白夜 行 意味。 小説『白夜行』7の魅力!悪女・雪穂が怖すぎる!!亮司との関係に愛はある?

【白夜行(ネタバレ)】死んだ亮司を「知らない」と一蹴した心理を解説!雪穂の闇と亮司の闇の違いは?亮司にとって白夜とは

白夜 行 意味

なんでそうするの 昔からはちょいちょい読んでいましたが、「読みやすい軽いエンタメ」を書く人、という勝手なイメージがあり、やと同列でちょっと馬鹿にしていました。 しかしこの「」がとても良く、イメージが変わりました。 その直後にテレビドラマ版を見たのですが、結末から見せる演出や二人の葛藤を描く作りにうーんと唸ってしまいました。 悪い作品ではないけど、書かないことがこの作品の肝だと思うので。 そしてだいぶ時間が経ってから映画版を見ましたが、個人的にははまりませんでした。 どのエピソードを使ってどれを端折って、とか演出方法が、とかではなく、本質の部分が違ってるので許せないのです。 まず、二人の関係性。 原作では二人ともある意味「モンスター」ですが、映画版では「雪穂を守る亮司」の一面のみ。 雪穂の悪女ぶりは全く描かれません。 ここが最大の無理解、改悪ポイントです。 次に、二人を追う刑事の笹垣。 切り絵が「」だと知ってすぐに雪穂が読んでいた本と結びつけたり、児童館にあるぬいぐるみが怪しいと感じ、そのぬいぐるみについているビーズがモールス信号だとすぐ気づいたり、推理力ありすぎ。 雪歩の夫に真実を告げる場面も、推測部分が多すぎ。 これでは推理にもならない。 単なる想像か妄想です。 そしてラストに亮司と対面する場面で急に「俺が父親になる」だって。 何がどうなってこうなるの? 幼い我が子を亡くしたことが影響しているようですが、途中には亮司と我が子を同一視していくような描写はありませんでした。 俳優さんたちについて。 は賛否両論ですが、私は良いと思いました。 少なくともドラマ版のよりは「悪女」や「闇」が見える。 は天然陽性な感じがしちゃう。 ヌードシーンが目玉でしたが、あんなのだったらいらないや。 単なる話題作りですな。 は良かった。 かっこいいね。 は、演技もやはりドラマの演技(分かりやすくコテコテ)なのが気になりましたが、思ったよりは良かった。 でもこの人を刑事役にした時点で、見る前から2時間ドラマ臭がしちゃうでしょ。 キャの際にそういうこと考えなかったのかな。 その他もろもろ。 ラストで亮司が笹垣に対して「いつか来ると思ってたよ」なんて笑顔で言っていいの? 警察が来ることを待っていたり怯えたりする描写も無かったよ。 そして何で飛び降り自殺をするかな。 雪穂を守ることが第一ならそんなことはしちゃいけないでしょ。 それをきっかけに雪穂との関係やこれまでの秘密がバレてしまうかもしれないのに。 また、笹垣との直接対決が一度ありましたが、これのいきさつも分からん。 なぜ急に殺そうと思ったのか。 なぜ一度の失敗で諦めるのか。 青酸カリを盗み出した女が自殺したら、そこで男と一緒に暮らしていたことはすぐ分かるでしょうし、そうしたら警察はその男を追うでしょう。 なのにしない。 警察何やってんの? 雪穂の母親の自殺(に見せかけた殺人)も亮司がやっていますが、これは雪歩が単独でやらなきゃダメ。 これも雪穂の恐ろしい女性のエピソードなんだから。 この物語の本質は、恐ろしい女である雪穂と、それを守ろうとしていつしか取り込まれてしまう亮司という関係性。 2時間で詰め込むから構成や表現方法は原作とちがってくるのは構わないのですが、この監督は理屈や背景を理解していないので、エピソードを端折りすぎて、つながりもつじつまも何も無い。 とイライラしながら本編を見終わり、ついでにと予告編を見たのですが、ここでも最悪っぷりが炸裂していました。 まずキャッチコピー。 「それは〈罪〉なのか」「殺したのは、心」。 どっちも全然違うじゃん。 二人がやったことが罪じゃないなんて少しでも思う余地ありますか?心を殺されたからこういう生き方をしたの?そうじゃないでしょ。 最初の事件を起こしたその直後はそうだったかもしれませんが、母親殺しの時点で雪穂は自分の意思で動いています。 同情の余地はないんです。 そして予告編の中で、本編ラストに亮司を見た雪穂が「私は知らない」と言う場面を流しちゃってる。 予告編ではこのセリフ部分だけですが、それでもクライマックスの一番大事なセリフを予告編に使う神経が分からない。 いやもう本当に、この監督馬鹿じゃないの? 原作読んでないのかな。 追記 勢いに任せて書いたけど、私自身が「」と混同している部分がありそう。 事実誤認などありましたらご指摘ください。

