ぼく ら の 七 日間 戦争。 『ぼくらの七日間戦争』徹底ネタバレ解説!あらすじから結末まで!|よなよな書房

悪い大人をやっつけたい 宗田理「ぼくらの七日間戦争」|好書好日

ぼく ら の 七 日間 戦争

明日から夏休みという暑いある日のこと。 東京下町にある中学校の1年2組の男子生徒が全員、姿を消した。 何世代にもわたって読み継がれてきた、不朽のエンターテインメントシリーズ最高傑作。 【「BOOK」データベースより】 三十年以上前に出版されたにもかかわらず根強い人気を誇るシリーズの第一作目。 2019年12月にアニメ映画化されるということで、僕も久しぶりに読んでみました。 以下はアニメ映画化の特報です。 中学生という思春期真っ只中で、大人に何でも反抗したくなる年頃の少年、少女たちが大人に対して反旗を翻すその様は読んでいてもう痛快です。 今の僕では、彼らのような瑞々しい感性は残念ながらもうありませんが、同じ時間を過ごせたらさぞ楽しかっただろうと、思わずにはいられませんでした。 しかし一方で、彼らは彼らなりに真面目に考えていて、それを子どもだからという理由で押さえつける大人はやはり間違っていると、大人になった今でも感じます。 年齢関係なく、一人一人と対等に向き合うことが必要なのだと、自分に言い聞かすことの出来た作品でもあります。 以下は本書に関する宗田さんへのインタビューです。 この記事では、そんな本書の魅力をあらすじや個人的な感想を交えながら書いていきたいと思います。 ネタバレになりますので、未読の方はご注意ください。 Contents• 登場人物の紹介 本書にはたくさんの人物が登場します。 特に『解放区』と呼ばれる子どもたちだけの居場所に集まったのは、事情によってやむを得ず入らなかった人を除くクラスの男子全員です。 それぞれ強烈なキャラクターを持っていますが、それでもつい誰が誰だと混乱してしまうので、ここで一度主要な人物をご紹介したいと思います。 本書を読む際の参加にしてもらえればと思います。 菊池英治 徹と同じサッカークラブに所属し、解放区を作らないかと持ち掛けられる。 純子と付き合っている。 相原徹 両親が学生運動を経験していて、解放区を作ると言い出した張本人。 天野司郎 アナウンサー志望で、特にプロレスの実況中継がうまい。 柿沼直樹 産婦人科医院の息子。 安永宏 長身で、ケンカが強い。 宇野秀明 小さくて臆病で、『シマリス』と呼ばれている。 日比野朗 体格が良く、料理が得意で、将来の夢はコック。 立石剛 花火師の息子。 中尾和人 英治と同じ。 サッカー部。 運動神経は悪いが頭がずば抜けて良く、塾に通っていないにもかかわらず成績は常にトップ。 谷本聡 酒井にしごかれ、腰椎を痛めている。 エレクトロニクスの天才。 解放区放送を実現させた張本人。 あだ名は『エレキング』。 佐竹哲郎 ケンカの達人。 佐竹俊朗 哲郎の弟で、小学五年生。 アメリカン・ピット・ブル・テリアのタローに唯一言うことをきかせることができる。 秋元尚也 視力が二・〇。 吉村賢一 女みたいに声が甲高い。 小黒健二 勉強ばかりして、内心みんなのことを見下していたが、解放区に誘われたことで勉強以外の大切なことを知った。 橋口純子 家は来々軒という中華料理屋を経営していて、七人目の兄弟が出来たばかり。 英治と付き合っている。 堀場久美子 スケ番。 中山ひとみ 料亭『玉すだれ』の娘。 長身で水泳が得意。 瀬川卓蔵 戦争に行った経験を持つ。 解放区にあった会社に二十年前まで勤めていた。 榎本勝也 校長 丹羽満 教頭 野沢拓 生活指導主任。 八代謙一 英治たち一年二組の担任。 酒井敦 体育教師。 言うことをきかせるためにことあるごとに生徒に体罰を与え、恐れられている。 西脇由布子 養護教諭。 薬師丸ひろ子に似ていて、人気がある。 スポンサーリンク 一日 宣戦布告 中学校の一学期の終業式の日、親たちは子どもたちが家に帰ってこないことを不審に思い、連絡を取り合います。 すると、谷本を除いて一年二組の男子全員が家に帰っていないことが判明。 必死に探しますが、行方は分からず。 すると、各家庭に午後七時からFM放送を聞くよう謎の電話があり、周波数を合わせます。 時間になると、解放区放送という聞いたこともない放送、そして相原によるアナウンスが聞こえてきます。 