そこのけ そこのけ 鬼 嫁 が 通る。 #2 そこのけそこのけ魔女っ子が通るぞ!! ①

[B! 北斗晶] 【またね】と言わせて下さい。

そこのけ そこのけ 鬼 嫁 が 通る

[chapter:自分も死神体質とかそんなんじゃないぞ 震え声 ] 皆さんこんにちは。 そんな精神年齢BBAの私は、先程も言った通り、工藤家の長女として爆誕(笑) 今日も2つ上の兄が可愛いです。 いやー、生の工藤一家は美しすぎるな。 あ、後光が… 私は母親である有希子ママの血を色濃く受けたようで、金に近い茶髪に青い瞳でした。 さすが元大女優の血…ベビーの私でも鏡を見た時絶対に美人になると確信。 父親である優作パパは息子である新一を弄りつつ、娘である私にはデレデレである。 ちょ、髭擦りつけないで。 そして、その内幼児化をするであろう我が御兄様と言えば… これがとんでもないシスコンだった。 私がどこにいてもお兄ちゃんと一言呼べばすぐに駆けつけてくる。 …盗聴器でも仕掛けてんの? とにかくそんな家族に囲まれて育った私は現在、見知らぬおじさんにナイフ突きつけられてます。 ドウイウコト。 目の前には焦った顔をしたパパとお兄ちゃん。 東都の街中で起こった突然の出来事に周囲は阿鼻叫喚。 後から警察が追ってきていた。 どうやらこの男、銀行強盗らしい。 さすが日本のヨハネスブルグ。 歩けるようになって初の外出で早速事件に合うとは… 原作前からの事件発生率だったのね… うーむと心の中で唸っている私。 え?呑気すぎないかって? 大丈夫、主人公の身内は死なないって信じてるから。 そんなこんなで、周りの空気が張り詰めている中、私はただ思考を飛ばしていた。 警察は強盗犯にこんなことはやめろ!! とドラマでよく聞くような台詞をはいているが、正直相手を煽るばかり。 やめて、首にナイフ食い込みそうだから。 「そんなことしても罪が重くなるだけだ!! 」 「うるせぇ!! 大体な、俺が何したっていうんだよ…突然クビにしやがって。 おかげで嫁は子供たち連れて出てっちまったし、近所の奴らはこっち見てきてこそこそするし…俺は悪くない。 俺をクビにした奴らが悪いんだ!! 」 何もしてないのに殺されかけてる私の方が悪くない。 てゆうか、唾飛ばすな。 きもい。 ねぇわー。 と考えてる私は死んだ目をしてることだろう。 とりあえず、どうしよう…と思ってふと顔を上げれば目の前にいたパパがいない。 どこ?と思いながらそっと視線を周りにやると、いた。 強盗犯の目が警察に行っているうちに背後に回っていた。 目が合えば口元に指を翳してシーっとウィンクする。 かっこよすぎか。 次の瞬間にはパパが強盗犯の後ろから腕を回してナイフを取り上げた。 その隙にお兄ちゃんが私を素早く引き寄せ、抱きかかえる。 流れるようなコンビネーションに周りが唖然とした。 強盗犯も呆気に取られていたが、次の瞬間にはパパから離れこちらに襲いかかる。 その手には先程とは違うバタフライナイフ。 こいつ他にも持ってたのかよ!! 思いがけない事態に思わず止まってしまった私の身体に伝わるぬくもり。 目の前には私と強盗犯の間に入り、守るように抱きしめてくるお兄ちゃん。 スローモーションのようにこちらに振り落とされるナイフが煌めいた。 瞬間、頭が沸騰した。 全身を駆け巡る熱。 爆発した。 私たちの周囲に巻き起こる風は、まるで私たちを守るかのように強盗犯を吹っ飛ばした。 辺りには静寂が流れる。 覚悟していた痛みが無いことに、目の前のお兄ちゃんが恐る恐る目を開け、後ろを振り向く。 「…なにが起こった?」 その声に弾かれる様にパパがこちらに向かってくる。 呆気に取られていた警察もハッとし、倒れている強盗犯に手錠をかけた。 「美桜!! 」 「父さん!! …美桜、大丈夫か!? 」 「…うん。 だいじょうぶだよ。 」 良かったとお兄ちゃんに抱きしめられ、パパも私たちに怪我がないかを確認してから二人纏めて抱きしめた。 「二人とももう大丈夫だ…新一、よく美桜を守ったな。 