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『白夜行』/創作意欲が湧く小説

白夜 行 意味

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 を参考にして、 物語全体の流れが理解できるように(も含めて)、をしないよう ご自身の言葉で。 ( 2013年2月)() の夏、のある廃ビルで起きた殺し。 何人もの容疑者が捜査線上に浮かぶが、決定的な証拠がないまま時は流れていく。 当時小学5年生だった被害者の息子・桐原亮司と、ある容疑者の娘・西本雪穂は、何かを抱えながらもその後の人生をそれぞれに歩んでいくかに見えた。 しかし、二人の周囲では一見関連性のない不可解な事件が次々と起きるのであった。 心を失ったゆえの彼らの19年間を、様々な登場人物たちの視点を通して的規模で描いている。 特徴 [ ] に起こったある事件からまでの2人の主人公の19年間を描く長編小説。 彼らの心理描写は意図的に排され、彼らを取り巻く様々な人間たちの視点を通してその言動が示されていく。 主な登場人物 [ ] 桐原亮司(きりはら りょうじ) 19年前の事件のの息子。 幼少の頃から暗く沈んだ瞳に感情のない顔をしていた。 極端に人と交わることもなかったが、学生時代に主婦の斡旋やの偽造に乗り出すなど裏稼業を歩む。 切れ者であると同時にの知識はプロ級。 年代もののを愛用し、を作るのが得意であった。 唐沢(西本)雪穂(からさわ(にしもと) ゆきほ) 19年前の事件の容疑者の娘。 並外れた美貌を持った少女。 小学生時代は貧しい暮らしをしており、質屋殺しの容疑者に母親がリストアップされた後、その母親を事故で亡くす。 その後唐沢家のとなり、学業や礼儀作法を身に着けてゆく。 その美貌に加えて、成績も優秀であったがそれゆえ、妬みも多くあった。 そして、彼女にかかわる人物は必ず不幸に遭ってしまう。 笹垣潤三(ささがき じゅんぞう) ・所属。 事件を担当する中で、亮司と雪穂の周りで起きる謎の出来事に疑念を持ち、2人を追い続けていく。 をたしなむ。 古賀久志(こが ひさし) 大阪府警・捜査一課所属。 笹垣とともに本件を捜査。 その後、エリートコースを歩む。 笹垣とは同僚であると同時に親戚関係でもある。 桐原洋介(きりはら ようすけ) 質屋「きりはら」主人で亮司の父。 事件の被害者。 息子をよくかわいがっていた一方でとあるを持っていた。 桐原弥生子(きりはら やえこ) 亮司の母。 洋介の死後、質屋の経営に行き詰まり、経営に失敗しを開いて生計を立てている。 亮司に母親らしいことができなかったことを自覚している。 松浦勇(まつうら いさむ) 「きりはら」店長。 質屋を切り盛りし桐原家の内情を知る男。 その後、ゲームソフトの海賊版のブローカーとして暗躍、亮司に接近する。 西本文代(にしもと ふみよ) 雪穂の生みの母。 容疑者にリストアップされた直後に自宅でガス中毒事故で死亡した。 唐沢礼子(からさわ れいこ) 雪穂の親類。 後に雪穂を養女として引き取り、作法を厳しく教えていく。 秋吉雄一(あきよし ゆういち) 亮司の中学時代の同級生。 雪穂の隠し撮りをしていた。 菊池文彦(きくち ふみひこ) 亮司の中学時代の同級生。 亮司の母・弥生子の秘密の写真を持っていたが、その後、とある事件の犯人に仕立て上げられる。 藤村都子(ふじむら みやこ) 中学時代、人気のあった雪穂に嫉妬しあらぬうわさなどを立てていたが、自らに起きたある事件をきっかけに雪穂と和解する。 