ある日お姫様になってしまった件について ルーカス 正体。 ある日、お姫様になってしまった件について 1巻 AKIKO

転生先は、悲運のサブキャラプリンセス!? 韓国の人気作がついに発売!『ある日、お姫様になってしまった件について』第1.

ある日お姫様になってしまった件について ルーカス 正体

ある日、お姫様になってしまった件について23話ネタバレ こっそりとイゼキエル&ジェニットの後を追って温室へやってきたアタナシア&ルーカス。 「ビクビクすんな。 あっちは俺たちのことが見えないから。 それよりあの女は何だ?お前妹がいたのか?」 ジェニットを見ながら、そう言うルーカス。 アタナシアはルーカスの背後から温室の奥をのぞき込み、お人形のようなジェニットに、心の中で感動の声をあげます。 (うわあああ!ジェニットすごい!超キレイ!超可愛い!) ジェニットを観察していたルーカスは、「…変だな」と声をあげます。 「いくら見ても、あいつの魔力の波長は純粋な皇族のものじゃないぞ。 何かが混ざってるな」 「混ざってるって何が?」 「お前あの女知ってたのか?」 「え?なっ何が?」 「あいつの目があれでも驚きもしないで」 (えぇ~と…) 焦るアタナシア。 ジェニットはニコニコと可愛らしい顔で、「ホント?それなら行かなくてもいいじゃない」とイゼキエルへ笑いかけます。 「私が代わりに言ってあげるよ。 おじさんもおばさんも私が言ったら聞いてくれるはずよ」 「ジェニット」 「お兄ちゃんも本当はここを離れたくないって言えばいいじゃない」 「あぁ~。 だから子供にやさしい嘘は逆効果だよ」 二人の様子を見ながら、ルーカスは呆れている様子。 「君がそう言っても、僕は行くよ」 「どうして?私のお願いは全部聞いてくれたじゃない」 イゼキエルの言葉に、涙を浮かべるジェニット。 「完全にいなくなるわけじゃないよ。 学期中にも、顔を見に来るから」 「…」 「手紙をくれたら必ず返事するよ。 だから、僕が永遠に消えるみたいに泣かなくてもいいんだよ」 泣き出すジェニットを、困惑しながら宥めるイゼキエル。 「ちびっ子たちの青春劇場か?」 「ねえ!だからもう帰ろうって言ったじゃん!」 「チッ」 ルーカスが手を広げた瞬間、場所はアタナシアの自室へ戻りました。 「あの女、一体何者だ?キメラのようなキメラじゃないような、変わったやつだな」 (キメラ…は言い過ぎでしょ) ルーカスの言い様に、アタナシアは呆れます。 * 『かわいらしいお姫様』の女主人公ジェニット。 実はジェニットは母親のフェネロペ・ユディットによって「作られた」子どもだ。 (う~ん…ええと…) 正確に言うと、ジェニットを産んだのは間違いないけど、その過程が人為的ってこと。 フェネロペは、元々クロードの婚約者だった。 「お父様。 婚約発表を遅らせてください」 しかし彼女は正式な皇太子ではないクロードに満足できず、 皇太子だったアナスタシウスを誘惑した。 アナスタシウスは優れた能力を持つクロードを目の敵にしていた為… フェネロペを歓迎した。 クロードは不幸な幼年時代を過ごした。 そもそもクロードという名前の意味は「不自由な足」だ。 「クロード。 私が一生そばにいてあげるね」 アナスタシウスのベッドの上で、裸で抱き合うアナスタシウスとフェネロペ。 クロードはこの時ついに、血筋に対する一抹の期待さえ完全に断ち切ることになる。 その後アナスタシウスは皇帝となり、クロードの母親を殺し、黒魔法を利用してクロードまで消そうとした。 しかし、 逆にクロードの手で殺されたアナスタシウス。 アナスタシウスは死ぬ前にフェネロペを利用して一つの実験を行い、彼女は黒魔法を吹き込まれた子どもを身ごもる。 アナスタシウスは、自分より強い魔力を持つクロードを常に意識していた。 そこで彼は、クロードを超える強力な力を持つ子どもを作ろうとした。 フェネロペは… 「この子が私を高みへ引き上げてくれるはずよ。 この子が私を…!」 …しかし、結局出産中に死亡し、宝石眼だけを持った何の力もない子どもが生まれたのだ。 ここまでが、ジェニットの誕生秘話。 酷く不機嫌そうなアタナシア。 (だから、実はジェニットはクロードの実の娘でもなかったのよ!! だけど彼女が生まれた経緯は、当事者達以外は誰も知らなかったため、みんなジェニットをクロードの本当の娘だと思ったのだ。 