眼窩 底 骨折 手術。 知っておきたい眼科の救急(III 眼部鈍的外傷):救急小冊子

眼窩底骨折 // ECP Medical Book //

眼窩 底 骨折 手術

眼窩底骨折が心配な方 眼窩底骨折では、顔面への強い衝撃、外傷が原因で眼球の周りの骨が折れて、眼球の陥没や変形、物が二重に見える(複視)、視野の一部が欠ける、頬や上唇が痺れるなどの症状が出現します。 多くの場合、顔や頭を受傷された時点で救急科や脳外科、整形外科を受診されていると思います。 まずはそれらの診療科の医師に眼窩底骨折について検査してもらい、疑われる、もしくは診断された場合には耳鼻咽喉科、形成外科、頭頸部外科を紹介してもらう流れになるでしょう。 もしそういった紹介を受けなかったけれども眼窩底骨折かなと疑っている場合、受診の候補としては耳鼻咽喉科、形成外科、頭頸部外科の病院やクリニックが適してい... 眼窩底骨折でお困りの方 眼窩底骨折の治療としては、保存的治療(様子観察)と手術があります。 ほとんどの場合、まずは保存的治療が行われます。 複視や頬・下唇の痺れが改善するためには、1-6ヶ月ほどかかります。 複視の症状が強い場合、目を動かす筋肉が圧迫されている場合、眼球が陥没してしまっている場合には手術が検討されます。 複視や痺れの症状を早く改善させるために手術を行う場合もありますし、あるいは眼球が陥没していた場合には手術をしなければ改善しません。 どういった場合に手術をするか、どの方法で手術をするかは、診療科や医師による差が大きいです。 耳鼻咽喉科、形成外科、頭頸部外科の病院で手術を行っている病院を探したり、紹介...

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眼窩底骨折(形成外科)手術体験談②後遺症?涙がとまらない~完治にむけて退院までの道のり