才媛である雪穂に引かれ、行動を共にする。 大学で同じクラブの男性と恋仲になるが、その直後に残忍な出来事に巻き込まれる。 園村友彦(そのむら ともひこ) 亮司の高校時代からの同級生。 亮司が仕掛けたパーティーで知り合った主婦と体の関係を持った結果、トラブルに出くわす。 しかし、亮司の取り計らいで窮地を脱してからは彼に恩義を感じ、裏稼業を手伝うことになる。 独学でプログラムを学んでいた。 西口奈美江(にしぐち なみえ) 大手員。 売春パーティーに出席した人物の一人。 当初自分に合わないとその場から逃げ出すが亮司の策によって、偽ソフト製造のを担当する。 付き合っている男に金を貢ぐあまり、悪事に手を染めることに。 中道正晴(なかみち まさはる) 大学生。 家庭教師のアルバイトで唐沢家に足を運ぶうち、教えている雪穂に恋心を抱く。 しかし、雪穂の出生の秘密を探るうちに疑念を持つようになる。 仲間内ではゲームプログラムを作っていたが、その作品を亮司によって盗まれてしまう。 篠塚一成(しのづか かずなり) 大手製薬会社の御曹司。 大学時代に部長を務めていた。 入部してきた雪穂を初めてみたときから底知れぬ恐れを感じ、後にその動向を調査するようになる。 一方で江利子に好意を持っていたが、ある事件で関係は途切れてしまう。 倉橋香苗(くらはし かなえ) ソシアルダンス部所属で一成の恋人。 他の女性を敵視する。 高宮誠(たかみや まこと) 電気部品製造会社所属。 ダンス部時代に雪穂と知り合い、やがて婚約。 しかし、結婚後は雪穂に振り回され、ひそかに他の女性に好意を寄せてしまう。 三沢千都留(みさわ ちづる)。 誠と仕事をしていた際、憧れを抱くようになる。 中嶋弘恵 亮司のショップで働いていた。 バイト先で友彦と知り合い、恋仲になる。 今枝直巳(いまえだ なおみ) 事務所経営。 一成からの依頼で雪穂の調査を行う。 やがて、雪穂の出生の秘密から亮司との関係に迫る。 菅原絵里(すがわら えり) 専門学校生。 居酒屋でアルバイトをする傍らで今枝の仕事を手伝い、好意を寄せる。 栗原典子(くりはら のりこ)。 ソフト会社に勤めていた「秋吉雄一」を名乗る人物と付き合っていた。 篠塚康晴(しのづか やすはる) 製薬会社常務。 前妻は事故で亡くなっている。 雪穂に思いを寄せ、婚約を決意。 そのことに反対する一成に対して左遷を断行する。 篠塚美佳(しのづか みか) 康晴の前妻の娘。 雪穂を毛嫌いしている。 影響 [ ] 元選手のは現役時代この小説に感銘を受け、ののプログラムとして自ら振付を行い、作品の世界をテレビドラマ版の曲「白夜を行く」を使用したスケートプログラムとして表現した。 主人公の桐原亮司に扮し、青を基調に左手のみを赤く血に染めたイメージの衣装で悪と良心の葛藤を表し、氷上に横たわり死を迎えるまでを演じて、亮司の自己犠牲や作品の世界観を描いたという。 舞台劇 [ ] 9月から12月まで、劇団にて2部構成で舞台化された。 出演 [ ] キャストは4チームに分かれる• 唐沢雪穂 - 、、• 桐原亮司 - 、• 篠塚一成 - スタッフ [ ]• 脚本・演出 - 劇場 [ ]• 第1部:()、 シアター・ドラマシティ()• 第2部:シアター1010(東京)、大阪厚生年金会館 芸術ホール(大阪) テレビドラマ [ ] 白夜行 ジャンル 原作 脚本 演出 那須田淳 高橋正尚 出演者 (特別出演) (特別出演) 音楽 エンディング 「」 製作 プロデューサー 制作 放送 放送国・地域 放送期間 - 放送時間 木曜日21:00 - 21:54 放送枠 TBS木曜9時枠の連続ドラマ 放送分 54分 回数 11 からまで系列で、毎週21:00 - 21:54 ()に放送された日本のテレビドラマ。 主演はとで、のテレビドラマ『』で共演したコンビによる共演となった。 また、・も同じメンバーで、「」もが担当する。 系列のでも、9日遅れの毎週土曜日の午後に放送されていた。 第48回では本作が4冠を達成した。 