さすがお兄ちゃんだ。 …だけど、命を差し出すような真似は感心しないな。 」 「…ごめんなさい。 みおが危ないと思って咄嗟に動いちまった…」 「お兄ちゃん、ありがとう!! 」 「みお…よかった、みおに怪我がなくて」 しょぼんとしているお兄ちゃんにぎゅーと抱きつくと、お兄ちゃんもぎゅーってしてくれた。 むぎゅー パパはそんな私たちの手を引きながら警官たちに近づいた。 とりあえず、まだ私が幼いからということで一旦家に帰ることに。 家に着くと連絡を受けていたママがリビングから飛び出してきて私とお兄ちゃんを抱きしめた。 私はそこで安心したのか大泣きしてしまった。 やっぱり身体につられちゃうのね。 隣ではお兄ちゃんも泣き出しちゃって、私とお兄ちゃんとママで泣きながらぎゅーってしてた。 そんな私たちを更に上から纏めて抱きしめてくれるパパ。 めっちゃ安心する。 [newpage] ** 泣き疲れた私はそのまま寝落ちたらしく、次に目を覚ましたら窓から朝日が差してました。 隣にはお兄ちゃんもいた。 ママに抱きしめられると無条件で安心しちゃうよね。 ……マザコンじゃないよ? ファミコンではあるけどな!! あ、私はパパとママの部屋でママのベッドに入って寝てるの!! まだ、小さいからな。 お兄ちゃんは普段自分の部屋で寝てるんだけど、今日は一緒に寝たみたい。 さすがに怖かったよなー いつもはママが朝食を作るために早起きなんだけど、今日は泣き疲れたのかまだ寝ている。 パパが代わりに朝食を作ってくれるみたいで、いい匂いがしてきた。 おなかすいたよぅ… きゅるると切なくなるお腹の音で隣のお兄ちゃんとママがもぞりと動き出した。 起こしちゃってごめんね。 「んぅ…みお?」 「うん、おはようお兄ちゃん。 …起こしちゃった?」 「おはよう…いや、だいじょうぶだ…」 まだ寝惚けている様子のお兄ちゃん。 舌足らず可愛すぎか。 むぅ…といいながら、ママの腕の中から出ようとする。 私もお腹空いたし起きよーっと。 同じように出ようとすれば、ママの腕にぎゅっと力が込められた。 ぬ、抜けん… 「……新ちゃん?みぃちゃん?」 「ちょ、母さん。 俺起きたいんだけど」 「……」 「ママ…?むぎゅ…!! 」 いつもは元気な声で抱きついてくるママが静かに私たちを見つめる。 私はどうしたのかなと思い、声をかけたのだがいきなり力強く抱きしめられた。 ちょ、苦しい!! 隣でお兄ちゃんももがいている。 「……よかった!! 二人とも無事で…!! 」 うん、嬉しいんだがもうちょっと力弱めて。 苦しい… 助けを求めていると、天からの声ならぬパパの声。 「ほらほら有希子。 二人とも苦しがってるよ。 」 朝食を作り終わり私たちを起こしに来てくれたらしいパパ。 ママもハッとして腕を緩めてくれた。 「ごめんなさい!! 二人とも大丈夫?」 「…ったく、大丈夫だよ母さん。 な、みお」 「…うん。 大丈夫だよ、ママ。 心配してくれてありがとう。 」 二人でしょうがないなぁって顔をしてママに笑いかける。 また、ママはうるっとして優しく抱きしめてくれた。 今度は私とお兄ちゃんもぎゅーっと抱きしめ返す。 そんな私たちを見守るかのようにパパが見ていた。 そんな朝の一幕も私のお腹が再度鳴ったことによりお兄ちゃんが笑い出し、最終的に皆で笑ってダイニングに向かった。 テーブルの上には美味しそうなフレンチトーストとサラダ、コーンスープが並べられていた。 いい匂い!! 4人で席に着き、パパが作った朝食を食べた。 フレンチトーストが大変美味しかったです。 * 朝食を食べ終わって、皆でリビングに移動。 パパとママは食後の珈琲。 私とお兄ちゃん、デザート。 りんごのヨーグルト美味しい!! 自然と話は昨日の事件のことに。 「…それにしても、本当に二人とも無事でよかったわ。 警察から連絡が来た時は生きた心地がしなかったもの。 」 「そうだな。 私も流石に美桜が人質にされた時は平静ではいられなかったよ。 新一にもハラハラさせられた。 …でも、本当によく美桜を守ったな。 