならば、「ペイモン」の魂は、チャーリーの身体に宿っていたからだ。 しかし、ペイモンが復活するには、男の身体が必要である。 だからこそ、チャーリーの身体から一端、解放される必要があったのだ。 すべては「ペイモン」という存在のせい この映画は、悪魔信仰が軸になっている。 だから、悪魔信仰側、つまり、ペイモンを復活させようとしている側がらみると、筋道がとおった映画になる。 ペイモンを復活させるための「計画」が進んでいくからだ。 しかし、すべてを知らないグラハム家の視点から見るので、正体がわからないホラー映画になっている。 そして、ペイモン復活という計画を進めているのが、悪魔信仰集団のリーダー的存在である祖母エレンである。 本編のスタート時点では、彼女は亡くなっているが、すべての元凶が彼女の計画である。 アニーの兄は自殺している。 「何かが自分の中に入ってくる」という言葉を残して。 これは、復活に失敗したことを暗示している。 ペイモン、パイモン 現れる際には、を被り女性の顔をした男性の姿を取り、に駕しているとされる。 また、トランペットやシンバルなどの楽器を携えた精霊たちを先導として現れる。 最初に現れた際にパイモンは大音声で怒号のように話すため、服従させない限り召喚者はパイモンの話を理解できないという。 生贄により召喚された際には、 ベバル( Bebal)と アバラム( Abalam) (または ラバル( Labal)と アバリム( Abalim) )という二人の王を従え、時として25軍団の能天使たちを伴う。 人に人文学、科学、秘密などあらゆる知識を与えるといわれ、大地がどうなっているか、水の中に何が隠されているか、風がどこにいるのかすら知っているという。 召喚者に地位を与え、人々を召喚者の意思に従わせる力も持つ。 また良い使い魔を用意してくれるともいう。 wikiより あの青い光はなに? ピーターが目撃する青い光のようなもの。 それはいったいなんなのだろう。 明快な答えは劇中では語られない。 しかし、正体は ペイモンの痕跡のようなものだとおもう。 ペイモンがピーターの身体をのっとるには、ピーターの魂を除く必要がある。 そのために、ピーターの精神を徐々に弱らせる必要があった。 そして、最終的なきっかけが、屋根裏からの落下だ。 落下した後のピーターの身体に、青い光が侵入していく。 目覚めたピーターは別人のようになってしまう。 裸の人々の正体は? ペイモンをあがめる団体の人々だろう。 悪魔崇拝者たちだ。 生前のエレナを筆頭に、活動していた。 服を着ないということは、生まれてきたまま意味するという。 生前のエレナの計画にのっとり、彼らも動き出したのだろう。 その筆頭がジョーンだ。 アニーのかなしみを巧みに利用し、彼女に交霊術をつかうように仕向けた。 信頼している相手に裏切られるアニー。 良かれと思ってしたことが、最終的にピーターを追い詰めることになってしまった。 首なしの二つの死体 君臨したペイモンの前にひれ伏す二つの首なし死体。 片方は、黒く腐りかけ、もう片方は、血がしたたり落ちている。 祖母エレナの死体と、母アニーの死体だ。 首なしで動いたり、宙に浮いたりしているあたり、すでに人知を超えている。 つまり、ペイモンをあがめるものたちにも、なんらかの力がやどることがわかる。 それこそ、ジョーンのように交霊の力や、なんらかの呪いをかける力が宿るのだろう。 しかし、気になるのは彼女らの今後である。 「ペイモン」復活が目的なのは明らかになった。 しかし、その次が気になる。 彼女たちは、ペイモンさえ復活してしまえば自分たちの身のことはどうでもよかったのだろうか? それならば、個人的な願望のためというより、大いなる目的のためということだろう。 まさに、宗教的、オカルトてき映画になる。 まとめ 個人的にもとても楽しめた映画でした。 展開の予想のつかなさ、伏線の巧みさ、恐怖表現の秀逸さなど、いろいろと質が高かったです。 皆さんはどう感じたでしょうか?いろいろと細部の情報を集めることで、さらなる謎が明かされるかもしれません。 監督の最新作である「ミッドサマー」に期待しています。

次の

ヘレディタリー 継承【映画・ネタバレ感想】「この子さえいなければ」と「この子がいてくれたから」の狭間で ★★★☆(3.2)

ヘレディタリー 感想

アニーは小さな模型などを作り、色を塗って納品するミニチュア・ジオラマ作家です。 家族がテーマの作品を仕上げているところへ、旦那であるスティーブ・グラハムが訪ねてきます。 彼は喪服を着ており、アニーにも喪服を着るように催促します。 アニーの母親であるエレンが亡くなったばかりであり、今日はエレンの葬儀当日でした。 アニーは喪服に着替えて二人の子供を呼びに行きます。 長男のピーターにも喪服を着せた後ピーターの妹であるチャーリーを探しますが、見当たりません。 アニーが庭にある木の上にある小屋に行くと、そこでチャーリーは昼寝をしていました。 チャーリーはお婆ちゃんに大変に可愛がられていたので、落ち込んでいました。 アニーは葬儀に行くことを伝え、小屋を降ります。 エレンの葬儀には沢山の人が集まりました。 アニーやスティーブが知らないような人も多く訪れ、アニーは驚いていました。 ですが、アニーは母親とあまり良好な関係ではなく、微妙な距離感だったために葬儀でも複雑な心境でした。 更に、アニーから祖母には近寄るなと言われ、エレンにも近寄らないように言われていたアニーの息子のピーターも、あまり悲しみはありませんでした。 葬儀が終わり、少し砕けた雰囲気なっているとき、チャーリーは持っていたチョコレートを食べ始めます。 スティーブはチャーリーにチョコレートにナッツが入っていないことを確認します。 チャーリーはナッツのアレルギーを持っていました。 エレンの葬儀が終わり、ひと段落をしたのも束の間、グラハム一家も周囲では奇妙な出来事が起き始めます。 アニーが母の遺品を入れた段ボールを開けて整理をしていると、部屋の暗闇に誰かがいるような感覚に襲われます。 思い切って電気をつけても、そこには誰もいませんでした。

