花より男子二次小説つかつく結婚。 L'homme du destin 〜運命の人〜 花より男子二次小説

花より男子 二次小説☆新たな道へ21

花より男子二次小説つかつく結婚

道明寺と別れてから8年経つ。 別れるというよりも一方的に忘れられたのだから、自然消滅と言った方が正しいのかもしれない。 あたしは、8年間道明寺に関係する全ての人達と縁を切り、今は小さな弁護士事務所で弁護士として働いている。 やり甲斐があり、あたしにピッタリの仕事だ。 恋の方は、大学の時に数人と付き合ったが、その度に道明寺への思いの強さを思い知らされ、もう今は誰とも付き合うつもりはない。 休日の何気無い日常がはじまる………はずだった。 そう、あいつに出会うまでは。 朝っぱらからチャイムの音が部屋中に鳴り響く。 チャイムを押す人物はよっぽど短気なようだ。 まだ思い瞼を擦りながら、ドアを開けると、目の前には道明寺の姿 「なんか言えよ。 」 どのくらいの間フリーズしていたのだろう。 その声にハッと気づく。 「道明寺……なんでここに……」 「迎えにきた。 そんな資格俺にはないのは分かってるけどな。 」 「ということは思い出したの?」 「ああ。 牧野がいなくなってからNYに行かさせされて、すぐに思い出した。 悪かったな、牧野のこと忘れちまって。 」 「うーーひっく。 」 ボロ泣で道明寺の胸に抱きつく。 泣き止んで、少し落ち着いてきた頃 「なあ、このまんまでいいんだけどよ、部屋に入らねえか?さみいんだけど。 」 「あ!ごめん。 忘れてた。 」 慌てて離れた途端、舌打ちが聞こえた。 何よって気持ちを込め、道明寺を見上げると、顔をそらす。 だいたい入ろうって自分が言ったんでしょう。 まあ、いいや。 再会そうそう喧嘩は嫌だからね。 「安いお茶しかないけどいい?」 「牧野の家に来ていい茶なんか期待してねえよ。 」 「ひどーい。 あたしだってちゃんとお給料貰ってるんだから。 」 「知ってるよ。 弁護士やってるんだろ。 夢叶えれてよかったじゃねえか。 」 「ありがとう。 仕事もだけどさ、あたしの住所どうして知ってるの?」 「調べたからに決まってんだろ。 道明寺の力を持ってすればこれくらいちょろいぜ。 」 「あ、そうか。 」 「謎も解けたってことで、改めて。 」 「牧野、俺と結婚してくれ。 」 「ふふふッこんな時も俺様だね。 はい、よろしくお願いします。 」 「やりーーーーッ!!!!! 」 興奮を抑えきれない道明寺の様子をしばらく見ていると、あたしの方へと向き直り、優しいキス。 何度も何度もお互いを愛おしむように 道明寺、あたし達本当に運命共同体だったみたいね.

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新たな道へ 8

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花より男子二次小説 2 日本とNYの時差は約14時間。 この数字はあたしには重い。 いつ電話をしたらいいのか、考え込む。 というより電話はあたしからはあまりしないけど。 仕事中。 あの俺様の司からTELが鳴った。 仕事中だからあたしはモチロン無視! 全く、時間を考えなさいよ。 カバンの中で動く携帯。 マナーモードにしてても煩い。 しかも、いつまでも鳴っている。 「はぁ…」 ため息をつく。 後で怒鳴られるんだろうなぁ。 そんなこと、考えながら仕事を続ける。 司がNYに行って8年。 あたしは小さな製造会社に勤めていた。 司がNYに発って1年後。 あたしは英徳学園大学に通った。 本当は不動産屋に就職が決まっていたんだけど。 あのバカが買収してしまった。 やること、ハンパじゃないっつーの! それにあいつが授業料を払ってしまっていたのだ。 勝手に何やってるのよ、もう…。 呆れて何も言えなかった。 仕方なしにあたしは英徳学園大学へ通い、ごく普通の大学生活…というワケにはいかなかったかも。 あたしの周りには相変わらずF3がいる。 桜子に滋さんがいる。 そして、相変わらずの優紀とは同じ団子屋で一緒のバイト。 このメンバーといると、ほっとする。 4年なんかあっという間だった。 そういう大学生活だった。 4回生になって、私は他のみんなと同じように就職活動をしていた。 アイツがそんなこと許すわけないと思っていたけど…。 だから、最初、モメたんだ。 