最優秀作品賞、主演男優賞(山田孝之)、助演女優賞(綾瀬はるか)、助演男優賞()である。 の町田樹によるプログラムでは、本テレビドラマ版の劇伴曲が使用された。 あらすじ [ ] この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 を参考にして、 物語全体の流れが理解できるように(も含めて)、をしないよう ご自身の言葉で。 ( 2013年2月)() 幼少時、初恋の少女を助けるために父親を殺した少年と、その少年を庇うために母親の命を奪った少女の残酷な14年間の愛の軌跡を描いた物語。 2人はただ太陽の下で手を繋いで歩きたかっただけなのに…。 ストーリー考察 [ ] 原作ではほとんど描かれていなかった亮司と雪穂の関係を映像化し、2人の葛藤や成長などの心理的部分を中心に描いているが、時代の整合性上、殺人事件が発生したのがではなくとなった(当時ののが15年だったため、ドラマが放送された2006年11月11日に時効を迎えるという設定で、亮司が切り絵に日付を残している。 その後2010年4月27日にが改正され、日本では殺人罪を含む凶悪犯罪の時効は撤廃された)。 プロデューサーは雑誌のインタビューで、主人公の2人の関係を可視化するなど、原作から大幅に手を加えたことについて「亮司と雪穂をモンスターにしたくなかった」と語っており(『』より)、その製作意図が第10話での、笹垣潤三と谷口真文とのビジネスホテルでのやり取りのシーンの中に表れている。 キャスト [ ] 主要人物 [ ] 桐原 亮司 演 - (18 - 25歳)(幼少時代:) 主人公。 図書館で仲良くなった雪穂に初恋をし、やがて父が彼女にしていたことを知って怒りのあまり殺害してしまう。 切り絵を得意とし、雪穂から贈られたケースにハサミを入れて常に身に付けている。 高校生になり再会してからは、雪穂に「亮」と呼ばれる。 唐沢(西本) 雪穂 演 - (18 - 26歳)(幼少時代:) 図書館で出会った亮司と幼い初恋を育むが、実は母親・文代に売られてを受けており、そのために父を殺した亮司をかばうべく文代を事故に見せかけて殺害した。 高校生になり再会した亮司と運命的な関係を築く。 『』を愛読し、に憧れている。 桐原家 [ ] 桐原 洋介 演 - 亮司の父で『きりはら』の店主。 桐原 弥生子 演 - 亮司の母で、元ホステス。 松浦と浮気していた。 夫の死後、夫の殺害現場に「やえこ」を開業する。 亮司がいなくなって初めて大切さに気づいた女性。 心の苦しさから逃れるため、となる。 警察関係者 [ ] 笹垣 潤三 演 - 最初の事件を担当していた刑事。 事あるごとに「」の一節を口ずさむ。 亮司と雪穂に強い興味を持ち、一旦事件が決着した扱いとなった後も事件の真相を知ろうと調査を行うが、警察機構の中では終了した事件の捜査はタブーであり、さらにはその勝手な捜査に度を超えた捜査手法を用いたため孤立、最終的には辞職し探偵となる。 だが、彼にも「白夜」の世界の中で生き続ける理由があった。 古賀 久志 演 - 笹垣とコンビを組む新米刑事。 笹垣を警察における父親のように思っている。 七味が好物で、に大量に入れて食べるのが癖。 人事異動で笹垣と別の警察署に異動することが決まった後、有給休暇を取って笹垣の捜査に協力しようとしたが、松浦を取り押さえようとして揉み合った際に刺殺される。 亮司の関係者 [ ] 松浦 勇 演 - () 『きりはら』の元店員。 亮司の過去を知る一人であり、それをネタに亮司に売春など裏稼業をさせては上納金をピンハネするという関係を作ってはいたものの、自身の生い立ちと亮司の生い立ちを重ね合わせて、亮司に対してある種のシンパシーを感じており、亮司を警察に売るようなことは最後までしなかった。 古賀刑事(後述)に逮捕されそうになった際に揉み合って古賀を殺害してしまうが、その直後に亮司に刺殺され、遺体を唐沢邸の庭に埋められる。 園村 友彦 演 - 亮司のたった一人の友人といえる。 