アスピリン 喘息 使用 できる 鎮痛 薬。 NSAIDs解熱鎮痛薬不耐症・過敏症/症状と対応:アスピリン喘息(NSAIDs過敏喘息)

アスピリン喘息に使えるNSAIDsは?

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原因 アスピリン喘息の原因は、一部の解熱鎮痛剤(NSAIDs)です。 NSAIDsのはたらき 痛みや発熱があるときに体内で出現している炎症反応には、「アラキドン酸カスケード」が深く関与しています。 これにより各種の炎症性物質が産生されており、血管や白血球などに作用します。 解熱鎮痛剤であるNSAIDsは、このアラキドン酸カスケードにはたらきかけることで炎症性物質の産生を抑え、解熱鎮痛効果を発揮します。 NSAIDsとアスピリン喘息 NSAIDsの投与により産生が抑制される炎症性物質のひとつに、プロスタグランジンE2があります。 プロスタグランジンE2の減少によって、マスト細胞をはじめとする発作に関与する細胞が活性化します。 それによって気管支の収縮が引き起こされるため、喘息発作が出現することになります。 症状 解熱鎮痛剤を使用してから、1時間ほど経ってから症状が現れます。 症状は鼻詰まりや鼻水から始まり、咳や 喘鳴 ぜんめい (ひゅうひゅうという呼吸音)、呼吸困難が現れます。 呼吸器症状に加えて吐き気や腹痛、下痢などの腹部症状を伴うこともあります。 こうした症状は半日から1日持続します。 原因となる解熱鎮痛剤を内服した場合だけでなく、座薬や貼り薬、塗り薬として使用しても症状が現れることがあります。 アスピリン喘息は、成人になってから発症することがほとんどで、小児期にがなかった方が大人になってから喘息症状が現れるようになった場合には疑われます。 小児喘息にはアトピー体質が関与していることが多いですが、アスピリン喘息はアトピー素因がない方にも発症します。 その他、アスピリン喘息にはや はなたけ を合併することが多いことも知られています。 そのため、鼻汁が多い、においを感じにくいなどの症状を訴えることもあります。 治療 一般的な治療とほぼ同様で、急性発作時の治療と慢性期の管理に分類されます。 急性期治療 アスピリン喘息は急速に症状が悪化するため、迅速な対応が必要です。 体内の酸素が不足している場合には、酸素投与が行われます。 また、喘息症状とNSAIDsへの過敏症状を抑えるためにエピネフリンが投与されることも多いです。 一般的な喘息の発作時にはステロイド薬が点滴で投与されることが多いですが、アスピリン喘息の場合、点滴ステロイド薬の種類によっては症状を悪化させることがあるため、その使用に関して注意が必要です。 症状だけでは通常の喘息発作なのかアスピリン喘息の発作なのかは判断できません。 そのため、アスピリン喘息との診断がついていない場合には、点滴ステロイド薬はゆっくりと投与する必要があります。 その他、抗ヒスタミン薬、抗ロイコトリエン薬、アミノフィリンといった薬剤も使用されることがあります。 通常は、きっかけとなったNSAIDsの使用から数時間で症状は消失します。 症状が持続したり重症化したりするような場合には、NSAIDsのために体内での産生量が低下しているプロスタグランジンE1を点滴で補充することもあります。 慢性期治療 慢性期の治療は、ステロイド薬の吸入が基本になります。 また、抗ロイコトリエン薬やクロモグリク酸ナトリウムといった抗喘息薬の有効性が比較的高いこともわかっています。 さらに、やの治療として内視鏡下手術が行われたり、点鼻ステロイド薬が使用されることもあります。 アスピリン喘息の場合、NSAIDsの使用を避けることで急性期の発作を起こさないようにすることが可能です。 患者さんには、自分自身がアスピリン喘息であることを示す「患者カード」を携行してもらい、薬の処方を受ける際や市販薬を購入する際にカードを提示することで不適切なNSAIDsの処方を避けることができます。

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アスピリン喘息(解熱鎮痛薬過敏喘息)に有効な治療薬の発見