親たちはまだ知りませんが、子どもたちには壮大な企みがありました。 彼らは子どもたちだけの世界『解放区』を作ろうと何か月も前から計画していて、終業式の日がその決行日。 彼らは一ヶ月前に潰れた荒川工機という会社跡に立てこもり、食料など生活に必要な物を持ち込み、一週間にわたって籠城するつもりでした。 女子でこのことを知っているのは久美子、ひとみ、純子の三人だけ。 さらに谷本は怪我を理由に中には入りませんが、解放区放送をFM発信機を使って流す必要があり、大人たちの様子を伝える役目を担います。 一方、柿沼だけが現れませんでしたが、後に純子から連絡が入り、身代金目的で誘拐されたことが判明。 親たちは全員が一斉にいなくなったため、全員誘拐されているのだと勘違いしていました。 二日 説得工作 翌朝、建物の中を歩いた相原が内部に知らない人間がいるのを発見。 男は七十歳の老人で、息子とけんかして家を出てきてここに住んでいるのだといいます。 出口は他にないはずでしたが、老人はマンホールから下水道を通って出入りしているのだといいます。 二十年前までこの会社で働いていて、彼以外、この道の存在を知っている人はいません。 子どもたちは決をとり、老人・瀬川を迎え入れることを決めます。 彼は戦争に行ったこともあり、敵に勝つためには戦略と戦術が必要だと教えてくれます。 午前八時になると、純子と谷本から定期連絡が入ります。 誘拐された柿沼の暗号に期待して、手紙を出せば金を払うといって犯人を説得するようお願いします。 それから三十分後、解放区放送にて自分たちは誘拐されていないと表明。 柿沼だけが本当に誘拐されているのだと伝えます。 その後、解放区に佐竹の弟・俊郎と愛犬のタローが合流。 用心棒として優秀なタローですが、俊郎の言う事しか聞かないため、一人と一匹を迎え入れます。 この日、教師や親たちが解放区を訪れ、出てくるよう説得します。 しかし、子どもたちは彼らの説得に耳を貸すことはなく、挑発を繰り返します。 校長の榎本は対策を考えると、みんなを連れて退却。 その夜、彼らの話し合いのことは純子と久美子が教えてくれ、マスコミに嗅ぎ付けられる前に自分たちで対処しようと考えていることが分かりました。 スポンサーリンク 三日 女スパイ 翌早朝、養護教諭の西脇が子どもたちを心配して来てくれ、この日以降、食べ物の差し入れをしてくれます。 その後の定期連絡で、テレビが取材に来ることが判明します。 その前に体育教師の酒井が来て事態の収拾を試みますが、子どもたちは問題を出題し、一定数以上答えられれば酒井を解放区に迎え入れ、答えられなければ罰ゲームをしてもらうと提案。 酒井はこの条件を飲み、指定の時間にまた来ると言って退散します。 テレビがやってくる前に柿沼から手紙が届きます。 中尾は彼と暗号を出す遊びをよくしていて、『ごみ、公園、からおけ』という言葉を手紙の中から見つけます。 このことから、柿沼はごみ処理場が見え、すぐ近くに公園があり、カラオケの音が聞こえてくる場所に監禁されていると判断。 外にいる谷本や女子たちに捜索は任せ、子どもたちはテレビ局と対峙します。 代表して芸能リポーターが矢場勇が交渉の窓口となりますが、子どもたちを説得することは出来ません。 そこに酒井が現れ、先ほどの賭けをしますが、結果は子どもたちの圧勝。 酒井は無様にも一人プロレスをやらされ、大人たちに一泡吹かせるのでした。 その夜、立石の家にある花火を盗むために何人かの子どもたちは解放区を抜け出します。 途中、久美子と純子に会って情報収集し、無事に花火を手に入れるのでした。 四日 救出作戦 柿沼誘拐事件について、警察を呼んでの捜査が始まります。 しかし、手がかりは何もつかめておらず、女子たちは自分たちの手で救い出そうと意欲的でした。 一方、解放区に西脇が訪れ、子どもたちは柿沼誘拐の件で事情を説明し、協力をあおぎます。 また榎本が、柿沼捜索でいない女子が解放区にいると勘違いして訪れますが、子どもたちはいないと断言。 さらに出迎える準備があるから明日で直してほしいと言い、榎本はその言葉に従って退散します。 その後、子どもたちの何人かは外に出ると、西脇と合流。 柿沼の匂いのする品物をいくつか持ってきてもらうと、彼女の車で柿沼が監禁されていると思われる場所に向かいます。 