ヤクザの妻との売春中に相手が死んだ事件を亮司がという方法で庇ったことで、亮司に一生付いて行くと誓う。 だが亮司の本当の姿は知らない。 亮司は、偽造や偽造コンピューターゲーム制作などを行っていた時期に、名前の提示が必要な場面では園村の名を騙っていた。 菊池 道広 演 - 最初の事件における遺体の第一発見者。 後にその事と、秋吉から入手した洋介と雪穂が写った写真(後述)で亮司をゆするが、亮司が仕組んだアリバイ工作でレイプ事件加害者の疑いがかかることになり、中だったため、アリバイ証言を条件にゆすりに使用した写真とを亮司に渡すこととなる。 西口 奈美江 演 - 売春パーティーで亮司と巡り合った女性。 普段は銀行員として働いているが、榎本(後述)に唆され横領に手を染めていた。 亮司に銀行員としての知識を伝え、彼らが偽造キャッシュカードを使用し他人の銀行口座から多額の現金を引き出す手助けをする。 亮司が自分を逃がすよう手助けしてくれたと思っていたが、亮司は実際には榎本にに逃げたことを知らせており、に潜伏していたところを榎本の手先に殺害された。 榎本 宏 演 - 奈美江を利用し、金を横領しようとしたヤクザ。 後に亮司に海賊版ゲームソフトの開発をさせる。 秋吉 雄一 演 - 雪穂の容姿に惹かれ、よく写真を撮っていた、亮司の同級生。 同じく写真が趣味だった伯父が、亮司の父親と雪穂がビルに入る現場の写真を偶然撮影していた事が、菊池が亮司をゆするネタとなる。 亮司は、ソフトウェア会社「メモリックス」に入社する時期以降、秋吉の名前を騙っていた。 栗原 典子 演 -。 ふられた直後に偶然亮司と知り合い(実際は亮司が偶然を装って度々遭遇していた)同棲する。 小説家のふりをした亮司の要望に応え、勤務先からを持ち出す。 のちに亮司の子を宿し産むことになる。 しかし亮司が秋吉雄一の名を騙っていたため、亮司が自分の元を去り、彼を探していた笹垣に出会って話を聞くまで、その本名を知らなかった。 雪穂の関係者 [ ] 唐沢 礼子 演 - () 文代の死後、雪穂を引き取って育てた義母。 の師範。 西本 文代 演 - 雪穂の生みの母。 多額の借金をし、その返済のために、自ら売春していたが、その後洋介から金を貰う引き換えに娘の雪穂を売る。 雪穂の心中未遂によりガス中毒で死亡。 川島 江利子 演 - 雪穂の高校時代からの親友。 雪穂に憧れている。 しかし篠塚と交際したことに嫉妬した雪穂が亮司を動かし、レイプされたかのような写真を撮られてしまう。 藤村 都子 演 - 高校時代、容姿端麗な雪穂に嫉妬し、陰湿ないじめを行う。 だが雪穂が亮司と結託し亮司にレイプ(未遂だがそう見える写真を撮影)させ、その後都子を守るように見せかけて行動した雪穂と仲良くなる。 篠塚 一成 演 - 篠塚製薬の御曹司で、雪穂が好意を寄せていた男性。 雪穂の所属していたソシアルダンス部のOBで元部長。 交際していた江利子へのレイプ事件をきっかけとして雪穂に対して不信感を抱くようになり、後に探偵となった笹垣の捜査に手を貸すこととなる。 高宮 誠 演 - 雪穂の所属するソシアルダンス部の副部長をしていた。 雪穂に惹かれ、後に夫となるが、雪穂が亮司に高宮が開発中のデータへの不正アクセスのために高宮のIDを渡すなど利用された挙句、とをでっち上げられ離婚。 その他 [ ] 三沢 千都留 演 - 高宮の勤務先で働いている派遣社員。 高宮は千都留に惹かれ、雪穂との結婚直前に彼女へのプロポーズを密かに計画していたが、亮司の策略で回避された。 谷口 真文 演 - 亮司と雪穂が幼い頃よく訪れていた図書館の司書。 2人が成長しても、普通の人間として接した。 図書館ののに投稿された文章が2人からのものであったことを見抜く。 島崎 演 - 松浦らが常連客のの店長。 松浦の生い立ちを知っている。 