みんなも心配してくれて、類や美作さんそして滋さんがうちの会社に来いと言ってくれてた。 でもそんな皆の厚意を振ってあたしは就職した。 「牧野」 折居先輩があたしに声をかけてくる。 この先輩、あたしより9歳上の35歳。 歳よりも若く見られる、かっこいいっていう言葉が似合う女性。 この歳になれば結婚するもんじゃないの〜と思うけど、この人はまだ結婚は無理なんだそうだ。 相手がとんでもない人なんだって。 どうとんでもないか、分からないけど。 「さっきから携帯、鳴ってるよ」 「はい」 「いいの?NYにいる彼じゃないの?」 「仕事中だし」 「いいわよ。 どうせ、今、ヒマだし」 そう言う先輩は何でも分かってる。 あたしがこの会社に入って来たとき、 〝道明寺財閥御曹司の彼女〟って言ったのよ。 初めましての前にそう言った人。 おかげで、この会社の有名人になってしまった。 「社長も出かけてるし。 怒るんじゃないの?彼」 「確かに怒りますけど…。 キレキャラだし…」 「ふふっ…。 誰かにそっくり…」 「え?」 「なんでもない。 屋上なら誰も来ないよ」 と、あたしを促す。 あたしは先輩の厚意に甘えて携帯を持って屋上へと上がった。 ガチャ…。 屋上の扉を開けると同時にリダイヤルを押す。 呼び鈴も鳴らずに向こうが出たのが分かった。 「あ…あたし…」 「てめー、何してるんだ!さっさとTEL出ろっ」 相変わらずの声。 「だって、仕事中…」 「お前な、俺様と仕事どっちが大切なんだよっ!」 「仕事」 「てめー…」 青筋が立ってるのが目に見えるようだ。 「時間、考えてよ。 こっちはまだ昼間の2時よ。 仕事中」 「でもお前かけ直してきたじゃんか」 「先輩がね、TELしてこいって」 「先輩?」 「会社の5歳上の先輩。 どこかあたしに似てるかも」 「へぇ、そっか…。 つくし。 今日面白いヤツと会った」 「え」 「そいつと話してたら、お前に逢いたくなった」 こいつがこんな風に想いをぶつけてくるのはいつからだろう。 出逢ってからこうやって道明寺はあたしに想いをぶつけてきた。 それがなんだか今だに照れくさい。 「逢いたい…」 そう言う、彼の声が電波を通してあたしの傍に来る。 そこに彼がいるかのように。

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#花より男子 #司×つくし 赤い糸

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つくしは一人悩んでいた。 どうして、こんな事になってしまったのか。。。 稜には、別れるように言ったが、納得するハズが無い、、、 自分でも、どうしていいのか、わからなかった。 そして、考えた末に、花沢類に連絡をしていた。 「花沢類?あの、、牧野です。 忙しいのにごめんなさい。。。 ちょっと相談したいことがあるんだけど、時間もらえますか??」 「牧野?相談?、、、あぁ、わかったよ。 キョロキョロしながら、カフェを探していると後ろから、呼ぶ声がした。 「牧野!」 振り返ると、花沢類が手を振っていた。 つくしは、急いで類に駆け寄った。 その様子を、離れたところから、偶然司が見ていた。 ミーティングで、ホテルを訪れていた。 「類?」 こんなところで、女と会ってるのなんて、珍しいな。 ちょっと、冷やかしてやるか笑 司は、類達のあとから、カフェに入り、離れた席から様子を見ていた。 「話って?」 類が、切り出した。 「うん。。。 稜の事なんだけど。 」 「稜君がどうかした??仕事で何かあったとか?」 「ううん、仕事の事じゃないの。。 」 「じゃあ、、、何?」 つくしの様子に、何か感づいたようだったが続けた。 「花沢類は、道明寺のお嬢さんのこと知ってる?」 「梓ちゃんの事?ああ、もちろん。 司の娘だし、小さい頃から知ってるけど?」 「それが、どうかした??」 「、、、うん。 どういう経緯かは、わからないんだけど、その梓さんと、稜がお付き合いしてるみたいなの。 」 「、、、そう」 「ごめんなさいっ!こんな事、相談できる人いなくて。。。 両方の事を知ってるのって、花沢類だけだと思って。。。 」 「いや、いいよ。。。 」 「私、どうしたら。。。 稜には、お付き合いを辞めなさいと言ったけど。。 ねぇ、花沢類。 私、どうしたらいいの??」 つくしは、その場で涙を流し始めた。 