そこには久美子たちが待っていてくれて、目的の部屋にタローを突撃させます。 犯人を無力化して、柿沼を救出。 二人を解放区に連れて行きます。 その直前、犯人は身代金を指定の場所に持ってくるよう電話をしていて、柿沼の父親はその場所に向かいますが、犯人から連絡はありませんでした。 このことで柿沼の両親は、警察の存在に気が付かれたせいだと警察への不信感を募らせます。 一方、解放区。 誘拐犯の名前は田中康弘といい、サラ金からの借金を誘拐するために柿沼を誘拐したのでした。 田中は悪いことをしていたとすでに観念していて、警察に自首しようとしていました。 しかし、田中が悪い人間でないことは柿沼への扱いからも一目瞭然でした。 さらに柿沼の父親は望まれず出来てしまった赤ちゃんを堕胎することでお金を稼いでいて、柿沼はそんな父親のことを嫌っていました。 そこで柿沼が救出されたことは内緒にして、身代金を自分たちで奪い、田中に渡すことを決めます。 スポンサーリンク 五日 迎撃 翌早朝、柿沼の家に柿沼の音声が吹き込まれたカセットが送られてきます。 そこには身代金の受け渡しまでの細かい指示が録音されていて、父親は警察に内緒でその通りに従います。 一方、榎本たちは再び解放区を訪れ、中に通されますが、そこは子どもたちの作った迷路でした。 教師たちは迷路に翻弄され、子どもたちまでたどり着くことが出来ず、退散していくのでした。 さらに場面は変わり、柿沼の父親は往診のふりをして出かけますが、警察はこっそり後を追います。 そして父親は川に向かって身代金の入ったアタッシュケースを投げ入れます。 さらに浮浪者がごみらしきものを捨てます。 するとそれは父親が投げたものと同じアタッシュケースで、犯人を待ち構えますが、現れる前に二つのアタッシュケースは爆発してしまうのでした。 その後、柿沼の両親や警察が解放区を訪れると、柿沼はすでに解放されているのを確認します。 柿沼は犯人像について嘘の証言をし、捜査を撹乱します。 また身代金はすでに解放区にあります。 というのも、瀬川が途中の隙をついて身代金と爆弾をすり替えていたのでした。 さらに浮浪者に金を渡して別のかばんを川に投げ込むよう指示し、捜査を撹乱させたのでした。 こうして田中は大金を手にしますが、帰る前に彼らが持ち込んだ花火がこのままではうまく打ちあがらないため、直させてほしいといいます。 田中は田舎にいた頃に、祭の手伝いで花火を扱ったことがあったのでした。 六日 総攻撃 翌朝、解放区放送で柿沼の無事を伝えます。 一方、昨日の迷路の一件で榎本たちはついに堪忍袋の緒が切れ、警察に依頼をする覚悟を決めます。 しかし、子どもたちにも考えがありました。 榎本や久美子の父親、市長などによる違法な会合が行われることを知り、久美子にお願いをして父親の上着に盗聴器を仕込みます。 また、緊急事態も発生します。 西脇が子どもたちに差し入れしていることが酒井にバレ、彼女は酒井から求婚されます。 西脇は断りますが、怒った酒井が何をしでかすか分かりません。 そこで子どもたちは、この二つを同時に解決する方法を考えます。 会合に使われるのは、ひとみの家が経営する料亭『玉すだれ』です。 西脇からの伝言で、彼女が玉すだれで待っていると嘘の情報を流し、酒井をおびき寄せます。 会合が始まると、その音声を解放区放送で垂れ流します。 その後、盗聴を行っている人物がすぐ近くにいると嘘の情報を流し、酒井に盗聴の罪をなすりつけます。 結果、酒井は無実の罪で袋叩きにされ、榎本や久美子の両親も対応に追われることとなります。 そしてその夜、夜空に解放区から花火が次々に打ち上がり、みんなで思い出を作るのでした。 七日 撤退 解放区籠城の最終日。 教師や親、警察が最終通告し、従わなければ攻撃に移ることが判明します。 しかし当然、子どもたちは言う事に従わず、大人たちは実力行使に移ります。 もちろん子どもたちも、警察とやり合って勝てるとは思っていません。 そこで一部の子どもを残して、事前に残りは下水道を通って脱出。 さらに隣のビルから解放区のスピーカーを通じて放送を流し、あたかも解放区にまだいるように錯覚させます。 そして警察の突入に合わせて最後の花火を打ち上げると、残った子どもたちも脱出。 当然、警察は子どもたちを発見できず、唖然とします。 大人たちは子どもたちが消えてしまったと勘違いし、自分たちが子どものためにしてきたことが間違っていたことを悔い、悲しむのでした。 一方、解放区から脱出した男子は女子と合流。 クラス全員で成し遂げたことを賞賛し合い、解放区に別れを告げるのでした。 最後に 時代の違いもあり、今では考えられないようなことも多くありますが、子どもが大人をここまでコテンパンにやっつけるというのは、とても痛快で面白かったです。 本書はシリーズものですので、気に入った方はぜひその続きも読んでみてください。