眼窩 底 骨折 手術

眼窩底骨折の手術適応とは? 手術適応とは「手術をした方がメリットがある状況」という意味で、眼窩底骨折の場合は以下のような症状が手術適応です。 手術適応• 眼窩壁の骨折があっても、複視や眼球陥没などの症状が無ければ手術はしません。 複視の多くは骨折部の腫れや出血が吸収されると改善してきます。 訴えが複視だけで、CT検査で問題が無い場合には、改善状況を見てから手術するか否かをきめます。 外見上の眼の落ち窪み(眼球陥没)の修正には原則として手術が必要です。 出典: 状況によっては緊急手術が行われる場合もあるそうです。 私はざっくり以下のように説明を受けました。 眼窩底骨折 主な手術適応• 物が2重に見える複視が解消しない• 目が窪む眼球陥没 わたしの場合 当時の私の状態や、検査結果はこんな感じです。 視力や目の様子• 視力や物が2重に見える 複視はない• 上を向くと目がズキっと痛むものの 眼球運動も問題ない• 眼球陥没はごくわずかでパッ見では分からないものの、良く見るとわずかに目が窪んでいる 痺れ• 左の上唇から左目にかけて痺れがある• 口の中も痺れている 手術すべきかズバリ聞いてみた 手術した方が良いのかと率直に聞いてみたところ「視力に問題がないので絶対に手術すべきとまでは言えないが痺れもあるので、 手術した方が良いのでは」という回答でした。 手術をした場合としなかった場合のメリット、デメリットを教えてもらいました。 手術をした場合 メリット• 手術しないより眼球陥没 目の窪み は防げると思われる• 痺れが改善すると思われる デメリット• 視神経などに近い場所の手術のため失明などのリスクもゼロではない• 手術しても、痺れや眼球陥没が100%完治するかは分からない 手術をしない場合 メリット• 失明などメスを入れるリスクがない デメリット• 腫れがひくと、今よりもう少し眼球陥没する可能性がある• 痺れは恐らく現状のまま残る こればっかりは一言で眼窩底骨折といっても人によって症状も違いますし、して良かったと思うのか、しなければ良かったと思うのかは後遺症なども含めて結果論ですので、どちらが良いかっていうのは本当に難しいですよね。 どちらにしても納得できるまで熟考するしかないかなと思います。 と言いつつも私はというと、なんとなく会話の流れで手術することになってしまいました。 軽い感じで「もし手術するならいつ頃ですかね?」って聞いてみたんです。 手術には他の大学病院からもう一人先生が立ち会うとかで、その先生の都合や、手術室の空き状況など確認して「手術ですが〇月〇日でどうですか?」って言われたんです。 「あ、じゃあ〇月〇日で・・・」って言ってしまいました 笑 そんな感じであっさり手術することになったのですが今度は人工プレートを使うか、自分の骨を移植するかという話になりました。 人工プレート?自分の骨を移植する? 要は折れたところに代わりに何を入れるかって話です。 私の手術は人工プレートも自分の骨も、一度入れると取り出す必要はないとの事でした。 教えて頂いたメリットとデメリットは以下のような感じです。 人工プレート メリット• メスを入れるのは目の下、一か所のみで済む デメリット• 人工のため、ごくまれに体に馴染まないことがある 適合しない 自分の骨を移植 メリット• 自分の骨なので体に馴染む 適合する デメリット• 自分の骨を削る必要がある 結局、検査を進めていくうちに結構盛大に折れていたらしくサイズの合うプレートがなさそうということで自分の骨を移植することになりました。 どこの骨を移植するのかと言えば「自家腸骨」つまり 「骨盤」です。 削るのは左右どちら側でも良いそうですが、しばらくは痛みがあるので 車の運転するなら利き足じゃない方を削りましょうということに。 腰の左横の一番出てる辺りの骨盤を削りました。 手術準備~手術当日 怪我をした当日から起算して10日目には手術と結構バタバタでした。 手術が決まってからは、病院に行ったのは1度だけで手術前検査として採血などと、麻酔・入院についての説明などもその時に受けました。 前日に入院して、手術にのぞみました。 手術当日 手術の少し前に点滴をするのですが、その点滴がぶら下がった器具 上の画像に写っています を自分でカラカラ押しながら歩いて手術室に向かいます。 同行してくれた看護士さんが、緊張しないようにと明るく会話をしてくれているのがひしひしと伝わり、気の利いた事でも言わないとと思ってトークに励みました。 「ものすごくお腹ペコペコなんで手術終わったらご飯楽しみですー。 」 「ほんとですか?食べない方も多いんですが、手術終わったら食べます?取り置きしてもらいましょうか?」 「わぁ。 楽しみー」 と、私なりの 大丈夫ですよー というリップサービスのつもりでしが、このリップサービスあとで後悔しました。 手術は、全身麻酔です。 呼吸器を付けて、それまで打っていた点滴の袋に麻酔が入るとすぐに「冷たっ」って感覚があったのですが、もう記憶はないです。 急に「起きて下さい!手術終わりましたから、病室に戻りますね」って起こされた感じです。 ビックリするほど眠くて一度は目を開けたんですが、自然と目が閉じてしまう。 声は耳に入るのですが、どうしても目が開かない。 眠すぎて朦朧としながら病室に運び込まれ自分のベッドに寝かされたのですが、今度はありえないほど寒い。 もちろん病室の温度はパジャマ一枚で快適に過ごせる適温のはずですが、尋常じゃないほど寒い。 歯をガチガチいわせて震えていました。 