類は、とりあえず一旦落ち着こうよ、と つくしの背中をさすりながら、店を出て行った。 2人の様子を見ていた司。 驚きを隠せず、立ち上がれないでいた。 類が会ってた女って、、、、 牧野か? どうして?? 会話は聞こえて来なかったが、親密そうに話をしていた。。。 類が背中に手を回していた様だった。。。 まさか、付き合っているのか?? そういえば、少し前に再会したと言っていた。。 昔、オレがNYに行って牧野が迎えに来た頃、類もアイツの事が好きだった、と言われた。 昔の気持ちを告白された牧野が、類を受け入れたのか?? 司の心は、かき乱されていた。 ponypo1980 「稜、ちょっといい??」 「ん、何??」 「あなたに、話しがあるの。 」 深妙な顔つきのつくしを不思議に思いながら、稜は座った。 「母さん、今日来た道明寺さんとのお付き合いは賛成できないの、、、」 「えっ??何で?だって、あんなに会うの楽しみにしてたし、実際、楽しかったでしょ?? 彼女、何かした??」 「彼女は、とても素敵な人だと思うわ、、、。 けどね、私達とは、住む世界が違うの。 わかるでしょ??何もかもが違うのよ。 」 「そんなの、最初からわかってるよ。 」 「わかってない。 友達だったら、何も言わない。 でも、お付き合いするのは、あなた達が辛いだけ。。 」 「母さん。 どうしたの??こんな事言われるの初めてだよ、、、。 何で??」 稜の質問に、黙ったまま俯くつくしだった。 まさか、道明寺の娘と、稜が付き合っているだなんて、夢にも思っていなかった。 道明寺とは、10数年前、ばったり会ったっきり。 自分はおろか、子供同士に接点なんてないはずなのに。。。 どうして、こんな事になっているのか、、、。 ponypo1980 ピンポーン 佐伯家のインターホンが鳴った。 「はーい」 つくしが返事をしてドアを開けると、稜と女の子が立っていた。 「稜、おかえり。 あら、こちらが例のお嬢さん??」 「うん。 あっ、これがオレの母さん。 」 「はじめまして。 今日は、お招きありがとうございます。 」 梓は、お辞儀して、挨拶をした。 「さぁ、入って入って!待ってたのよ〜」 ダイニングに入ると、テーブルの上にいろいろな料理が並んでいた。 「母さん、今日はりきったね!」 「そうよ〜、沢山作ったから、沢山食べてちょうだいね。 」 つくしに促され、席に着いた。 「はじめて食べるものばかりかもしれないけど、召し上がれ。 」 3人の誕生日会が始まった。 一通り、食事が終わり、デザートのケーキを食べていた時だった。 「あっ、そういえば。 お嬢さんのお名前聞いてなかったわね、うっかりしてた笑」 「あっ、オレも言いそびれてた笑」 「じゃあ、自己紹介してくれるかしら?」 つくしは、梓に笑いかけた。 「はい。 私は、道明寺梓と申します。 」 つくしは、その言葉に凍りついた。 「えっ??ど、道明寺??」 「はい。 珍しい名前ですよね?」 「母さん知ってる?道明寺グループって? 彼女のお父さんが社長なんだよ。 」 つくしは、返す言葉がなかった。 そして、そのまま、梓が帰るまで、黙ったままだった。 ponypo1980 梓の誕生日パーティ当日。 場違いな雰囲気に、稜は戸惑っていた。 「こっち、こっち!」 梓が、遠くから手を振る。 梓の周りには、西門麗香、美作姉妹も揃っていた。 ドレスアップしている姿に、稜は少し怖気づいていた。 「今日は、招待してくれてありがとう。 あの、、、今日は、いつもと感じが違うっていうか。。。 ドレス素敵だね。 」 照れながら、褒める稜。 それを、横で見ていた麗香達が近づいてきた。 「梓の付き合ってる人って、あなたの事ですか??」 「えっ〜、ちょっと今までとだいぶタイプが違くない??」 「意外なんだけど〜」 勝手に話始める3人に、今、紹介するから黙って、と、なだめる梓。 「こちらは、佐伯稜さん。 」 よろしく、と3人に頭を下げる稜。 その時、後ろの方がザワつき始めた。 そしてF4が、パーティーに現れた。 「ねぇ、F4よっ!!まさか、こんなところでお目にかかれるなんてっ!」 「大人になっても、やっぱり素敵だわぁ」 パーティーに出席していた女性達が、騒ぎ始めた。 「F4って??何?」 「F4っていうのは、梓のの、と、私の父の西門総二郎、こちらの美作姉妹のの、美作あきら、そして花沢物産社長の花沢類、この4人の学生時代の呼び名なの。 