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映画「ぼくらの七日間戦争」(宮沢りえ出演)|映画|TBS CS[TBSチャンネル]

ぼく ら の 七 日間 戦争

まずは『ぼくらの七日間戦争』のあらすじをなぞってみましょう。 東京下町の中学校。 夏休み前日の終業式、1年2組の男子生徒が全員忽然と姿を消してしまいます。 わけがわからず慌てる大人たち。 しかしそれは子供たちの反乱の始まりであったのです。 横暴な親や先生たちに対して反旗を翻し、廃工場にたてこもります。 不順異性交遊を懸念して女子を仲間に引き入れなかった彼らですが、その後、女子はスパイとして活躍します。 しかし子供たちの戦いが始まる前に、想定外の事件が発生。 仲間の1人であるはずの柿沼直樹が誘拐事件に巻き込まれて参加していなかったのです。 そんな予想外の展開にも彼らは恐れず闘いを挑みます。 廃工場で出会ったホームレス瀬川を仲間に引き入れ、女子の協力のもと、立てこもりながら誘拐事件にも立ち向かうことに。 その一方で、大人たちは廃工場に突入すべく刻々と準備を進めていました。 乗り込んでくる大人に浴びせかける仕掛けの数々。 そして爽快なラスト! ザッとあらすじをみただけでもワクワクしてくるような内容です。 大人たちに反旗を翻し仲間たちで立てこもるなんて!誰もが子供の頃、1度は夢に描いた「大人たちに一泡吹かせる」という夢を彼らはみごとにかなえてくれます。 それだけでは単純なお話になりますが、思いがけず起こる事件や難題に立ち向かう子供たちの勇気と知恵と行動力もお見事! この作品が発表された時代は、バブル初期の経済的にもはじけていた頃。 しかし学校ではいじめによる自殺や体罰など様々な問題が表面化してきた時代でもありました。 男子たちが外の女子たちとの連絡に使う手段として使ったのはFM発信機。 今では携帯があれば済むことですよね。 『ぼくらの七日間戦争』は1988年に映画化されています。 キャストとして宮沢りえが女優デビュー&初主演となり、こちらも話題でした。 映画では誘拐事件などの一件は削除され、子供たちの立てこもりとそれを阻止しようとする大人たちとの戦いと、中学生の友情に重点が置かれるストーリーになっています。 「宮沢りえ」やその親友「五十嵐美穂」などの起用もあり、女子の比重が重くなっているのも特徴ですね。 当時映画ブランドとも言うべき角川出版の「KADOKAWA」映画として話題を集めます。 代々的なオーディションでスターを輩出してきた角川映画ですが、この作品でもオーディションにより大沢健などの俳優を生み出しました。 『ぼくらの七日間戦争』は作者の宗田氏によれば「宮城県仙台市」が舞台だそうですが、ロケは「千葉県館山市」の実際にある遊戯施設の廃墟で撮影が行われたそうです。 巨大な戦車の登場も話題の1つでした。 『ぼくらの七日間戦争』は原作では同じ登場人物により「ぼくらシリーズ」として続編がたくさん出ています。 どれも独立したストーリーなので、順番に読まなくても問題ありません。 映画は『ぼくらの七日間戦争2』以後制作されていませんが、2019年アニメとして復活する予定。 30年以上前の物語がどんな形でアニメとして甦ってくるのか楽しみになりますね。 漫画作品はスマホアプリで無料で読むこともできます! 『ぼくらの七日間戦争』はストーリーの面白さもさることながら、キャラクターの個性的な魅力に惹きつけられるのが特徴です。 際立つ何人かを挙げてみましょう。 菊池英治 ぼくらシリーズの主人公。 呆れるほど知恵がまわる策略家にして行動的な男の子。 芝居っけもたっぷりで、ユーモアのセンスも抜群のカリスマ性ぴか一の少年。 