コウモリ ウィルス。 2019新型コロナウイルス

「コウモリ」はなぜ「ウイルスの貯水池」なのか(石田雅彦)

コウモリ ウィルス

最初はSARSコロナウイルスについて今年の9月から10月にかけて2つの研究所から発表されました。 ついで12月にはエボラウイルスについて報告されました。 両ウイルスの自然宿主はいずれもコウモリでした。 SARSコロナウイルス SARSコロナウイルスは中国の動物市場でハクビシンとタヌキから分離もしくはポリメラーゼ・チェーン反応(PCR)で検出されています。 しかし、これらは自然宿主ではなく、動物市場で未知の自然宿主から感染を受けたと考えられています。 私は2003年11月12日にバンコクで開かれた国際獣医診断学会で、オーストラリ・ジーロンにあるオーストラリア動物衛生研究所(Australian Animal Health Laboratory)のリーファ・ワン(Li-Fa Wang)のSARSに関する講演を聞きましたが、その際、彼はハクビシン、タヌキ、オオコウモリ、アカゲザル、蛇、飼い猫、飼い犬でウイルスが分離もしくはPCR陽性という成績を紹介した上で、ハクビシンは中国語で菓子狸であり、オオコウモリと同じ生息域に分布し、どちらも果物を餌としていることから、とくに注目していると述べていました。 実際に彼はコウモリを候補としてオオコウモリを含む6種類のコウモリで調査を行った結果、キクガシラコウモリが自然宿主であるという論文を9月のサイエンス誌オンライン版に発表したのです (Wendong Li, Lin-Fa Wangら、Science 310, 676, 2005)。 なお、キクガシラコウモリは果物を餌とするオオコウモリ属ではなく、昆虫を餌とする種類です。 調べられたのは、ルーセットオオコウモリ属、コバナフルーツ属、ホオヒゲコウモリ属、キクガシラコウモリ属、ヤマコウモリ属、ユビナガコウモリ属の6属でしたが、そのうち、キクガシラ属の3種でSARSコロナウイルスに対して高いレベルの抗体が検出されました。 その内訳は、ピアソンキクガシラコウモリ(Rhinolophus pearsoni)で46匹中13匹、チビキクガシラコウモリ(R. pusillus)で6匹中2匹、オオミミキクガシラコウモリ R. macrotis で7匹中5匹でした。 5匹のキクガシラコウモリの糞便ではPCRによりウイルス遺伝子が検出されました。 全遺伝子の配列はSARSコロナウイルスとほとんど同じでした。 同様の成績は香港大学のラウ(S. Lau)により同じ時期に発表されました(Lau, S. Kら、Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 102, 14040, 2005)。 彼らは59匹のキクガシラコウモリ(Rhinolophus sinicus)の肛門ぬぐい液のうち23匹でPCRによりSARSコロナウイルスの遺伝子を検出したのです。 こうして、二つのグループからキクガシラコウモリが自然宿主であることが確かめられました。 エボラウイルスの自然宿主 1976年にザイールとスーダンでエボラ出血熱が発生して以来、約10年間にわたってエボラウイルスの自然宿主探しが続けられてきました。 その一部は本講座(1995年6月1日)、(1995年8月21日)、(2000年1月29日)でとりあげ、第92回では、コウモリ説も簡単にご紹介しました。 今回、12月1日発行のNature誌(Vol. 438, page 575)に短報として、ガボンのフランスビル・国際医学研究センター Centre Internationale de Recherches Medicales de Franceville のエリック・ルロイ(Eric M. Leroy)らがエボラウイルスの宿主としてのオオコウモリという論文を発表しました。 その内容は以下のとおりです。 2001年から2003年にかけてガボンとコンゴ共和国(旧ザイール)で人と類人猿(ゴリラ、チンパンジー)でエボラウイルス感染が発生しました。 そこで、ゴリラとチンパンジーの死体が見いだされた地域で1,030の動物が捕獲され、その中には679匹のコウモリ、222羽の鳥、129匹の小型脊椎動物が含まれていました。 それらのうち、エボラウイルスに特異的な抗体(IgG)が3種類のコウモリで見いだされました。 その内訳は、ウマヅラコウモリ(Hypsignathus monstrosus;ガンビアからスーダン南西部、ザイール、アンゴラ北部に生息)17匹中4匹、フランケオナシケンショウコウモリ(Epomops franqueti;コートジボアールからスーダン南西部、アンゴラに生息)で117匹中8匹、クビワフルーツコウモリ(シエラレオネからアンゴラ、ザンビアに生息)で58匹中4匹でした。 エボラウイルスに特異的なヌクレオチド配列は肝臓と脾臓でPCRにより見いだされました(ウマヅラコウモリ21匹中4匹、フランケオナシケンショウコウモリ117匹中5匹、クビワフルーツコウモリ141匹中4匹)。 おどろくべきことに、抗体陽性のコウモリはすべてPCR陰性でした。 著者らはPCR陽性のコウモリは感染直後で、まだ抗体が出現する前に検査されたものと推定しています。 現地の人たちはオオコウモリを食用にしているので、教育が人への感染防止に役立つと最後に述べられています。 エボラウイルスはマールブルグウイルスと非常に近縁であって、ともにフィロウイルス科に分類されています。 マールブルグウイルスでも1987年にはケニアのエルゴン山のふもとのキタム洞窟でコウモリなどの動物についての大がかりな調査が行われましたが、この際にはウイルス感染の証拠は見いだされませんでした。 しかし、今回のエボラウイルスの成績からマールブルグウイルスでもオオコウモリがかかわっている可能性が浮上してきたわけです。 自然宿主としてのコウモリ アメリカ大陸ではコウモリが狂犬病ウイルスの重要な自然宿主です。 オオコウモリではオーストラリアのヘンドラウイルスとコウモリリッサウイルス、マレーシアのニパウイルスと、いずれも人に致死的感染を起こすウイルスの自然宿主です。 コウモリは、新たにSARSコロナウイルスとエボラウイルスの自然宿主であることが明らかにされました。 おそらく、マールブルグウイルスの自然宿主にもなっているものと考えられます。 コウモリは集合して生活するのでウイルスは容易に広がります。 洞窟ではいくつもの種類のコウモリが生活するため、異なる種類のコウモリにウイルスが広がる可能性もあります。 また、1日に20キロメートルも飛び回るものもあります。 ウイルスの運び屋になる可能性もあるわけです。 ウイルスの自然宿主としてのコウモリは、これからますます注目されていくものと思われます。

