超初心者が快適にスマホとつきあうために 最近は携帯キャリア各社から発表される新機種もスマートフォンばかり。 特にAndroidを搭載したスマートフォンが続々と登場している。 最初の頃は、スマートフォンが好きだから買うというマニア層や新しいモノに飛びつくタイプの層が、スマートフォンのメインユーザーだったものの、最近は「最新の携帯電話」といったイメージで購入する人も多いようだ。 また、会社でスマートフォンを配布するケースも徐々に増えているようだ。 しかし残念なことに、スマホを使いこなすには少々勉強が必要である。 使い方が従来の携帯電話とはかなり違うのに親切な説明書など付属していないから、機械が苦手な人はすぐにつまずいてしまう。 本連載では、「スマホ超初心者」が楽しくスマホと付き合って行けることを目指して基本的な操作やTipsを紹介していこう。 なお、Android搭載スマートフォンといっても、その機能や見た目は千差万別。 本連載では筆者手持ちの「Softbank 001HT」の画面を中心に、同僚の持っている「IS03」の画面も含めて紹介するが、見た目や動きは適宜、自身の端末のものに読み替えてほしい。 かかってきた電話を取る練習をしよう 最初に紹介するのは、電話機能の使いこなしだ。 いろいろできるのがスマホの魅力とはいえ、まずは電話とメールくらいできなければ話にならない。 特に電話の取り方とかけ方は最初に覚えておきたいところだ。 待受状態で電話がかかってきた場合、大抵の端末は画面が光る。 どの番号からかかってきているのかという情報とともに、どういう動作をすれば電話がとれるかも表示されているはずだ。 具体的にどのような動きで電話がとれるのかは端末によって違うが、多くの端末では「ロックを解除してホーム画面を表示する動き」と似た動きが採用されている。 例えば、左から右にフリックしてホーム画面を表示する「IS03」では、ちょうどロック解除と同じ辺りに2つのボタンが表示される。 「左から右に」とロック解除と同じ動きをすると受話、「右から左に」と逆の動きをすると保留になる。 「Softbank 001HT」の場合、ロック解除は上から下へのフリックで、やはり受話は上から下へのフリックになる。 下から上にフリックすると拒否になる。 画面を表示している最中に着信した場合も、同様の画面が表示されているからそれをよく見ればどうすればいいのかすぐにわかる。 電話は突然かかってくるだけに慌ててしまいがちだが、落ち着いて画面を見れば受話は難しくない。 購入したら早いうちに家の電話機から自分でかけてみたり、家族にかけてもらったりして受話の経験をしておくと安心だ。 IS03の着信画面。 左右に表示されたボタンを横スライドさせると受信・保留ができる Softbank 001HTの着信画面。 相手の名前や番号が表示されている部分を上下にフリックすると応答か拒否ができる 受信できなかった場合には不在着信として待受画面に相手が表示されたりもする。 通知バーにも不在着信マークが出るはずだ 電話を切るには画面上のバーを使うのが便利 意外と難しいのは、電話を切ることだ。 まず、通話を終えようと思った時に画面が電話をかけた時のままになっていたら、「通話終了」などと表示されているボタンを押せばよい。 問題は「画面が変わってしまっていた時」だ。 スマホにはいろいろな機能が搭載されており、慣れてくると通話しながらカレンダーを表示して予定を確認したりもできるようになる。 しかし、そうすると通話画面が隠れてしまい、通話終了ボタンが押せなくなる。 思いがけずどこかに触れてしまい、画面が変わってしまうこともあるだろう。 そうした時は画面上の時計などが表示されている「通知バー」に受話器のマークが表示されているかどうか確認しよう。 通話相手が切ってくれていれば、受話器のマークは表示されない。 うまく切れていない時はこのマークが出ているから、通知バーを下に向かってフリックし「通話中」などと表示されているところをタップすると、通話画面が出てくる。 ここで「通話終了」などを押せば切れるというわけだ。 Softbank 001HTの通話中画面。 この画面がでている時は「通話を終了」で電話が切れる。 左上の緑の受話器マークが通話中の印だ IS03の通話中画面。 ここでは「通話終了」で電話が切れる。 電話中のマークは上バーの受話器マークだ 通話中に通知バーを下フリックしたメニュー。 「接続済み」となっている部分をタップすると通話中の画面に切り替わる Softbank 001HT 番号入力・発着信履歴から電話をかける 電話をかける方法も確認しておこう。 まず番号を入力してかける場合は「電話」アプリを呼び出す。 多くの端末ではホーム画面から簡単に呼び出せるよう、受話器マークのアイコンや電話用ボタンがホーム画面に配置されているはずだ。 もし見つけられないようならば「全てのアプリ」のアプリ一覧から「電話」を選択しよう。 うまく呼び出せれば、テンキーが表示される。 