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ほとんどのNSAIDsの添付文書をみると禁忌欄に「アスピリン喘息」とあります。 アスピリン喘息について、具体的にどのような症状が起こるのか、機序、原因となる薬剤についてまとめてみました。 アスピリン喘息とは? アスピリン喘息は、アスピリンだけでなくロキソプロフェンナトリウムやジクロフェナクナトリウムなどの 非ステロイド性抗炎症薬(non-steroidalantiinflammatory drugs, NSAIDs)が原因となっておこります。 喘息だけでなく、 鼻汁や 鼻閉といった 鼻症状を伴います。 自覚症状としてはNSAIDs使用後1時間以内に鼻閉や鼻汁といった鼻症状に続き、咳、喘鳴や呼吸困難が起こるのが特徴です。 アスピリン喘息の機序 アラキドン酸カスケードの簡単な図をもとにアスピリン喘息のメカニズムについて説明します。 アラキドン酸はシクロオキシゲナーゼとリポキシゲナーゼによって分解されます。 アスピリン喘息の具体的な機序は明らかでないそうですが、NSAIDsによってアラキドン酸の代謝のバランスが崩れることが影響しているといえそうです。 特にロイコトリエンの中でも LTC4、 LTD4、 LTE4がアスピリン喘息に重要な役割を担っているとされています。 酸性・中性のNSAIDsは添付文書ではアスピリン喘息に禁忌 酸性、中性のNSAIDsは添付文書上では「アスピリン喘息に禁忌」となっています。 酸性のNSAIDs ・サリチル酸系 (アスピリン・バファリン) ・アントラニル酸系 (ポンタール) ・フェニル酢酸系 (ボルタレン) ・インドール酢酸系 (クリノリル・インテバンなど) ・ピラノ酢酸系 (ハイペン) ・イソキサゾール酢酸系 (ジソペイン) ・ナフタレン系 (レリフェン) ・プロピオン酸系 (ロキソニン・ニフランなど) ・オキシカム系 (モービック・ロルカムなど) 中性のNSAIDs コシキブ系 (セレコックス) 塩基性のNSAIDsはソランタールが禁忌 ペントイル(一般名: エモルファゾン)はアスピリン喘息にも投与可能となっていますが2017年3月をもって 販売中止となります。 塩基性のNSAIDsについては ソランタール(一般名: チアラミド)が添付文書上はアスピリン喘息に禁忌となっています。 実際はソランタール・セレコックスは使用されるケースあり ソランタールは添付文書上では「アスピリン喘息に禁忌」となっていますが、実際には塩基性消炎薬はアスピリン喘息に使用できるとされています。 PL顆粒や多くの塩基性消炎薬の添付文書では、アスピリン喘息に禁忌となっているが、その根拠はほとんどなく、使用可能である。 引用元 独立行政法人国立病院機構相模原病院臨床研究センター またCOX2を選択的に阻害する セレコックス(一般名: セレコキシブ)や、COX2に選択性の高い モービック(一般名: メロキシカム)、 ハイペン(一般名: エトドラク)も添付文書上では「アスピリン喘息に禁忌」ですが、重症不安定でなければ使用されるケースもあります。

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アスピリン喘息に使えるNSAIDsは?

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(2018. 11更新) アスピリン喘息はアスピリンに限らず、すべての非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)でも誘発されます。 この仕組は通常のアレルギー反応ではありません。 アラキドン酸代謝カスケードの中でNSIDsによるシクロオキシゲナーゼ(COX)の阻害の結果、COXとは別の経路のリポキシゲナーゼによる代謝経路に流れることによってロイコトリエン産生が増加するために発作が誘導されると考えられています。 アセトアミノフェンは歴史の長い解熱鎮痛薬ですが、その作用機序はあまりよくわかっていません。 これで、慢性疼痛の治療薬として改めて注目されるようになりました。 海外において,アセトアミノフェンは鎮痛剤の標準薬として広く活用されています。 例えば、WHO はアセトアミノフェンをエッセンシャルドラッグとし、各国の様々なガイドラインも鎮痛の薬物療法の第一選択薬としています。 アセトアミノフェンはCOXの阻害活性はわずかで、NSAIDsほど強くはありません。 詳細は明らかになっていませんが、中枢性に鎮痛作用がはたらいているものと考えられています。 そのため、論理的にはアスピリン喘息を引き起こすとは考えにくいです。 しかし、アセトアミノフェンの添付文書には禁忌とされています。 アセトアミノフェンがアスピリン喘息患者に喘息を誘発する頻度と重症度はNSAIDsに比べれば低いといえます。 しかし、全く誘発しないかとは言えないようです。 つまり、アスピリン喘息歴のある患者さんが解熱鎮痛薬を必要とする場合、 たとえアセトアミノフェンであってもまずは少量から試みるなどの慎重な対応が必要になるでしょう。 また、アセトアミノフェンをなんの目的で使うかについても考える必要があります。 例えば、 鎮痛目的の場合、 最近では慢性疼痛に対する薬剤は非麻薬性のオピオイドなどを含めてアラキドン酸カスケードに関係しない鎮痛薬が使えるようになってきて、以前よりは薬剤選択の幅は広がっています。 ヨシピリン 吉田製薬• ソセゴン錠 25mg 丸石• ペルタゾン錠 25 日本化薬• キョーリン AP2 配合顆粒 杏林• トラマールOD錠25mg、50mg 日本新薬• ワントラム錠 100mg 日本新薬• ノイロトロピン錠 4 単位 日本臓器• ノルスパンテープ 久光• レペタン坐剤(大塚) アスピリン喘息患者さんに対する 解熱を目的とする場合、 本来の原因療法を前提とするのは言うまでもありませんが、どうしても解熱が必要な場合にはアセトアミノフェンの少量投与から試みるべきでしょう。 選択的COX-2阻害薬であるセレコキシブはアスピリン喘息患者の喘息誘発を起こしにくいとされる研究報告があります。 もちろん、セレコキシブもアセトアミノフェン同様に添付文書にはアスピリン喘息患者に対して禁忌となっています。 アセトアミノフェン同様慎重な対応が必要となります。 セレコキシブとアセトアミノフェンのどちらがアスピリン喘息患者さんに対して安全に使用できるかについては明らかになってはいません。 【参考】喘息予防・管理ガイドライン 2018 1. ただし、禁忌とされた薬剤でも医学的根拠に乏しい場合もある 例:セレコキシブ• 141• 120• 208•

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