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なぜ中国人は新型コロナウイルスの発生源らしいコウモリを食べるのか?=浜田和幸

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現在流行している新型コロナウイルス以外にも、「コロナウイルス」は多数存在していることをご存知でしょうか? そもそも、「コロナウイルス」とは哺乳類や鳥類に病気を引き起こすウイルスグループの1つであり、形状が「冠(ラテン語でcorona)」に似ていることから、その名で呼ばれます。 しかし、この発見されたウイルスがすぐに人間のパンデミックに繋がるわけではありません。 このようなコロナウイルスの新種発見が、新型コロナウイルスを恐れる私たちに「異種間感染」と「新種ウイルス」について正しい理解を与えてくれるのです。 研究の詳細は4月9日、「PLOS ONE」誌に公開されました。 コウモリから新しい6種のコロナウイルスが発見される 研究チームは、ミャンマーの中でも人間が地元の野生動物と密接する可能性が高い場所に焦点を当て、それらの地域のコウモリを調査することにしました。 その地域のコウモリからは、2016年5月から2018年8月にかけて、750以上の唾液と糞便のサンプルが収集されました。 そして、それらのサンプルを検査し、含まれているコロナウイルスを既知のコロナウイルスと比較したところ、全く新しい6つのコロナウイルスを発見したのです。 加えて、東南アジアの他の場所では発見されていたものの、ミャンマーでは1度も発見されたことのないコロナウイルスも検出されました。 新たに発見された6種のコロナウイルスは、サーズ、マーズ、そして現在流行している新型コロナウイルス(COVID-19)とは密接には関連していません。 さらに、研究チームの論文によると、3200以上のコロナウイルスが世界中のコウモリのコロニー内に存在すると考えられており、その多くは未発見のままです。 ウイルスパンデミックは、他の種が発端かもしれない では、人間に大きな被害をもたらすウイルスはどこから来るのでしょうか? ヴァリトゥット氏は次のように語っています。 「ウイルスのパンデミックは、人間の健康が野生生物や環境といかに密接に結びついているかを思い起こさせてくれます」 彼の言葉のとおり、ウイルス感染は異種間でも発生し、それがパンデミックに繋がる可能性が高いのです。 野生動物はたくさんのウイルスを保持しています。 そして、現在、世界的に人間と野生動物が接する頻度は増加しています。 そのため、動物が保持するウイルスのうち、「何」が突然変異して「どのように」他の種へ拡散するか理解しておけば、パンデミックの可能性を減らすことができるかもしれないのです。 世界中に未発見のウイルスは数多く存在する 今回、コウモリから新たに6種類のコロナウイルスが発見されたこと、そして、コウモリだけで3200以上のコロナウイルスを保持していることに目を向けてみましょう。 これらのほとんどは、これまでずっと存在してきており、人間に悪影響を与えてきませんでした。 さらに、保持しているウイルスの数に視点を広げてみましょう。 おそらく、私たちが飼っている犬は何百万ものウイルスを保持していますし、海水浴場で口に含んだ海水にも何百万ものウイルスが含まれています。 ですから、「ウイルスの新種が発見された」というだけで怖がったり、徹底的に避けたりする必要はないのです。 怖いのは、それら数百万のウイルスのうち「人間に感染」し「破壊的な影響をもたらす」ものです。 ですから、その危険ウイルスの起源を分析するための今回の研究は、将来の破滅的なウイルスの発現を事前に察知し、現在のような新型コロナウイルスパンデミックの再来を防ぐものとなるでしょう。 