」 麗香が、稜に教えた。 「へぇ〜。 何か、やっぱり君達って凄いんだね、、、。 」 想像以上の世界に、驚きが止まらない稜。 「あれ?佐伯君??」 花沢類が、稜に気付いた。 「あっ、花沢社長。 」 類に気付き、軽く会釈をした。 「何?彼、類の知り合い??」 あきらが類に尋ねた。 「うん。 うちの社員で、佐伯稜君。 」 「へぇ。 で、何で君がここにいるの??」 あきらが突っ込んだ。 あの、梓さんに招待されまして。。。 」 「へぇ、じゃあ梓の彼氏ってこと??」 「あきら、まぁ、そのへんにしとけよ。 ビビってるだろ?」 総二郎が悪いね、と間に入り、あきらを連れ出した。 「佐伯君、梓ちゃんと付き合ってるんだって?」 「しゃ社長、なんでそれを??」 「あぁ。 さっき、あきらんちの双子達が噂してたからさ。 君のこと。 」 「は、はぁ。 そうでしたか。。。 」 「オレは、応援してるからさ。 」 そう言って、類は稜の肩をポンと叩き、その場から離れて言った。 「おい、総二郎。 梓のやつ、付き合ってるヤツがいるってホントか??」 「らしいな。 今日、来るみたいだぜ。 」 「どんなヤツだった??」 「おまえ、だろ?自分で確かめろよ。 」 総二郎に、背中を押されたその時、前を通りすぎそうとした人物にぶつかった。 「あっ、すみません。 」 「いってぇな〜、総二郎押すなよ。 あぁ、君。 悪かったな。 」 「いえ。 」 司は、ぶつかった相手の顔をじっーと見て、立ち止まっていた。 「あ、あの?ホントすみませんでした。 」 「ああ。 いや、いいんだ。 オレが悪かった、、、。 そんな事より、君とどこかで会ったことあったかな??」 「えっ?えーと、どこかでお会いしたような気もしますが、、、すみません、覚えてないです。 」 司は、どこかで会った、というよりも、過去の記憶が呼び戻されるような気がしていた。 「君、名前は?」 「はい、佐伯稜です。 」 「佐伯?」 聞いたことがない名前だった。 でも、目元や、顔の雰囲気は、どことなく見覚えがあった。 ponypo1980 「ねっ。 今度、私の誕生日会があるんだけど、来てくれる??」 「えっ、誕生日?いつ?」 「12月28日」 「12月28日??」 「そうだけど、、、??都合悪かった?」 「いや、、、実はうちの母親も同じ誕生日なんだ。 」 「えっ!?そうなの〜??スゴい、偶然じゃない?」 「うん、ビックリした。 」 「じゃあ、28日は無理かな、、、」 「いや、行くよ!母さんは、プレゼントだけ渡せば喜んでくれるだろうから。 」 「じゃあ、楽しみにしてる。 」 梓は嬉しそうに帰って行った。 「ただいま。 」 「おかえりなさい。 」 「ねぇ、母さんの誕生日って12月28日だったよね??」 「そうよ〜。 何?プレゼントのリクエストでも聞きにきたの?笑」 「違うよ、そんなんじゃなくて。 今、付き合ってる彼女も、同じ誕生日だったんだよ。 」 「え?そうなの?偶然ね。 何かプレゼント考えてるの?」 「う〜ん、それなんだよね。。。 何がいいかなって思ってさ。 彼女、欲しい物は何でも手に入っちゃうみたいだし。。 プレゼントとか貰い慣れてるだろうから。。 」 「お嬢様みたいじゃない笑そうね〜 だったら、いつもご馳走は食べ慣れてるだろうから、うちの食事でよければ、一緒にお祝いなんてどうかしら??」 「えっ?うちで??」 「そう。 お嬢様みたいな生活してたら、きっと庶民のご馳走とか知らないんじゃない?笑」 「そうか。。。 聞いてみるよ。 母さんと一緒の誕生日なんて、彼女も驚いてたし。 」 「母さんも、会ってみたかったし、オッケーしてくれたら嬉しいわ。 」 梓の誕生日の次の日に、稜の家に招待することにした。 ponypo1980 司は、黙って玲人の話を聞いていた。 「それで?彼女とは?」 「それっきり、、、音信不通です。 」 「それでいいの?」 「、、、、」 「彼女の事、本当に愛してたのか?? このまま、中途半端に気持ちを引きずったまま、先になんて進めないんだぞ。 君も、彼女も。。。 ちゃんと自分の気持ちにケジメをつけるべきだ、、、。 オレが言えた立場じゃないが。。。 」 「あの、、、道明寺さん、 やっぱり梓さんとの結婚は、僕から破棄させて頂けませんか?勝手なお願いだとは、承知の上ですが。。。 」 玲人は、頭を下げた。 司は、無言で頷いた。 「で、どうするつもり??」 