つまり、何も知らずに騙されたってこと。 クロードはその後人間不信に陥り、堕落した生活を送っていたけど、そんな中… ダイアナと出会い、アタナシアが生まれる。 私はクロードがフェネロペを命よりも愛してたと思ったのに…。 だって原作で実の娘じゃないのをわかっていながらジェニットを受け入れた上に、肖像画までまだ持っていたから。 なのにどうして夢の中では…。 はぁ!ともかくあいつ、前世で私と何の因縁があったっていうの!?私の頭の中から出てけ!出てけ!今すぐ出てけ!) ソファーのクッションを叩き始めるアタナシア。 「なんでいきなり一人で発狂してんだよ?」 「一人で発狂って、子どもになんてこと言うの!?」 「お前、子どもじゃないじゃん」 ルーカスのセリフに、顔を青ざめさせるアタナシア。 「こっ、こここ子どもじゃないって何言ってるの?意味わかんない。 私は7歳だよ。 どう見ても子どもだって!」 「はいはい、7歳でしょうよ。 中身はちょっと老けてるけど」 (!!?) 「そ…れは…一体どういう意味?」 (こいつまさか、私のこと見抜いたの?はっ、そういえばジェニットの正体も一発で見通したよね) 怯えるアタナシアに、ルーカスは意味深に微笑みます。 「何の意味もないけど、さっき見たシロのとこの息子みたいにおとなびているってこと」 (なっ何?どうしてそんなに意味深長なの!?) * 「パパぁ!」 中庭にて、クロードに抱き着くアタナシア。 「パパぁ、会いたかったよぉ」 「バタバタ走るな。 転ぶぞ」 「パパ、パパ。 抱っこ~」 アタナシアが両手を挙げると、クロードはすっかり慣れた様子で抱き上げます。 クロードに頬ずりするアタナシア。 「今日の姫様は、なんだかクロみたいですね」 「そうだな」 フィリックスとクロードの言葉に、アタナシアはうっと言葉が詰まります。 (ジェニットを見てきたから知らずのうちについ…。 ともかく完全に立場を固めて生き残らなきゃ!) 「アーティ、クロみたいに可愛い?」 「恐らく全大陸中で一番可愛らしいですよ」 真顔で答えるフィリックスに、クロードは鼻を鳴らします。 (い…いや、そこまで言う必要はなくて…) 「たわけたことを」 「こんなに可愛くて美しいんですよ。 姫様のように愛らしい子どもは、この世にいないはずです」 「ムダ口叩いてないで、10歩下がれ」 * 「魔法使いは話し相手として使えそうか?」 (ん?ルーカスのこと?) 「もし気に入らないなら、他の子どもを探してもいい」 クロードの言葉に、アタナシアは固まります・。 「一体なぜ友達が必要なのかよくわからんが、フィリックスがうるさいからな。 だから望むなら、話し相手となるような他の子どもを探そう」 アタナシアを抱き上げたままそう言うクロード。 アタナシアはギュッとクロードの髪を掴みます。 「?何だ?」 (い、いや、クロードの皮を被った別の人なんじゃないかって…) 「離せ」 (はい) パッと手を放すアタナシア。 「アーティは、フィリックスと魔法使いのお兄ちゃんが好きだよ。 パパが見つけてくれた友達だから好きなのかな」 (なんて自然な愛嬌!) 無邪気に笑うアタナシアを、クロードはしばし見つめます。 「気にいったならいい」 アタナシアを抱き締めると、何度もアタナシアの髪を撫でます。 初めは戸惑っていたアタナシアも、そのうち自然と笑みが溢れ出たのでした。 * その後、イゼキエルがアルランタへ旅立ったという知らせを聞いた。 (私に待っててって言ってたけど…) アタナシアはイゼキエルとジェニットを思い出して、ダンッと机を叩きます。 (いや!重要なのは10歳の子どもに私が知識で負けたってことよ!) 「このままじゃダメ!もっとも~っと勉強しなきゃ!!」 ライバル意識からメラメラと燃えるアタナシアに、ルーカスは戸惑います。 「何だ?また勉強?いい加減にしろよ」 真剣な表情で机に向かうアタナシアと、ソファーに座ったまま無言でそれを見つめるルーカス。 制服を着て友人らと肩を並べて歩くイゼキエル。 ベッドの上で人形を抱き締めたまま涙を浮かべているジェニット。 (そして、数年の歳月が流れた) 23話はここで終了です。

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ある日、お姫様になってしまった件について 1巻 AKIKO