「SARSウイルスとコウモリウイルスを組み合わせることによって、ヒトの気道に感染する新しいタイプのコロナウイルスを作成した」という内容である。 米国立衛生研究所(NIH)はこれら倫理及び必要性の疑問により石正麗への研究資金提供を停止している。 コロナウイルスには王冠のような突起があり、その突起が人間と結合すれば感染する仕組みだが、コウモリの中にいた元のコロナウイルスは人間とは結合できない種類。 しかし石正麗はそのコロナウイルスを何種かの動物から動物へ注入し変異させ、人間への感染を可能にした新型コロナウイルスを開発。 その上で更に研究を進め、ヒトが新型コロナに対して免疫を持ちにくくするため、HIVウイルスとの遺伝子合成する研究も行っていた。 インドとイスラエルの遺伝子配列を研究する専門家はそれぞれ 「新型コロナウイルスの表面にある4つのタンパク質は、自然界には存在しえない配列を持っており、SARSにHIVウイルスが合成されているものだ」 と指摘している。 2020年1月下旬 中国共産党の公式軍事ページである「西陸網」に 「新型コロナウイルスは人工的に作成したもので、武漢ウイルス研究所の石正麗研究員とそのチームがコロナウイルスを生成し、流出させた」 という記事が掲載された。 新型コロナウイルスが人工的に作られてたものであることを当初は中国共産党及び軍も公式に認めていたのである。 他にもハーバード大学の教授が間違いなく細菌兵器だと語っている。 中国の細菌研究員の給料はあまり高くなく、末端の研究員が使用済み実験動物を横流しすることは頻繁にあるとの証言も複数の研究者から寄せられている。 実際に買い取りを打診された研究者も証言をしている。 買い手が付かない場合は最終的に市場などに売ることも多い。 武漢疾病コントロールセンターのラボと、国家生物安全実験室の両方で、菊頭蝙蝠(きくがしらこうもり)から分離したコロナウイルスを使ったさまざまな変異の実験を行っていた。 それは必ずしも遺伝子組み換えのような人為的変異だけではなく、蝙蝠から鼠、鼠同士といった「自然変異が起きやすい環境」をつくって行うものもあったという。 武漢でのコロナウイルスの実験は、最も危険な病原体を扱えるBSL(バイオセーフティレベル)4ではなく、BSL2の基準で行われていたという証言もある。 米国の医療研究機関、スクリプス研究所の進化生物学者、クリスチャン・アンデルセンは感染者27人分の新型コロナウイルスのゲノム解析によって、この27人の感染したウイルスの同一の起源が2019年10月1日にさかのぼることを突き止めた。 つまりウイルスの流出は10月1日前後であった可能性が高い。 そこから遡ること約2週間前、2019年9月18日に武漢の天河国際空港で「新型コロナウイルス感染対策演習」 という解放軍による軍事演習が行われている。 軍は、湖北省 武漢 に生息していない動物のウイルスに対する軍事演習を大々的に行なっていたのである。 具体的には、「空港内で新型コロナウイルスに汚染された荷物が発見された」という設定で軍の衛生・防疫部隊が出動し、瞬時に疫学調査、医学調査、臨時検疫区、隔離区設置、感染例確認、病院搬送、衛生処理などのマニュアルを実施するという訓練である。 まさか本物のコロナウイルスを使って訓練したわけではないと思われるが、コロナウイルスの潜伏期間であるその2週間後に武漢で最初の感染が発生していることは気になる。 少なくとも「新型コロナウイルス」に関する研究が軍内ではそれだけ重視され、中国人民解放軍にとって訓練対象にするくらい危険なウイルスだという認識は昨年9月以前からあったということは間違いない。