流石、私達の息子だ。 」 「!! ……へへ」 「うん!! お兄ちゃんかっこよかったよ!! ありがとう!! 」 パパもね!! と二人にぎゅーってする。 二人とも返してくれた。 そのままお兄ちゃんの膝に抱きかかえられているとお兄ちゃんがだけど…と呟いた。 「あの風はなんだったんだ?犯人が吹っ飛んだし…」 思わずギクリとする。 うぅ…魔力爆発しちゃったんだよなー てゆうか、まだ魔法使えたんだな… バレませんように…と祈るが、世界的推理作家であるパパには見逃してもらえない。 「……そのことなんだが、美桜?何か知ってるんじゃないかな?」 「優作?どうしてみぃちゃんなの?」 「いやね、あの風が吹いたとき美桜の目の色が一瞬変わったように見えてね。 」 …え?目の色変わってたの? そんなの知らないんですけど… んん?と考えていると皆の視線が私に向かっているのに気づいた。 いけない、いけない。 考え込むと周りが見えなくなるのが私の悪いところだな。 …でも、話して大丈夫かな。 信じてくれるかな。 不安そうにしている私に気づいたのか、パパが優しく微笑んで私の頭を撫でてくれた。 「大丈夫だよ、美桜。 パパもママもお兄ちゃんも美桜を否定したりはしないからね。 」 「……ほんと?信じてくれる?」 こくりと頷いて話を促してくれる。 ええい、ままよ!! と私は覚悟を決めた。 「えっとね…信じてもらえるかわからないけどね、私、魔法が使えるの。 」 「魔法?」 「うん。 うんと、私には私ではない"わたし"の記憶があってね。 その人が魔女だったの。 」 「その、美桜ではない美桜というのは前世とかそういうことかい?」 「うん、多分そう。 えっとね、いつからか忘れちゃったけど夢でね、その人の夢を見るの。 その人は夢の中では魔女で魔法を使ってた。 …だから、私も魔法が使えるんだと思う。 」 ふむ。 と考え込んでいるパパ。 隣ではママとお兄ちゃんがびっくりしていた。 …うう、信じられないよね。 しょぼんとしているとお兄ちゃんがハッとしてさっきよりも強く抱きしめてくれた。 「みお!! 俺はみおを信じるからな!! 」 「……ほんと?」 「おう!! 俺はみおのお兄ちゃんだからな!! 」 「でも、怖くないの?だって大人の男の人を吹っ飛ばすんだよ?」 「怖いわけないだろ!! むしろ、みおが魔法を使ってくれなきゃ、今頃俺は刺されてて死んでたかもなんだぜ?」 「……でも、変じゃない?こんな力を使えるなんて…」 「何も変じゃないわ。 人にはそれぞれ個性があるのよ?みぃちゃんが魔法を使えるというのも個性の一つだわ。 」 お兄ちゃんの言葉にびっくりしたけど、でも…と思って言った言葉にずっと黙って話を聞いていたママがそう言ってくれた。 目の前が霞む。 「そうだね。 美桜のおかげで新一は生きている。 誰も怪我をしていない。 有希子の言った通り、美桜が魔法を使えるというのは個性だよ。 ただ、あまりないというだけで。 …皆、そんなことで美桜を嫌ったりしないよ。 」 頬を熱いものが伝う。 正直、現実主義なところがある我が家だ。 頭を大丈夫かと疑われて、嫌われるかもと思っていた。 でも、違った。 それ以上に暖かく優しい人たちだった。 私は何を疑っていたのだろう。 こんなにも私を愛してくれる人達が、私を嫌うはずがないのだ。 うー…と唸りながらお兄ちゃんの胸に頭を擦り付ける。 顔を隠しているが、耳は赤くなっているだろう。 皆笑いながら、私の頭を撫でてくれた。 本当に、この家族が私は大好きだ。 ** 現実主義というか、魔法とかそういう非科学的なものは信じないのが新一くんだと思うが、小さい頃ならまだ大丈夫なんじゃないかなーと思う。 だって某赤い彗星の人を"ピエロ"っていうんだぜ?発想可愛すぎか。 工藤夫妻はありえなさそうなことも、自分の子供なんだからと信じてくれると思う。 柔軟な考えを持ってるよね。 だから弄られるんだぞ、新一くん。 この後、主人公は予知が出来るとかでパパたちを巻き込みながら救済に励むと思う。