ある日お姫様になってしまった件について ルーカス 正体

無料漫画アプリ・、で連載中の「ある日、お姫様になってしまった件について」作家Spoon、Plutus、原題・어느 날 공주가 되어버렸다 ある日突然、小説の中の姫に生まれ変わってしまった主人公。 しかも実父に殺される運命の姫に。 血も涙もない冷血な皇帝クロードの娘として生まれ変わってしまった主人公が、生き残るために奮闘する異世界転生ファンタジー漫画です。 毎週日曜日に最新話が更新されます。 前回のあらすじは、イゼキエルと話すアタナシア。 何故こんなことになっているのかと、イラっとしたアタナシアは、ついルーカスの名を呟くと、一瞬で皇宮に戻された。 怒りのあまりルーカスを叩いた彼女。 大魔法使いである彼は、親にも叩かれたことがなかったので、かなり刺激的な体験だったようだ。 その後アタナシアは、きちんと挨拶もせずイゼキエルのもとから消えたことを気にし、ルーカスに再度瞬間移動をお願いする。 今度はイゼキエルの部屋の暖炉の中に転送された彼女。 身元がバレないように瞳の色を赤く変えてもらったので、色々とイゼキエルを驚かすことになった。 彼は勉強中とのことで、詳細を聞くと、聞いたこともない難しい本を勉強していた。 全ての学問において、アタナシアよりもイゼキエルの方が進んでいたが、彼もアタナシアの習得範囲の広さに驚いていた。 するとジェニットがイゼキエルに遊んでほしくて、あれこれとお願いしにきた。 イゼキエルは後で戻ると言い、ジェニットと温室へ。 アタナシアは帰るつもりだったが、いつの間にかルーカスが来ており、温室を見に行くと言い出すのだった。 ルーカスの、お前には妹がいたのかと言うその先に、とても可愛らしいジェニットの姿が見えた。 ルーカスは、いくら見てもあの娘の魔力は純粋な皇族のものではない、何かが混ざっていると言うので、アタナシアが何がと聞くと、あの娘の宝石眼を見ても驚かないから、あの娘の存在を知っていたのかと聞き返される。 ジェニットは、イゼキエルと離れたくなくて、彼をなんとか説得しようとしていたようだった。 しかしそれが無理とわかり、泣き出す彼女を、イゼキエルは優しくなだめる。 アタナシアはルーカスに帰るよう促し、二人は皇宮に瞬間移動する。 ルーカスは、キメラのようでキメラじゃないジェニットの正体が気になっているようだった。 それがどういうことなのか、原作を知るアタナシアは、ジェニットの誕生秘話を知っていた。 「かわいらしいお姫様」の主人公ジェニットは、母親のフェネロペ・ユディットによって、人為的に作られた子供なのだ。 フェネロペは、元々クロードの婚約者だったのだが、彼女は正式な皇太子でないクロードに満足できず、皇太子であったクロードの兄アナスタシウスを誘惑した。 アナスタシウスは、優れた能力を持つ弟を妬んでいたため、フェネロペを歓迎。 不自由な足という意味を持つ名前のクロードは、不幸な幼年時代を過ごした。 誰からも見向きもされず、さらに一生そばにいると言った婚約者は兄と寝ていた。 その現場を目撃した彼は、血筋に対する一抹の期待さえ完全に断ち切るようになった。 アナスタシウスは皇帝になると、クロードの母親を殺し、黒魔法を使いクロードまで消そうとした。 だが、クロードに返り討ちにされ殺される。 クロードの冷たい目を見たフェネロペは、慌てて逃げたのだった。 アナスタシウスは死ぬ前に、黒魔力が吹き込まれた子供を、フェネロペに身ごもらせた。 彼は自分より強い魔力を持つクロードを常に意識していたため、クロードを超える強力な魔力を持つ子供を作ろうとしていたのだ。 フェネロペは、この子が私を高みに押し上げてくれるはずと期待し出産したが、出産中に死亡し、宝石眼を持つ何の力もない子供が生まれたのだった。 だからジェニットはクロードの実の娘ではないのだ。 だが、彼女が生まれた経緯は当事者以外は知らなかったため、皆ジェニットをクロードの実子だと思ったのだ。 人間不信に陥ったクロードは、堕落した生活を送っていたが、ダイアナと出会い、アタナシアを授かったのだった。 アタナシアは、クロードが実の娘でないと理解しているのにジェニットを愛し、フェネロペの肖像画までまだ持っていたのを見たので、クロードはフェネロペを命より愛していると思っていた。 