相原徹 立てこもりを計画した張本人であり、すべてを指揮していた菊池の親友。 中山ひとみ ぼくらシリーズのヒロイン的存在。 料亭の1人娘で活発な少女。 映画では宮沢りえが演じました。 安永宏 家庭内暴力の挙句に事故で働けなくなった父親を持つツッパリ系の少年。 ちょっと強情なところもあるが友達思いです。 日比野朗 こういう子供たちのグループの中で必ず1人はいるの太っちょの少年。 おっとりとした性格の和ませ役。 中尾和人 こちらも必ずいる頭脳派タイプ。 物語のなかでも暗号を駆使するなどして活躍します。 ホームレスの瀬川 廃工場に住んでいた老人。 戦争経験者で爆撃によって指を失っています。 大人に戦いを挑む子供たちに知恵を貸し協力します。 西脇先生 アイドル的存在の美人教師。 唯一子供たちが心を開いている女性。 登場人物の数がとても多く、これはほんの一部。 まだまだ魅力的な人物たちがたくさんいます! 『ぼくらの七日間戦争』を読むと、人によって好きな場面やセリフが違うのではないでしょうか。 読んだ人がその時の自分の気持ちや思いを投影できる場面やセリフが山ほどあるのです。 それがこの作品の人気の秘密でもあるようです。 細かいやりとりの1つ1つが笑えます。 廃工場の中から叱る大人たちに反論する場面 「勉強から解放されるって、あなた中学生よ。 中学生から勉強を取ったら何が残るの?」という母親に、日比野が反論します。 「何が残るって、ちゃんと手も足も顔も残ってるじゃんか。 どこが違ってるっていうの?言ってみなよ」• 厳しい校則や先生の無理な言いつけに反論する子供たち。 「健康のために朝はうんこをしてこい」という教師に向かって、 「おれたちはセン公にうんこの面倒まで見てもらいたかねえよ」 と、頭から水をぶっかけます。 こんなコミカルな場面がこれでもかと詰め込まれているのが本作の魅力。 しかしやはり不動の人気はラストで子供たちが打ち上げる花火の場面のようです。 読者が登場人物の子供たちと同じ気持ちで、いろんなモヤモヤしたものを吹っ飛ばしてくれるような、感動的な場面です。 『ぼくらの七日間戦争』の結末をネタバレ解説!気になる最後とは? 『ぼくらの七日間戦争』はどんな結末を迎えたのでしょうか。 彼らはどんなふうにこの騒動を収めるつもりだったのでしょうか。 結果を言うと、彼らは廃墟から追い出されることもなく、無理矢理引きずり出されることもなく、捕まったりもしません。 このシリーズは彼らの成長とともに続いていくわけですから、この事件がきっかけでどうにかなってしまうことはないわけです。 しかしその後の彼らにとって、この事件が大きな出来事としていろいろな意味で彼ら自身に大きな影響を及ぼしていくことになります。 立てこもりの最後に大きな花火を打ち上げますが、『ぼくらの七日間戦争』はまさにその花火のような彼らの爆発であり思い出づくりでもあったのではないでしょうか。 ラストで、子供たちの姿を探す大人たちがしみじみ話す会話がとても印象的で、『ぼくらの七日間戦争』が残す学びでもあるようです。 つまりおとなになったとき、社会の一員として約に立つように仕込むのが教育なのです」 「たしかにそれが、それが期待される人間像かもしれません」 「これは、大人優先の発想です。 身勝手とは思いませんか? われわれは一度だって、子供の目で世界を見たことがあるでしょうか? 子供は、おとなの囚人ではないのです」 (『ぼくらの七日間戦争』より引用) アニメ『ぼくらの7日間戦争』が2019年12月13日から公開になります。 過去に二度、実写映画が公開されましたが、今回は初めてのアニメ化です。 本作は2020年の北海道が舞台。 内気な主人公・鈴原守は、幼馴染の千代野綾に思いを寄せていますが、綾の東京への引っ越しと本音を知り……。 キャストには、今を時めく若手俳優を起用されました。 主人公をの鈴原を北村匠が、ヒロイン・千代野を芳根京子が演じます。 1988年に公開された『ぼくらの七日間戦争』にも出演していた宮沢りえも今回特別出演が決定しています。 詳しいストーリーや劇場情報は公式サイト・をご覧ください。 自分たちだけの世界を作り、大人たちと思いっきり戦うという永遠の子供たちの夢をかなえてくれる『ぼくらの七日間戦争』で、かつて子供だった頃をもう1度思いだしてみませんか?.