ゲスト [ ] 第1話• 西布施警察署刑事部長 - 第2話• 清華女子学園高校生徒 -• 藤村都子の母 - (第3話)• 大江図書館職員 - 山内奈央(第4・5・7話)• 古賀久志の妻 - (第5・6・8話) 第3話• 警察官 - (TBSアナウンサー)• 西布施警察署刑事部長 -• 花岡夕子 -• 川田和子 - 川崎葉子• アナウンサー - (TBSアナウンサー)• 倉橋香苗 - (第5話) 第5話• 亮司に榎本からの海賊版ゲームソフト開発の仕事を持ち込んだ男 - (第6話) 第6話• 川島江利子の母 - 第7話• 西布施警察署刑事部長 - (最終話) 第8話• ソフトウェア会社「メモリックス」クライアント -• ソフトウェア会社「メモリックス」社長 -• 秋吉雄一(桐原亮司)直属の部下 - (最終話) 第9話• 唐沢礼子の近所のおばさん - 第11話• 雪穂に2号店の候補地を紹介する不動産屋 -• アナウンサー - (TBSアナウンサー)• 原作 - 『白夜行』著(刊)• 脚本 -• プロデュース -• 演出 - 、那須田淳、、高橋正尚• 音楽 -• 主題歌 - 「」()• 音楽プロデュース -• 制作協力 -• 制作 -• 製作・著作 - TBS 放送日程 [ ] 各話 放送日 サブタイトル 演出 視聴率 第一話 2006年1月12日 東野圭吾記念碑的名作奇跡のドラマ化!! 少年はなぜ父を? 少女はなぜ母を? 14年間の壮大な愛と絶望の物語 平川雄一朗 14. 第1話:「悪をおそるるなかれ。 弥陀の本願さまたげるほどの悪なきゆえに。 」(第一章)• 現代語訳:悪を恐れることはない。 のを妨げるほどの悪はないのだから。 第1話:「わがこころのよくて人殺さずにあらず。 人害せじとおもうとも、百人千人殺すことあるべし。 」(第十三章)• 現代語訳:自分の心が善良だから人を殺さないというわけではない。 いくら人を殺すまいと思っていても、百人や千人を殺してしまうこともあるだろう。 第3話:「この親鸞は父母供養のため、一返にても念仏そうらわず。 」(第五章)• 現代語訳:このは、父母の供養のために念仏を唱えたことは一度もない。 第4話:「いづれの行もおよびがたき身なれば、地獄は一定すみかぞかし。 」(第二章)• 現代語訳:どんな修行もできないこの自分なのだから、地獄こそが既に定まってしまっている自分の住みかなのだ。 第5話:「念仏申せば八十億劫の罪滅す」(第十四章)• 現代語訳:念仏を唱えればといった重罪でも消滅する(と言うが、それは私たちが信ずべきことではない)。 第6話:「苦悩の旧里(ふるさと)捨てがたく、安らぎの浄土は恋しからず候。 」(第九章)• 現代語訳:苦悩の多いこの世界は捨てがたいものであり、また安らぎの極楽浄土も恋しくはなれない。 第7話:「念仏は浄土に生まれる種あり。 地獄におつべき業や、総じて存知せざるなり。 」(第二章)• 現代語訳:念仏は浄土に生まれるためのものか、地獄に落ちるに違いないか、全て私にも分からないことである。 第9話:「弥陀の本願、悪人成仏のためなれば」(第三章)• 現代語訳:阿弥陀仏の本願の真意は、悪人を成仏させるためのものである。 提供スポンサーについて [ ] 主人公が殺人犯である設定のため、が若竹色の提供クレジットを自粛した(この間、同社のCMは本編終了後に扱いで流れていた)。 前番組 番組名 次番組• 101. 102. 103. 104. 映画(韓国版) [ ] 韓国にて『』(白夜行 - 白い闇の中を歩く)のタイトルで映画化され、2009年に公開された。 日本では『 白夜行 -白い闇の中を歩く-』の邦題で2012年1月7日に公開された。 日本でのレイティングはとなっている。 キャスト [ ]• ハン・ドンス(笹垣潤三):(日本語吹替:)• ユ・ミホ(唐沢雪穂):(日本語吹替:)• キム・ヨハン(桐原亮司):(日本語吹替:)• ソ・ヘヨン(桐原弥生子):• チャ・スンジョ(篠塚康晴):• イ・シヨン:(日本語吹替:)• ヤクトン(園村友彦):• パク・テホ(古賀久志):• チョ・ミヌ:• パク・ミヨン:• チャ・ヨンウン:• ナ・ヒョン:• ミン・ギョンホ:• チャ・ヨンウン(篠塚美佳):• カン・ジェドゥ(松浦勇):• ヤン・ミスク(西本文代):(日本語吹替:)• キム・シフ(桐原洋介):• ミホの養母(唐沢礼子):• イ・ジア(西本雪穂):(日本語吹替:)• 幼いヨハン:• ソンシク:(日本語吹替:)• 捜査班長:(日本語吹替:) 映画(日本版) [ ] 白夜行 監督 脚本 深川栄洋 山本あかり 原作 東野圭吾 製作総指揮 石垣裕之 小竹里美 菅井敦 阿久根裕行 出演者 音楽 平井真美子 主題歌 「」 撮影 石井浩一 編集 製作会社 映画「白夜行」製作委員会 配給 公開 上映時間 149分 製作国 言語 興行収入 4億2000万円 公開の同小説を原作としたサスペンス映画。 