だが夢の中では、あの妖精のお姉さんを本当に愛しているようだった。 イライラモヤモヤしたアタナシアは、クッションを叩く。 それを見たルーカスは、なんでいきなり発狂しているのだと言う。 子供に向かってなんてこと言うのと彼女が言い返すと、お前子供じゃないじゃん、とズバリ言われる。 意味分かんない、どうみても7歳でしょうと慌てるアタナシアは、7歳でしょうよ中身は少し老けてるけど、と言われてしまう。 まさか私のこと見抜いたのかと青くなるアタナシアは、どういう意味かと恐る恐る聞く。 ルーカスは、意味はないが、さっきのシロの息子みたいに大人びているってことだと言い、とてもかわいらしく微笑んだ。 意味深で怖いルーカスなのであった。 ある日、アタナシアは、クロードに会いたかった、抱っこしてとせがみ、抱っこされると顔をすりつけ、いつになく甘えた。 フェリックスは、今日の姫様はクロみたいですねと言う。 実はジェニットの愛らしさをみたアタナシアは、危機感を覚え、立場を固めようと考えたのだ。 アーティ、クロみたいにかわいい、とフィリックスに聞くと、全大陸中で一番可愛らしいと真剣に答える彼。 クロードはフィリックスに、10歩下がるよう命じるのだった。 クロードは、魔法使いの子供は話し相手として使えそうか聞いてくる。 気に入らないなら他の子供を探してもいい、友だちの必要性がわからないが、フィリックスがうるさいからという彼。 望むなら他の子供を探そうと言うクロードに、別人かと思ったアタナシアは、彼の髪をつまむ。 アーティは、フィリックスと魔法使いのお兄ちゃんが好き、パパが見つけてくれた友だちだからかなと、自然に愛嬌をふりまくアタナシア。 クロードは少し沈黙し、気に入ったのならいい言い、彼女の頭を撫でた。 そよそよと心地の良いそよ風と木漏れ日、そして父の優しい手が嬉しくなったアタナシアは、自然な笑顔になり、父にギュッと抱きつくのだった。 その後、イゼキエルがアルランタへ旅立ったと聞いたアタナシアは、イゼキエルがジェニットを抱きしめ、なぐさめたシーンを思い出す。 だが10歳の子供に知識で負けたことが重要だ、もっと勉強しなきゃと、火がつくアタナシア。 勉学に燃えるアタナシア、とらえどころない大魔法使いルーカス、アルランタに留学したイゼキエル、イゼキエルとの別れを悲しむジェニット。 そうして数年の歳月が流れたのだった。 漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」23話の感想 ジェニットにまさかの誕生秘話でしたね。 クロードの実子ではなかったという。 では何故、実子であるはずのアタナシアを放置した上に殺してしまったのでしょうか。 それほどフェネロペが愛しかったのかと思ってしまいますよね。 あれほど愛したダイアナの娘で、自分の実子であるのに、ダイアナを失ったショックで絶望から抜けきれない彼は、ダイアナを思わせるアタナシアを憎み続けていました。 だからと言って、いくら殺そうと思っていても実際に手にかけるのは、狂気に飲まれているとしか思えませんね。 まして、浮気した婚約者と、自分の母を殺し自分まで殺そうとした兄の子供を愛するなんて、彼の気持ちを理解するのは難しいですね。 ただ生まれたジェニットには、何の罪もありません。 彼女もこの皇族の血筋争いに巻き込まれた、可愛そうな子だと思ったのかもしれないですね。 でもそうだとすると、ますますアタナシアの存在が可哀想です。 彼女も望んでこのように生まれたわけではないですからね。 ちなみに、クロードの寝室に、フェネロペの肖像画がありましたね。 ガラスにヒビが入った状態で。 どういうつもりで置いていたのか、やはりそれほどフェネロペを愛していたのかと思ってしまいます。 愛した婚約者に裏切られ、愛したダイアナはすぐ死んでしまいます。 彼が愛情を求める先は常に不在で、心が疲れ切ってしまっているのでしょう。 彼に愛情を注ぐ存在がいれば、彼は落ち着くことができるのでしょうが、その存在はアタナシアなのかジェニットなのか。 どうか皆が幸せになるように収まるといいですね。 次回のエピソードは それではここまで読んで下さってありがとうございました また次回もお楽しみに.