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『ぼくらの七日間戦争』あらすじ、結末などネタバレ!簡単にわかる名作の魅力

ぼく ら の 七 日間 戦争

ぼくらの七日間戦争のネタバレあらすじ 簡単なあらすじ 【起】 - ぼくらの七日間戦争のあらすじ1 とある中学校では、厳しい校則によって生徒達は辛い思いをしていました。 遅刻すれば正座させられ、天然パーマなのにパーマだと言われて無理矢理に髪を洗われてしまいます。 また、教師の八代は勝手に持ち物検査をして、不必要な物を生徒の鞄から没収してしまいます。 前髪が伸びていれば、勝手に切られてもしまいます。 暴力教師の酒井から体罰を受ける生徒もいます。 そんな学園生活でも、美人教師の西脇先生に甘えたり、宿題をちょろまかしたりする生徒達でした。 授業中に窓から脱走してしまう生徒もいます。 校則に反抗して、8人の男子中学生が集団エスケープを計画します。 食料や必需品を用いり、廃工場に立て籠もることを実行します。 翌日、生徒達が登校してないことに教師達が気づきます。 彼らの親達が教育方針に関して意見を言ってきます。 逆に教師は、親達のしつけが悪いと言ってくる始末です。 騒ぎ立てられては困る学校側は、この事を内密にすることにします。 【承】 - ぼくらの七日間戦争のあらすじ2 8人の男子中学生は廃工場で好きな事をして楽しみます。 怖い話をしたりもします。 辺りを捜索していると、倒れているおじさんを発見します。 どうやら廃工場に住み着いている人のようです。 彼らの居場所を知っている同じクラスの純子は、友人の中山と久美子に喋って見に行くことにします。 一本の連絡が入って、教師達は生徒達が立て籠もっている廃工場を見つけます。 出てくるように言うと、代わりに校則を何とかしろと文句を言ってきます。 教師達はドアを開けて入ろうとしますが、頑丈な扉はびくともしません。 生徒達は水や粉を使って、彼らを追い払います。 またやってくると考えた生徒達は準備をすることにします。 そうしてると、下水に続く道を見つけて入ります。 中にはカタツムリが大量にいたりと慌てて逃げてきます。 汚れた服を着替えて、夜になると西脇先生が差し入れを持ってきてくれます。 【転】 - ぼくらの七日間戦争のあらすじ3 クラスの皆は、迷惑がかかっていると学級委員の中山に戻るように説得しに行けと言ってきます。 小間使いじゃないと中山は怒ります。 また、自分達は授業を受けていて、立て籠もっている生徒達は何もしてない事からズルいと思い始めます。 中山達が差し入れを持っていって、廃工場の皆とハンバーグを作って食べます。 しかし、立て籠もってる8人の男子の二人が喧嘩を始めます。 中山がハンバーグをあげたことに嫉妬したのが原因のようです。 喧嘩によって、ハンバーグは滅茶苦茶になってしまいます。 一人の男子は出て行こうとしますが、皆で決意を新たにして、もう一度やり直そうと引き留めることに成功します。 翌日、教師達が再度やってきます。 頑丈な扉を開けるために電動チェーンソーを使ってきます。 生徒達は、扉に物を押し込んで封じようとします。 しかし、教師達が入ってきてしまいます。 様々な攻撃を試しますが、教師達には勝つことができません。 そこに、地下で見つけた戦車を修理した生徒が、戦車に乗って突撃します。 【結】 - ぼくらの七日間戦争のあらすじ4 教師達は逃げ出します。 そして警察が出動することになります。 生徒達が戦車を乗り回すと、エンジンが焼けて動かなくなります。 世間は、戦車が登場したことで大騒ぎになります。 テレビのニュースで流れて、警官隊が廃工場を囲んできます。 立て籠もってる生徒達の親は、子供達を心配します。 しかし、学校側は警察の対処になったと言うだけです。 多くの人々が駆け付けて、辺りは騒然とします。 