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そこのけ そこのけ 鬼 嫁 が

そこのけ そこのけ 鬼 嫁 が 通る

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#2 そこのけそこのけ魔女っ子が通るぞ!! ①

そこのけ そこのけ 鬼 嫁 が 通る

俳句は、日本に古来から伝わるなじみ深い文章表現技法の1つです。 これまでに多くの俳句が詠まれ、今尚たくさんの人たちに親しまれています。 その中でも 「雀の子そこのけそこのけお馬が通る」は、俳句の知識がない方にもなじみ深い作品の1つかもしれません。 長野県信濃町のマンホール! 小林一茶はここで生まれ、ここで亡くなったということで、小林一茶記念館があるということで、あの有名な一句をデザイン化したマンホ! 「雀の子 そこのけそこのけ お馬が通る」 — ウエチリーヌ🍖このAKAの子 Uechiline 作者はなにを観察し、この句を詠んだのでしょうか?またこの俳句を口ずさんだ時の心情も気になりますね。 そこで今回は、 『雀の子そこのけそこのけお馬が通る』の季語や意味・表現技法や作者など徹底解説していきます。 雀の子 そこのけそこのけ お馬が通る (読み方:すずめのこ そこのけそこのけ おうまがとおる) こちらの句は日本を代表する俳人 「小林一茶」が詠んだ俳句です。 それでは、早速こちらの俳句について詳しく解説させていただきます。 季語 こちらの俳句に含まれている季語は 「雀の子」で、 春を表現する言葉です。 「雀の子」がなぜ、春を示す季語に当たるのでしょうか? それは、 雀は 3 月から 4 月に繁殖・卵を産み、ヒナとなるからです。 基本的には雀は年に2、3回ほど繁殖をしますが、日本では「初物=縁起が良い」という風潮があるため、俳句にもこちらの考えが該当し、年の初めての繁殖である「春」が季語となるのです。 意味 こちらの句を現代語訳すると・・・ 「雀の子よ。 早くその場所をどかないと竹馬で遊ぶ子供たちにつぶされてしまうよ。 」 になります。 ですが「馬=竹馬」にすると、季語が2つになってしまいます。 参考までに竹馬は、お正月を表現する季語です。 俳句の世界では「季語は1つ」がルールですので、 馬を竹馬と考える説は一般的ではありません。 この句が詠まれた背景 この句は「おらが春」の中に収集されている、代表的な俳句の1つです。 「おらが春」は、小林一茶が信濃で過ごした56歳から57歳の1年間を詠んだ俳句・俳文を集めたものです。 つまり、こちらの句も 「一茶が信濃で過ごした 56 歳~ 57 歳」に詠まれた俳句になります。 一茶没後25年目に白井一之が、自家本として刊行。 「おらが春」の表題も一茶が詠んだ俳句の名から白井一之が、名付けました。 そこのけそこのけ部分が、中7文字で字余り• お馬が通るの部分が、下7字で字余り• 雀の子の部分の擬人法、呼びかけ技法• そこのけそこのけの部分の呼びかけ法、反復技法 になります。 そこのけそこのけ部分が、中7文字で字余り 俳句のルール「 5・ 7・ 5」」をあえて破ることで、 俳句のインパクトが強まります。 字余りを用いることで、「そこをどけ そこをどけ」という感情表現が強く心に響いてきます。 