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ある日お姫様になってしまった件についてという漫画にどハマりしてし...

ある日お姫様になってしまった件について ルーカス 正体

無料漫画アプリ・、で連載中の「ある日、お姫様になってしまった件について」作家Spoon、Plutus、原題・어느 날 공주가 되어버렸다 ある日突然、小説の中の姫に生まれ変わってしまった主人公。 しかも実父に殺される運命の姫に。 血も涙もない冷血な皇帝クロードの娘として生まれ変わってしまった主人公が、生き残るために奮闘する異世界転生ファンタジー漫画です。 毎週日曜日に最新話が更新されます。 前回のあらすじは、イゼキエルと話すアタナシア。 何故こんなことになっているのかと、イラっとしたアタナシアは、ついルーカスの名を呟くと、一瞬で皇宮に戻された。 怒りのあまりルーカスを叩いた彼女。 大魔法使いである彼は、親にも叩かれたことがなかったので、かなり刺激的な体験だったようだ。 その後アタナシアは、きちんと挨拶もせずイゼキエルのもとから消えたことを気にし、ルーカスに再度瞬間移動をお願いする。 今度はイゼキエルの部屋の暖炉の中に転送された彼女。 身元がバレないように瞳の色を赤く変えてもらったので、色々とイゼキエルを驚かすことになった。 彼は勉強中とのことで、詳細を聞くと、聞いたこともない難しい本を勉強していた。 全ての学問において、アタナシアよりもイゼキエルの方が進んでいたが、彼もアタナシアの習得範囲の広さに驚いていた。 するとジェニットがイゼキエルに遊んでほしくて、あれこれとお願いしにきた。 イゼキエルは後で戻ると言い、ジェニットと温室へ。 アタナシアは帰るつもりだったが、いつの間にかルーカスが来ており、温室を見に行くと言い出すのだった。 ルーカスの、お前には妹がいたのかと言うその先に、とても可愛らしいジェニットの姿が見えた。 ルーカスは、いくら見てもあの娘の魔力は純粋な皇族のものではない、何かが混ざっていると言うので、アタナシアが何がと聞くと、あの娘の宝石眼を見ても驚かないから、あの娘の存在を知っていたのかと聞き返される。 ジェニットは、イゼキエルと離れたくなくて、彼をなんとか説得しようとしていたようだった。 しかしそれが無理とわかり、泣き出す彼女を、イゼキエルは優しくなだめる。 アタナシアはルーカスに帰るよう促し、二人は皇宮に瞬間移動する。 ルーカスは、キメラのようでキメラじゃないジェニットの正体が気になっているようだった。 それがどういうことなのか、原作を知るアタナシアは、ジェニットの誕生秘話を知っていた。 「かわいらしいお姫様」の主人公ジェニットは、母親のフェネロペ・ユディットによって、人為的に作られた子供なのだ。 フェネロペは、元々クロードの婚約者だったのだが、彼女は正式な皇太子でないクロードに満足できず、皇太子であったクロードの兄アナスタシウスを誘惑した。 アナスタシウスは、優れた能力を持つ弟を妬んでいたため、フェネロペを歓迎。 不自由な足という意味を持つ名前のクロードは、不幸な幼年時代を過ごした。 誰からも見向きもされず、さらに一生そばにいると言った婚約者は兄と寝ていた。 その現場を目撃した彼は、血筋に対する一抹の期待さえ完全に断ち切るようになった。 アナスタシウスは皇帝になると、クロードの母親を殺し、黒魔法を使いクロードまで消そうとした。 だが、クロードに返り討ちにされ殺される。 クロードの冷たい目を見たフェネロペは、慌てて逃げたのだった。 アナスタシウスは死ぬ前に、黒魔力が吹き込まれた子供を、フェネロペに身ごもらせた。 彼は自分より強い魔力を持つクロードを常に意識していたため、クロードを超える強力な魔力を持つ子供を作ろうとしていたのだ。 フェネロペは、この子が私を高みに押し上げてくれるはずと期待し出産したが、出産中に死亡し、宝石眼を持つ何の力もない子供が生まれたのだった。 だからジェニットはクロードの実の娘ではないのだ。 だが、彼女が生まれた経緯は当事者以外は知らなかったため、皆ジェニットをクロードの実子だと思ったのだ。 人間不信に陥ったクロードは、堕落した生活を送っていたが、ダイアナと出会い、アタナシアを授かったのだった。 