「はい、とにかくフランスに行って、彼女を探して、何もかも謝ってきます。 許されるとは、思ってませんが、、、。 」 「、、、後悔するなよ。 あとの事は、こっちに任せればいいから。 」 「はい。。。 あの、話聞いて頂いてありがとうございました。 」 最後に一礼すると、玲人は店から出て行った。 「司です。 神崎玲人と、梓との結婚の話ですが、双方が、破棄したいとの事で一致しました。 そういう事なので、この件は、ここまでにして下さい。 」 司は、用件をだけ伝えると、あっさりと電話をきった。 ponypo1980 司は、ホテルのバーに玲人を呼び出していた。 「神崎君、今回の件、本当に申し訳ない。 」 頭を下げた司に、玲人もビックリしていた。 「いやっ、その、やめて下さい。 道明寺さん。 」 「今回の事は、梓のワガママでしかないんだ。 だから、君には本当に申し訳ない。 」 「いえ、、、実は、僕も本当の事を言うと、この結婚には迷っていました。。。 もちろん、彼女の事は好きでした。。 でも、なんか、自分の中で、結婚まで吹っ切れないというか。。。 」 「君も、いろいろあったみたいだね。。 」 「はい、、、。 あの、今からいう話は、 ここだけの話にしてもらえますか?? 誰にも言うまいと思っていた話なので。。 」 「ああ、わかったよ。 」 そして、玲人は話し始めた。 大学2年の頃、初めて心から愛する女性に出会ったこと。 3歳上の彼女とは、食事していたレストランで出会った。 彼女は、そこでソムリエを目指して勉強していた。 彼女は、玲人のスタッフに対する横柄な態度が許せず、彼をその場で叱った。 慌てた上のスタッフが出てきて、玲人に謝罪したが、彼女は頭を下げなかった。 玲人は、今まで誰かに、真剣に怒られたことが無かった、自分のしている事は全て許される、親の力、金の力で何とかできると思って生きてきた。 彼女の存在が気になってしょうがなかった。 あの瞬間から、彼女に惹かれている事に気付いた。 数日後、店に行ってみると、彼女は辞めていた、あの一件後、半ば辞めさせられていたのだ。 必死に、彼女の居場所を探した。 数週間後、ようやく都内のレストランで働く彼女を見つけた。 彼女は、玲人を見るなり、何しに来たの?と冷たい言葉を掛けた。 それから、玲人は、週1回彼女の働くレストランに、通うようになった。 最初は、相手にもされなかった。 しかし、ソムリエを目指す彼女との話を合わせるために、玲人も必死に、ワインの勉強をして、会話のきっかけをつくっていた。 そんな、玲人の姿に、彼女も惹かれていき、2人の距離が縮まっていった。 毎日、彼女の仕事が終わった後、彼女の部屋で一緒に料理を作り、ワインを選んで呑む、それがささやかな幸せだった。 そして、お互いに愛し合うようになっていった。 彼女の部屋で暮らし始めて数ヶ月後の事だった。 彼女が、妊娠していることがわかった。 その状況に、嬉しさよりも、自分の今の立場や親になるという事が理解出来ず、気付くと、部屋から飛び出してしまっていた。 まだ、大学生である自分。 親に言うべきだろうか、いや、いっそ家を出てしまおうか。。 駆け落ちでもいいじゃないか。 でも、どうやって暮らしていく? 何をして働く? 親子3人で生活できるほど、稼ぐ事が、自分はできるんだろうか?? 神崎家に生まれ、何不自由なく育った環境以外で生きていくことが、恐怖に感じていた。 その間にも、彼女から連絡はあったものの、自分の答えを見つけ出せないままだった。 しばらくたったある日、玲人は彼女の部屋を訪れた。 そこには、彼女の姿はなく、部屋も空き部屋になっていた。 彼女の働いていた店を訪ねたが、そこにも彼女の姿はなかった。 数日前に、退職していた。 同僚が、玲人に、手紙を渡してきた。 彼女からの手紙だった。 そこには、 「さようなら」とだけ書かれていた。 仲の良かった同僚の話では、 玲人に会うために、神崎家を訪ねてきていた事、そこで、玲人との事を話すも許してもらえず、代わりに、フランスでのソムリエ留学と手術費用を条件に、別れるように告げられたという。 彼女は、玲人に相談しようとしたが、一向に連絡がつかないことに気持ちも絶望し、 子供を産むことを諦め、フランスに旅立って行った、と聞かされた。 ponypo1980.

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