監督は深川栄洋、主演は堀北真希と高良健吾。 第61回・パノラマ部門正式出品作品。 原作の時代考証に忠実であることを心がけ昭和55年から平成10年までの時代に応じたロケセットを準備、ロケは2010年3月から6月までの約3か月に渡り撮影、ロケ地は8都県に及んだ。 特にラストシーンのロケでは300人にも上るエキストラが集められている。 全国210スクリーンで公開され、2011年1月29日、30日の初日2日間で興収は7,862万5,500円、動員は6万367人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第6位となった。 あらすじ [ ] この作品記事はが望まれています。 ください。 キャスト [ ] 唐沢雪穂(容疑者の娘) - 高校生の時川島江利子と友達になり同じ大学に進学、その後篠塚一成と結婚する。 やがて事業をし成功させていくが、友人の桐原亮司の自殺を悲しむ。 西本雪穂(10歳時期) - 福本史織 生活のため桐原亮司の父親と寺崎忠夫の相手をさせられる辛い生活をする。 児童施設で桐原亮司と出会い友人関係になる。 桐原洋介殺害後、実母の文代を睡眠薬の取りすぎにより味噌汁を噴出させガス中毒死を装い、桐原亮司と一緒に殺害する。 その後自分に抱きつく寺崎忠夫に睡眠薬入りのジュースを飲ませ、居眠り運転による交通事故に見せかけて殺害する。 桐原亮司(被害者の息子) - 高校入学式後、親元を離れ一人暮らしをする。 高校在学中栗原典子と出会い同棲する。 高校卒業後鉄工所に就職するが、平成10年に事件の真相を笹垣に突き止められ、自殺する。 桐原亮司(10歳時期) - 両親の愛情に飢えており、児童施設に通い、一緒にいた西本雪穂と知り合い仲良くなるが、西本雪穂が実父桐原洋介に暴行されるのを目撃し父親を殺害し、西本雪穂を虐待する西本文代を睡眠薬の飲みすぎに見せかけて殺害する。 笹垣潤三(事件を追いかける刑事) - テレビ版では独身で刑事も中途退職し探偵事務所を開いているが、映画では妻子がいる。 一人息子は昭和55年に白血病のため病死している。 刑事も定年まで勤めている。 平成10年に真相を突き止め、桐原亮司に再会し「俺が父親の代わりをする。 お前を愛す」と宣言。 その直後桐原亮司が自殺し号泣した。 古賀久志(潤三の同僚の刑事) - テレビ版では松浦に殺されるが、映画版では殺されていない。 桐原弥生子(亮司の母親) - 松浦と浮気関係だったが数年後松浦は質屋の金を持ち逃げされたため、質屋を廃業しスナックを開く。 テレビ版ではアルコール中毒で死んでいるが、映画では死んでいないしアルコール中毒にもなっていない。 松浦勇(弥生子の愛人、質屋従業員) - テレビ版ではメインキャラで数々の悪行を重ねているが、映画版ではあまり登場していない。 刑事に言い訳と大衆食堂でご飯を食べるシーンしか出ていない。 映画では唐沢雪穂に恐喝後、桐原亮司と大衆食堂で再会し楽しい話後、何者かに殺害される。 テレビ版では亮司を犯罪に利用するが、映画では亮司を坊ちゃんと慕っていた。 桐原洋介(亮司の父親、質屋の主人、刺殺された被害者) - 質屋の経営者。 一人息子の亮司の友人西本雪穂を性的虐待するところを亮司に目撃され殺害される。 篠塚一成(雪穂の夫) - テレビ版では独身であるのに対し、映画版では唐沢雪穂と結婚している。 その後引きこもりになる。 テレビ版でも映画版でも川島江利子と恋愛関係はあった。 