用意してくれていた電気毛布の温度をMAXにして貰って、少し寒さが落ち着いて、またウトウトしていると知らない看護士さんが来て、 「ご飯食べるって聞いてたんですけど?ご飯ですよー。 食べるんですよね?」 看護士さん、引き継ぎ完璧でした。 「・・・今?」っていう。 電動ベッドを無理やり起こして、何度も意識が飛びそうになるほどウトウトしながら平らげて横になりました。 きつかった あと目が乾燥しているのか涙腺が原因か分かりませんが、目を開けてると煙が滲みた時のような痛さがあり、片目だけ涙が止まりませんでした。 私は確か15時くらいの手術で、手術は2~3時間ほどだったと思います。 手術後は翌朝までそんな感じで寝てるか、ずっとウトウトしている状態のため時間の経過などもほとんど分からず翌朝を迎えました。 当日は痛みよりも眠気です。 手術翌日~退院 上の画像のような感じで、涙袋のあたりを目のラインに沿って切ってありました。 イラストは左右逆でしたw 実際に切ってみて、結構奥の方まで折れていたそうですが奥は視神経が多く失明のリスクが高いため奥の方は手付かずだそうです。 翌日 翌日は痺れもありますし、そこまで顔の痛みは感じませんでしたが、骨盤の削ったところがめちゃくちゃ痛い。 足を上げる動作をするたびに激痛が走りますのでベットに上がるのも一苦労。 くるぶしまで、ずり下げることは出来るのですが足を上げると痛みがあるので足を抜けないんです。 もう今日は足首にストッキング巻き付けて過ごそうかと思うほどでした。 翌日から歩くことは出来ますが足を前に出すと激しい鈍痛で、手すりにつかまりながら後ろ向きに歩いていました。 一日中ムーンウォークです。 数日間は骨盤の削ったところも、今まで見たことない打ち身のようなドス紫色でした。 日を追うごとに、痛みは回復していくのが分かりますが顔は腫れて、骨を移植した目の下は紫色ですし、目の高さも違うような感じ。 顔が左右で別人のようです。 3日目くらい 3日目くらいから前向きにソロソロと歩けるようになり、シャワーも解禁されました。 入院は1週間ほどと事前に聞いていましたが、全てが順調に回復すれば 最短で術後5日の退院もあり得るとのことで、順調アピールのためにウロウロとナースステーションの前を歩きまくってました。 ちなみに、うすうす気づいてはいましたが、この順調アピールは全く意味がないです。 単純に入院中に2度あった診察の時に「もう大丈夫なので退院したい」と切に訴えたのが効いて、 手術から 5 日目に抜糸し、そのまま荷物をまとめて無事 5 日で退院できました。 退院時の状態 今から思えば、目の周りは黄色く変色して完全アウトですが、当時はこれなら化粧で隠せると思って退院当日この顔で遊びに行きました 笑 少し足を引きずるような感じになるものの、静かに遊べる程度には回復しています。 あと退院当日、2時間ほど車に乗ったのですが 普段は車酔いはしませんが、すっごく酔いました。 それから大きな声では言えませんが、退院当日にお酒を一杯だけ飲んでぶっ倒れてます。 特に注意は受けていませんでしたが、退院当日はお酒は控えた方が良いと思います。 ほんとに。 退院後~1ヶ月頃まで 退院が土曜日だったのですが、週が明けて月曜日からは仕事に復帰しました。 テキパキとはいきませんが日常生活は普通に送れます。 目の下の縫い傷は、それほど目立ちません。 1ヶ月ほどで初対面の人なら手術したことに気付かれないほどにはなりました。 ただ元の私の顔を知っている友人などは、微妙に以前と顔の雰囲気が違うと言われました。 確かに左右でちょっと顔の雰囲気が違います。 正面から見ると目立ちませんが、下から見ると頬骨あたりが腫れたような感じで少し盛り上がっているのと、目の下の骨を移植したところも触ると硬くて盛り上がった感じです。 口の中の痺れは緩和してきました。 退院1ヶ月~半年 退院後は結局3回、通院しました。 本当は半年目あたりに4回があったのですが面倒になって最後は行きませんでした 骨を移植した目の下は2~3ヶ月くらいまで硬く、そこから徐々に柔らかくなっていきました。 2、3ヶ月目辺りまでは、時々目の下がピリっと痛む時があるので病院で聞いてみると手術の時に細かい神経を切ったのが修復されているためだとの事でした。 見た目はかなり落ち着いて正面から見るとほぼ変わりないかなという感じです。 痺れも徐々に痺れも解消して範囲が狭まってきました。 削った骨盤を下にして寝るのは恐怖もあってなかなかできず、仰向け寝が上手になりました。 現在 10ヶ月 の痛み・痺れ・後遺症は? 7、8ヶ月を超えたあたりから良くなっているという感じはないので、ここら辺が限界かなということで最終的な報告です。 目の窪み・傷跡などの見た目 見慣れもありますが、言わなければ分からない程度に落ち着きました。 その日の調子にもよりますが、二重だったのが奥二重気味にはなりました。 正面から見た時、ほん少し左の目が小さいようにも思いますが、自分的には許容範囲内です。 ちなみに横から見た方が目の窪みは目立ちます。 傷跡はうっすら目の下にシワが入った程度でほぼ分かりません。 痺れ 痺れは完全には取れませんでした。 目の下のちょうどクマが出来るあたりは感覚がほとんどないのと、なぜか鼻の脇を触ると目の下がムズムズします。 日常生活に困ることもないので、普段は気にしていません。 もともとは顔の左半分が広範囲で痺れていたことを思えば、かなり改善しました。 骨盤 切ったところの傷跡はかなり薄く全く目立ちません。 普段は痛みはないのですが、なんとなく左を向いて寝なくなりました。 ただ時々ですが、削ったところか分かりませんが骨盤辺りがビビっと痛むことはあります。