「お馬が通るの部分」が、下 7字で字余り 俳句のリズム「 5・ 7・ 5」」をあえて崩すことで、俳句のインパクトが強まります。 下 7字を字余りにするとリズムが取りづらくなりますが、こちらの俳句は 口ずさみやすい作品に仕上がっています。 「雀の子の部分」の擬人法 擬人法は、 動植物を人に置き換える技法です。 擬人法を取り入れることにより、 意外性や面白さがある俳句を作れます。 この句において芭蕉は「人間の子」を「雀の子」に例えて表現しています。 昔は殿様や上級の武士達が、馬に乗って「そこどけ、そこどけ」と農民たちの間を通って行きました。 早くどけ!と馬上から叫ばれ、遊んでいた子ども達が避ける様子を俳句に詠んでいます。 「雀の子」「そこのけそこのけ」部分の呼びかけ法 呼びかけ法にすることにより、区全体が 優しいイメージになり、親しみが持てます。 句を読んでいる情景をイメージしやすく、読者が作品に共感を覚えやすくなります。 「そこのけそこのけ」部分の反復法 反復技法とは同じ言葉を繰り返す表現方法です。 言葉の意味を強調し 、インパクトを強める効果があります。 こちらの句でも「そこをどけ そこをどけ」と、雀の子ども達に強く呼びかけている様子が表現されています。 「雀の子そこのけそこのけお馬が通る」の鑑賞文 こちらの句は、小さなすずめの子を思いやる、 優しい小林一茶の人柄が伝わって来る作品です。 また、この句からはポカポカと春めいた日にすずめの子供達が、楽しそうに遊んでいる様子が浮かんできます。 この俳句を詠んだ風景をとてもイメージしやすく、親しみやすく感じられます。 そして、より深く解釈してみると「小林一茶自身を雀の子に例え、権力のある武士や殿様に対して、己の非力さをユーモラス的に詠んだ」とする説もあります。 このように解釈の仕方で、何パターンに分けて情景を想像できる点もこの句の面白い点です。 作者「小林一茶」の生涯を簡単にご紹介! (小林一茶の肖像 出典:Wikipedia) この句を書いたのは、有名な俳人である 小林一茶です。 小林一茶は1763年に長野県信濃町で生まれました。 本名は小林弥太郎。 一茶は俳号になります。 一茶は幼少期に母を亡くし、義母になじめなかった一茶は15歳の時に江戸に奉公に出ました。 そして、20歳の時に俳句の世界に入り、 葛飾派の溝口素丸らに仕えて俳句の勉強をはじめます。 その後、30歳から36歳の期間に、関西・四国・九州を旅しながら俳句の修行を積んで行きました。 この旅で知り合った俳人と一緒に出版したのが句集「たびしうゐ」「さらば笠」です。 そして、39歳の時に実家に戻り、父が亡くなった後は義母と弟との相続問題に巻きこまれてしまいます。 俳句の指導などでなんとか生計を維持するものの、非常に貧しかったようですが、俳人として有名になって行きました。 その後ようやく相続問題も解消し、52歳で結婚。 3男1女に恵まれますが、子どもは全員幼くしてなくなり、妻まで病気で亡くしてしまします。 その後再々婚をし、次女が誕生。 1827年11月29日に一茶は65歳の生涯を閉じます。 家族の縁が薄かった一茶ですが・・・.

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