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コウモリとコロナウイルス ~なぜコウモリは平気なのか~

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こんにちは! みんなのコウモリ駆除屋さんの石田です。 海外ではコウモリが狂犬病のウイルスを持っていることが判明しているのです。 また狂犬病以外にも、コウモリを原因とした以下の病気が報告されています。 病名 主な症状 アルボウイルス感染症 脳炎、髄膜炎、高熱など エボラ出血熱 発熱、疼痛、出血など ニパウイルス感染症 発熱、頭痛、めまいなど急性脳炎症状 ハンタウイルス感染症 発熱や皮膚からの出血など ヘンドラウイルス感染症 発熱や筋肉痛、肺炎、脳炎による意識障害 リッサウイルス感染症 頭痛、発熱、全身倦怠感、中枢神経症状 幸いなことに、近年日本国内ではコウモリを直接的な原因として病気が発症した事例はありません。 しかし 野生動物であるため、未知の病気を持っていることも否定できないのです。 また菌やウイルスではありませんが、 コウモリには寄生虫が付いていることもあります。 コウモリマルヒメダニ• コウモリトコジラミ• マダニ これらは日本国内でも確認されているので、コウモリに素手で直接触れるのは絶対にやめましょう。 寄生虫がつくと湿疹やかゆみだけでなく、 ウイルス性の感染症にかかることもあります。 中でも、 マダニに注意しましょう。 マダニは国内で死亡例もあるSFTSウイルスを保有している可能性があります。 感染を避けるためにも、絶対に触れてはいけません。 たとえ 死んでいても、まだ体に菌や寄生虫が残っているケースも多いのです。 そのため素手で触れると、あなたにうつってしまう可能性も否定できません。 また死んでいるように見えても、実は生きていて、 触れた時に噛まれてしまうことケースもあります。 噛まれてしまったら、すぐに傷口を消毒し、病院でみてもらいましょう。 コウモリは死骸もそのままにしておかず、 素手で触らないようにホウキやチリトリを使い、すぐに片付けましょうね。 コウモリ駆除のプロが、すぐに駆けつけて解決します。 コウモリのフンも非常に不衛生 コウモリは身体だけでなく、 フンにも菌が含まれる可能性があります。 たとえば、海外ではコウモリのフンに含まれる 「カビ菌」を吸い込んでしまい、 ヒストプラズマ症と呼ばれる感染症にかかった事例があります。 吸い込んだカビ菌に肺が侵され、発症してしまう病気です。 ただ、 こちらも日本国内で発症した事例はないので、ひとまずは安心です。 しかしフンを吸い込んでしまうことで、 アレルギーを発症してしまったり、 未知の感染症の危険はあります。 仮に健康被害がなかったとしても、フンを吸い込んでいるなんて想像もしたくありませんよね…。 コウモリのフンを見つけたら早めに対処しましょう! コウモリのフンの特徴は?• コウモリのフンが以下の害虫の発生源となる可能性もあります。 カツオブシムシ• ゴミムシダマシ• ニセセマルヒョウホンムシ これらの害虫が発生すると、食品や衣類が侵されてしまうことがあります。 見つけた場合は すぐに清掃することが大切です。 清掃の際には 防塵マスクや厚手の手袋、ゴーグルや帽子、汚れてもいい服装など 完全防備で臨むようにしましょう。 詳しい清掃方法についてはこちらの記事で解説しています。 ぜひチェックしてみてください。 またコウモリのフンは、よくネズミのフンと間違われやすいです。 ネズミのフンは主に屋内で見つかり、コウモリのフンに比べてしっかりとしています。 ネズミのフンもコウモリのフンと同様に非常に不衛生なので、見つけたらすぐに対策をとりましょう。 私たちみんなのコウモリ駆除屋さんでは、ネズミにも対応しています。 「コウモリのフンか、ねずみのフンかわからない…」 「コウモリでもねずみでも、どっちでもいいから早く駆除して!」このようにお困りでしたら、いちど私たちにご相談ください。 相談や見積もりは 無料です。 お気軽にどうぞ。 最後に いかがでしょうか? 海外ではコウモリがさまざまな病気のウイルスや菌を持っていることが多いです。 ただ 日本国内では、近年コウモリを原因として病気が発症した事例は報告されていません。 ひとまずは 安心していいでしょう。 しかし、 まだ見つかっていない未知の病気を持っている可能性は否定できません。 また コウモリにつく、寄生虫にも注意が必要です。 不必要な接触は避けましょう。 質問者様の場合、今の段階では家に棲みつかれていないようですが、 もし棲みつかれてしまったら早めに対策を取りましょう。 みんなのコウモリ駆除屋さんでは、コウモリに関する 相談を無料で受け付けています。 少しでも不安なことがあれば、 お気軽にお問い合わせくださいね。

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