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ボクシング田中恒成が左眼窩底骨折!?それって何?ヤバイのか?

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前方からの鈍的外力• 眼窩吹き抜け骨折は眼窩骨折の中でも最も頻度が多く、眼窩壁の• 内側壁 に生じるものに分けられます。 眼窩内側壁の骨折を内側型、眼窩下壁の骨折を眼窩底部型と分類し、それらが混在しているものを混合型と分類します。 下壁骨折の症状は? 中でも 下壁(上顎洞上壁)の骨折の頻度が最も多く、その理由として構造上最も脆弱であることがあげられます。 下壁の骨折の場合、• 眼球の陥凹、• 上を向いたときに増強する複視、• 眼球上転障害 といった症状を生じます。 複視は外眼筋の嵌頓により生じるとされます。 内側壁(篩骨紙様板)骨折の症状は? 一方、内側壁(篩骨紙様板)の骨折は、下壁の骨折よりも頻度は低いとされます。 内側壁自体は、下壁よりも薄いのですが、内側壁は篩骨洞により裏打ちされており、強度としては、下壁よりも強いとされているためです。 内側壁の骨折の場合、• 内直筋が陥入し 、• 外側を向いたときに複視が起こったり、• 左右の眼球運動の制限 を認めます。 また、• 眼窩内気腫 を通常伴うとされます。 眼窩内気腫とは? この眼窩内気腫は、 視神経の虚血や網膜中心動脈閉塞の発症に関与するとされ、眼科医も注意している状態です。 鼻をかまない。 航空機の利用を控える。 等の特別な指導がされ、少量であっても、眼窩内気腫は重要とされます。 診断はCTで行います。 眼窩吹き抜け骨折で眼球運動障害を生じる原因は?• 外眼筋の損傷• 外眼筋の支配神経の損傷• 外眼筋の骨折部への嵌頓 これらが原因とされています。 眼窩吹き抜け骨折のCT画像診断は? 眼窩吹き抜け骨折は、 症状に加えて主にCTの画像で診断します。 CT画像診断では特に 冠状断が有用なことが多く、眼窩内容物の下壁から上顎洞への逸脱の様子がわかりやすいのが特徴です。 特に下壁骨折の際に起こることがある 下直筋の逸脱・陥入は複視の原因となり、手術適応となることもありますので注意が必要です。 また、内側壁の骨折では 内側直筋の逸脱の有無・眼窩気腫の有無をチェックしましょう。 CT画像のチェックポイント 眼窩吹き抜け骨折のCT画像診断のポイントは、このようになります。 では実際の症例を見ていきましょう。 症例 10歳代男性 眼窩吹き抜け骨折 下壁 CT画像の骨条件の冠状断像です。 右の眼窩下壁に骨折を認め、眼窩内容物が逸脱 外に出ている しているのがわかります。 ただし、下直筋の逸脱は認めていません。 左の眼窩の内側壁に骨折を認めていますが、明らかな内容物の逸脱は認めません あっても軽度。 また眼窩内気腫を認めています。 CT画像の骨条件の冠状断像です。 左の眼窩内側壁だけでなく眼窩下壁に骨折を認め、眼窩内容物が逸脱 外に出ている しているのがわかります。 また下直筋に腫大及び軽度の逸脱を認めています。 1つ目のの症例よりも重症と言えます。 この症例のCT画像を骨を3Dで再構成してみます。 そうすると右側 向かって左側 の正常と比較すれば、内側壁及び下壁が骨折していることがより明瞭になります。 手術適応は? 手術適応としては、• 複視が7日以上続く場合• 2mm 以上の眼球陥凹が2週間以上続く場合 とされています。 中でも可及的な手術の適応としては、• 眼底の50%以上の骨折を認めており、眼窩内容物の脱出及び眼球陥凹がある場合• 下直筋の絞扼を認めている場合• 視神経鞘に血腫を認めている場合• 眼球破裂を伴う場合や、球後部出血等の合併所見を認めている場合 が挙げられます。 下直筋の絞扼は、眼窩吹き抜け骨折の10~20%で見られるとされており、出血や浮腫を認め、下直筋の腫大するのが特徴とされています。 眼窩内側壁及び、下壁壁以外の骨折は? 眼窩内側壁及び、下壁の骨折の頻度が 高いことがわかりましたが、上壁や外側壁はいかがでしょうか。 上壁骨折 上壁の頻度は眼窩骨折の5%程度されており、強い外力により生じます。 半数以上で、他の眼窩壁骨折や、頭蓋骨骨折を伴っており、この骨折を認めた場合は、 脳挫傷や髄液鼻漏の合併に注意が必要です。 外側壁骨折 外側壁は、眼窩壁の中でも最も厚く、強度が高いとされ、単独骨折は稀です。 三脚骨折• 眼窩吹き抜け骨折は頬骨上顎複合 ZMC 骨折の合併症として起こることがあります。 最後に 眼窩骨折の中でも最も頻度の高い眼窩吹き抜け骨折について取り上げました。 症状は大きく• 眼球運動障害 ですが、骨折する部位によって異なりますので注意が必要です。 また一般的に緊急手術になるケースは少ないですが、手術適応や可及的に手術をした方が良いケースを取り上げました。

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