ここで番号を入力して「ダイヤル」や「発信」といったボタンを押せば電話がかかる。 着信履歴や発信履歴からかけたい場合も「電話」アプリを呼び出す。 端末によって表示は違うが、着信・発信の履歴がリスト化されているはずだ。 IS03はテンキーと発着信履歴がタブで分けて表示される 電話帳から電話をかける 電話帳から電話をかける場合は「連絡先」アプリを呼び出す。 なかには「電話帳」といった名称になっている端末もあるようだ。 頻繁に利用する人は、ぜひこのアプリのアイコンをホーム画面に置いておこう。 アプリを呼び出したら名簿を表示し、電話をかけたい相手の名前をタップする。 個人の情報一覧が表示されたら、携帯電話番号やオフィス電話番号など、かけたい番号をタップすれば発信画面が表示される仕組みだ。 特定の相手にだけ電話をかけることが多いならば、その相手への通話をするショートカットをホーム画面に置くことも可能。 ホーム画面の何もないところをロングタップして、表示されたメニューで「ショートカット」を選択する。 次のメニューで「直接発信」を選択すると連絡先リストが表示されるから、連絡したい相手を選択しよう。 ホーム画面に名前とアイコンが表示される。 このアイコンをタップすれば、ワンタッチで電話がかけられるようになる。 ホーム画面はどの端末でも7画面用意されている。 縦または横にフリックすると次の画面が表示されるから、どれか1枚をよく使う連絡先画面にしてしまうのもよい。 ホームボタンを押した時に表示される1枚目には時計やスケジュールなどパッと見るものを表示したほうが便利だから、2枚目以降を利用したほうが扱いやすいはずだ。
次のiPhoneのホーム画面から電話アイコンが消えた 先日知り合いが「iPhoneのホーム画面から電話アイコンが消えた!」と困っていたので、対処法を書き残しておきます。 まずはSpotlight検索 電話アプリをフォルダに入れているなど、単純にアイコンが見つからない場合はこちら。 ホーム画面で画面の真ん中あたりをタップして下方向にスワイプしましょう。 画面上部に検索窓が表示されるので、ここに「電話」と入力します。 すると検索結果の一覧に電話アプリが表示されます。 これをタップすると電話アプリが起動します。 フォルダに入れている場合は右側にフォルダ名が表示されているはずです。 電話をよく使う場合はフォルダから出して分かりやすい場所に移動しておくと良いでしょう。 検索でそもそも「電話」アプリが出てこない場合は次の方法を試してみてください。 これはホーム画面のレイアウトを工場出荷時のデフォルト状態にリセットするものです。 Spotlight検索でデフォルトアプリが見つからない場合は、レイアウトをリセットすることでアイコンが復活します。 リセットによってインストールしたアプリが消えることはありませんが、ホーム画面のアプリの並びがアルファベット順に整理されてしまいます。 リセット実行前にはホーム画面の各ページのスクリーンショットを撮っておくのが良いでしょう。 元の並びに戻すのが楽になります。 電話以外のプリインストールされたアプリがホーム画面から消えてしまった場合もこちらの対処法を試してみてくださいね。
次のスマホで通話中に画面が暗くなるのは… スマホで電話するとき、画面が暗くなるのは知っていますでしょうか? これはスマホがタッチパネルのため、頬や耳がさわって 画面をタッチしたかのようにご動作を防ぐための機能です。 はじめてiPhoneでこの機能を知ったとき、 なんと気が利くものだと思ったものです。 スマホには近接センサーというものが付いていて、 通話中に近接を感知すると画面を暗くするのです。 暗くするだけではなく、画面の操作に反応しなくなりますので、 耳や頬が当たってご操作につながることを防ぎます。 携帯電話の液晶をタッチパネルにするということは、 こういうことまで対処しなければならないんだと 改めて感じたものです。 画面を耳から離すと明るくなる 反対に、話が終わってスマホを耳から離すと、 画面が明るくなります。 こうして、電話を切るなどの操作ができます。 iPhoneの場合、近接センサーは次の場所にあります。 例えば通話中(留守電への通話でも)に、近接センサーを指で塞ぐと 画面が暗くなるのが試せます。 指を離せば明るくなります。 なるほど、よくできています。 結構多い近接センサーの誤動作 iPhone・アンドロイドともこの近接センサーの誤動作がありました。 誤動作するというのは、通話中でも画面が暗くならず、 耳や頬の接触によってスマホが予期せぬ動きをしてしまうことです。 誤動作の原因は、アンドロイドやiOSそのものの問題もあれば、 液晶保護シートや化粧が付いて誤反応することもあるようです。 誤反応すれば予期せぬ動きをすることになりますから、 近接センサーをきれいにしたり、保護シートが近接センサーを ふさいだりしないように気をつける必要があります。
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