その頃、中にいる生徒達は、最後に一泡吹かせてやろうと準備をしていました。 警官隊が突入してくると、生徒達が仕掛けた罠に次々と引っかかります。 閉じこめられたりして、生徒達を捕まえることはできません。 そこに教師達が現れて捕まえてきます。 しかし、生徒達の罠の前に屈してしまいます。 最後の仕上げとして、生徒達は下水道を通って外に出ます。 戦車の大砲に仕掛けた花火が、大量に打ち上げられるのを皆で見ます。 駆け付けた人々は綺麗な花火に酔いしれます。 大盛り上がりした後、生徒達は同じメンバーで学校から帰っていました。 次は国会議事堂だ!と意気込んでエンディングです。 この映画の見所は、最後の警官隊や教師達が突入してきて、次々と生徒達が罠にはめていく場面です。 大人達に屈しないで、自分達の自由を求めて戦う様は気分がすっきりします。 銃や刃物を使うのではなく、水をかけたり網にかけたりして戦うので怖い描写はほぼありません。 また、言葉によって戦う場面も見ものです。 廃工場の屋上から、教師達が言ってきた事をそっくりそのまま返してやる姿には笑ってしまいます。 仕上げとして、花火がいっぱい上がった時は粋な演出だなあと思いました。 素晴らしい締めだったと思います。 何よりも今作の素晴らしい所は、子供達が素直で生き生きとしていて、真っ直ぐな演技をしている所です。 子供時代に忘れていた心を思い出させてくれて、元気が湧いてきます。 時代が分かる場面では、校則の厳しさや体罰です。 この時代では、当たり前だったのかなと思える描写で、色々と考えさせられます。 ちなみに、立て籠もる生徒の一人で優等生の子がいます。 彼が図面で計画している建物を、アリアハンの城と言います。 そして、主演の宮沢りえは今作が映画第一作目になります。 当時はとても話題を呼びました。 最後まで見終わって、小室哲哉が担当した音楽が印象的な作品でもありました。 主題歌のTM NETWORKの曲の歌詞が心に響いて忘れられません。 全体を通しても面白く出来上がってる映画でお勧めです。 麻木さんの感想 小説を見て、映画も見たくなりました。 この小説、映画に影響を受けて、自分の通帳を親から盗んで友達と家出するなんてこともしました。 良くも悪くもとってもいい思い出でした。 教師の体罰や、厳しい校則などの、時代がよく分かるような場面では、現在では考えられないようなことばかり。 昔の厳しさ、今の緩さについて考えさせられます。 子供たちが大人の権力で押しつぶすようなひどい考えに懸命に立ち向かう姿に心を打たれました。 これからの時代、自分たちはどんな大人になるべきなのか考えさせられます。 僕はまだ小学生6年生です。 アニオタです 確かに自分の考えをどうしてでも押し付ける親や先生は嫌いです。 親からは暴力を振るわれるなんてこともあります。 でも、この映画があったから、家出する勇気も出たし、何より、自分がいけないと思うことは、親であろうと先生であろうと意見を言う事が出来るようになりました。 あと数か月で小学校も卒業です。 僕は中学受験をします。 先生の気に食わないことを僕がしたら、内申書に書かれることもわかっています。 僕が受ける中学校は、合格した後に、担任にどんな人かを聞くこともわかっています。 それでも、僕は、行けないと思うことはいけないと言えるような強い人になって、この先未来を担っていく僕ら子供は、どんな大人になればいいのか。 そう、考えさせられます。 子供を幸せにできるような大人になれるように。 最後の花火のシーンでは、子供の力だけでこんなこともできるんだと夢と希望を与えてくれました。 戦車が出てくるシーンでは、ハラハラドキドキして、それと同時にとても感動しました。 最後は涙が溢れました。 とても素敵な映画でした。 この映画、小説にかかわったすべての皆さん、ありがとうございます。

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