アタナシアは、クロードが実の娘でないと理解しているのにジェニットを愛し、フェネロペの肖像画までまだ持っていたのを見たので、クロードはフェネロペを命より愛していると思っていた。 だが夢の中では、あの妖精のお姉さんを本当に愛しているようだった。 イライラモヤモヤしたアタナシアは、クッションを叩く。 それを見たルーカスは、なんでいきなり発狂しているのだと言う。 子供に向かってなんてこと言うのと彼女が言い返すと、お前子供じゃないじゃん、とズバリ言われる。 意味分かんない、どうみても7歳でしょうと慌てるアタナシアは、7歳でしょうよ中身は少し老けてるけど、と言われてしまう。 まさか私のこと見抜いたのかと青くなるアタナシアは、どういう意味かと恐る恐る聞く。 ルーカスは、意味はないが、さっきのシロの息子みたいに大人びているってことだと言い、とてもかわいらしく微笑んだ。 意味深で怖いルーカスなのであった。 ある日、アタナシアは、クロードに会いたかった、抱っこしてとせがみ、抱っこされると顔をすりつけ、いつになく甘えた。 フェリックスは、今日の姫様はクロみたいですねと言う。 実はジェニットの愛らしさをみたアタナシアは、危機感を覚え、立場を固めようと考えたのだ。 アーティ、クロみたいにかわいい、とフィリックスに聞くと、全大陸中で一番可愛らしいと真剣に答える彼。 クロードはフィリックスに、10歩下がるよう命じるのだった。 クロードは、魔法使いの子供は話し相手として使えそうか聞いてくる。 気に入らないなら他の子供を探してもいい、友だちの必要性がわからないが、フィリックスがうるさいからという彼。 望むなら他の子供を探そうと言うクロードに、別人かと思ったアタナシアは、彼の髪をつまむ。 アーティは、フィリックスと魔法使いのお兄ちゃんが好き、パパが見つけてくれた友だちだからかなと、自然に愛嬌をふりまくアタナシア。 クロードは少し沈黙し、気に入ったのならいい言い、彼女の頭を撫でた。 そよそよと心地の良いそよ風と木漏れ日、そして父の優しい手が嬉しくなったアタナシアは、自然な笑顔になり、父にギュッと抱きつくのだった。 その後、イゼキエルがアルランタへ旅立ったと聞いたアタナシアは、イゼキエルがジェニットを抱きしめ、なぐさめたシーンを思い出す。 だが10歳の子供に知識で負けたことが重要だ、もっと勉強しなきゃと、火がつくアタナシア。 勉学に燃えるアタナシア、とらえどころない大魔法使いルーカス、アルランタに留学したイゼキエル、イゼキエルとの別れを悲しむジェニット。 そうして数年の歳月が流れたのだった。 漫画「ある日、お姫様になってしまった件について」23話の感想 ジェニットにまさかの誕生秘話でしたね。 クロードの実子ではなかったという。 では何故、実子であるはずのアタナシアを放置した上に殺してしまったのでしょうか。 それほどフェネロペが愛しかったのかと思ってしまいますよね。 あれほど愛したダイアナの娘で、自分の実子であるのに、ダイアナを失ったショックで絶望から抜けきれない彼は、ダイアナを思わせるアタナシアを憎み続けていました。 だからと言って、いくら殺そうと思っていても実際に手にかけるのは、狂気に飲まれているとしか思えませんね。 まして、浮気した婚約者と、自分の母を殺し自分まで殺そうとした兄の子供を愛するなんて、彼の気持ちを理解するのは難しいですね。 ただ生まれたジェニットには、何の罪もありません。 彼女もこの皇族の血筋争いに巻き込まれた、可愛そうな子だと思ったのかもしれないですね。 でもそうだとすると、ますますアタナシアの存在が可哀想です。 彼女も望んでこのように生まれたわけではないですからね。 ちなみに、クロードの寝室に、フェネロペの肖像画がありましたね。 ガラスにヒビが入った状態で。 どういうつもりで置いていたのか、やはりそれほどフェネロペを愛していたのかと思ってしまいます。 愛した婚約者に裏切られ、愛したダイアナはすぐ死んでしまいます。 彼が愛情を求める先は常に不在で、心が疲れ切ってしまっているのでしょう。 彼に愛情を注ぐ存在がいれば、彼は落ち着くことができるのでしょうが、その存在はアタナシアなのかジェニットなのか。 どうか皆が幸せになるように収まるといいですね。 次回のエピソードは それではここまで読んで下さってありがとうございました また次回もお楽しみに.

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