次の

映画『ヘレディタリー/継承』ネタバレあらすじ結末|映画ウォッチ

ヘレディタリー 感想

アメリカのホラー映画は数あれど、日本と違い悪魔が根底にあるために、幽霊的な怖さとはまた違う。 悪魔にかると肉体に乗り移ることが多いけど、日本は幽霊が単体で活躍することの方が多い。 映画「ヘレディタリー継承」も、日本とは感覚が違うことで、ホラーとしての少し足りないことが多いのだけれどやっぱりこれも少々足りなかった。 ただ、まとわりつくような不快感と気持ち悪さが残る映画で、単純なホラーではない人間的な恐怖が多分に含まれているので、典型的なホラー映画を期待して見なければ見応えのある映画には違いない。 含みを持たせるような終わり方なので、なにが起きたのか、そしてこれは本当に悪魔の話なのか、一から解説する 映画「ヘレディタリー継承」あらすじ グラハム家の祖母・エレンが亡くなった。 娘のアニーは、過去の出来事がきっかけで母に愛憎入り交じる感情を抱いていたが、家族とともに粛々と葬儀を行う。 エレンの遺品が入った箱には、「私を憎まないで」というメモが挟んであった。 アニーと夫・スティーヴン、高校生の息子・ピーター、そして人付き合いが苦手な娘・チャーリーは家族を亡くした喪失感を乗り越えようとするが、奇妙な出来事がグラハム家に頻発。 不思議な光が部屋を走る、誰かの話し声がする、暗闇に誰かの気配がする・・・。 やがて最悪な出来事が起こり、一家は修復不能なまでに崩壊。 そして想像を絶する恐怖が彼女たちを襲う。 祖母は• 本を捨てたとたんに、夫のカラダが燃える• 屋根裏への天井にしがみつき頭を打ち付けるアニー• 離れの小屋に飛んで入るアニーを見るピーター これらの行動は確かに現実的に不可能に思える。 そこで考えられるのは、 「妄想」というキーワードだ。 アニーの夢遊病は、灯油をかけてピーターを殺そうとしたり、蟻にまみれたピーターが見えたり、ベッドでピーターを引っ張ったり、妄想の塊のようなものだ。 おそらくアニーは 2重人格の症状がある。 墓を掘り起こし祖母を屋根裏に寝かせたのもアニーだろう。 統合失調症には、しばしば 「妄想」という症状が発生する。 そう考えると、これらの不可解な出来事は 「妄想」である可能性がある。 観客は妄想を見せられているのだ。 そう考えると夫のカラダを燃やしたのもアニーで、被害者面しているけど、同じように灯油をかけて燃やした可能性は否定できない。 それではピーターはどうだろう。 ピーターは屋根裏から落ちたタイミングで光がピーターの中に入っていた。 だが、本当にピーターは乗り移られたのだろうか。 屋根裏の下は花壇になっていて、即死するような場所でもない。 おそらく恐怖ののちに正気を失ってしまい、統合失調症のような症状が出ていると考えられる。 離れの小屋に飛んで入っていくように見えただけの話だ。 天井にくっついて頭を打ちつけているのも、ピーターが恐怖のなかで考えているだけで、実は本当でないのかもしれない。 ピーターは自分で鼻を打ちつけているが、光の輪のせいでもなく、おばさんの行動によって気が狂ってしまった果ての自傷行為かもしれない。 しかし、事実は分からない。 統合失調症も、医学的に解明されているわけでもない。 「妄想」の中で起きていることが、現実ではないと誰が言えるだろうか。 この映画は現実の危うさを不気味に伝えてくる。 映画「ヘレディタリー継承 」ネタバレ感想 悪魔の存在がショッキングというよりも、チャーリーの事故死の方がよほどショッキングだった。 柱にぶつけた後、ピーターの車中での行動はなかなかに怖かったし、朝、母親の出かける声を聞いた瞬間も背筋が凍った。 そんなわけないのに、ピーターの大丈夫だという言葉を信じたかったし、現実を直視できないピーターと同じ気持ちだった。 ただ、ここが最大の見せ所で、あとはしりすぼみしていく感を否めない。 なぜならチャーリーはこれ以降は笑わない少女という不気味さを活かしたホラー要素はまったくないからだ。 祖母の手紙から察するに、チャーリーの事故死も悪魔の王が肉体に魂を宿すための犠牲なわけなのだけれど、 ピーターに乗り移るかのような行動を見せるも、笑顔も見せず、ハトの頭をちょん切り、不気味な絵を描くという思わせぶりな行動を取らせておいて、これといった恐怖演出はないのは肩すかしポイントだろう。 説明したように、この映画はホラーとしてではなく、人間的な怖さを感じる映画として見る方をおすすめする。 見方を変えると、ずいぶん不気味に見えないだろうか。

次の