篠塚美佳(篠塚の妹) - (幼少時代:) 映画のみ登場。 雪穂を毛嫌いしている。 睡眠薬の類で寝ている間に何者かにレイプされる。 そして、そのトラウマを利用して美佳の心を雪穂が取り込む謀略に成功している 川島江利子(雪穂の友人、一成の元恋人) - 高校生の時藤村郁子にいじめられているところを唐沢雪穂に助けられ友人関係になり、雪穂と同じ大学に通い篠塚一成と恋愛関係になるものの、デートの日に郵便局員になりすました男に暴行されたため破局に。 菊池文彦(亮司の同級生) - 藤村郁子(雪穂の同級生)- テレビでは唐沢雪穂をいじめ、映画では川島江利子をいじめていた。 その後何者かにレイプされる。 唐沢礼子(雪穂の親戚で養母) - 唐沢雪穂の養母。 テレビ版では桐原亮司に殺されるが、映画では殺されていない。 栗原典子(亮司の恋人) - 桐原亮司の恋人。 映画版では平成元年に服毒自殺をしているが、テレビ版では自殺しておらず、亮司の子供を産んでいる。 西本文代(雪穂の母親、事件容疑者で自殺) - 寺崎忠夫(文代の恋人、事件容疑者で事故死) - 映画のみ登場。 ロリコン趣味で西本雪穂に抱きつく行為をする。 桐原洋介殺害後も西本雪穂に抱きつく行為をしていた。 その後西本雪穂に睡眠薬入りのジュースを飲まされ居眠り運転で交通事故死する。 三枝会長(雪穂のブティック経営の支援者) - 映画のみ登場。 篠塚雪穂を支援している。 一成の父 - 篠塚雅子(一成の母) - 笹垣克子(笹垣の妻) - 映画のみ登場。 一人息子の病死を悲しんだ。 刑事係長(笹垣の上司) - 秋吉雄一(亮司の同級生) - 管理人 - その他 、、、、、、、、、、田中伸一、下塚恭平、家入彬、、、、、、、白神早季子、、野上敦美、、、、 スタッフ [ ]• 監督 -• 脚本 - 深川栄洋、、山本あかり• 原作 - 東野圭吾(刊)• 撮影 - 石井浩一• 美術 - 岩城南海• 装飾 - 松田光畝• 照明 - 椎原教貴• 音楽 -• オーケストラアレンジ -• 音楽プロデューサー - 小野寺重之(松竹音楽出版)• 録音 - 林大輔• 編集 -• 助監督 - 菅原丈雄• 音響効果 - 斉藤昌利• スクリプター - 川野恵美• 衣装 - 越智雅之• スタイリスト - 浜井貴子• 警察監修 -• スタントセーフティ - 、大石将史、谷本峰• ロケ協力 - 、松本観光コンベンション協会 ほか• タイトル -• 現像・VFX -• スタジオ -• エグゼクティブプロデューサー - 石垣裕之、小竹里美、菅井敦、阿久根裕行• プロデューサー - 小島里佳、朴木浩美、井上竜太、• アソシエイト・プロデューサー - 山崎雅史• 製作者 - 和崎信哉、、、、、、町田智子• 製作 - 「白夜行」製作委員会(、、、、、イメージフィールド、集英社、)• 制作 -• 制作プロダクション - イメージフィールド• 配給 - ギャガ 主題歌 [ ]• 「」(、アルバム『ヒカリ』に収録。 デビュー曲であるが、女性歌手であること以外プロフィール未公開となっている。 関連作品 [ ]• - に刊行された姉妹作品。 続篇であるという推測もあるが、著者は明言を避けている。 脚注 [ ]• ブック・アサヒ・コム 2014年6月8日. 2014年12月29日閲覧。 2013年7月24日. 2014年12月29日閲覧。 初回は1時間拡大。 webザテレビジョン. 2006年5月2日. 2012年2月11日閲覧。 TBS. 2010年5月9日閲覧。 「」2012年2月下旬決算特別号 206頁• シネマトゥディ 2011年2月2日 関連項目 [ ]• 外部リンク [ ]• テレビドラマ• (アーカイブ)• - (2012年10月3日アーカイブ分)• 韓国映画• - (英語)• 日本映画• - (英語)•

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良心と幸福の欠落を埋める愛~白夜行第3話: テンメイのRUN&BIKE

白夜 行 意味

1973年、大阪。 質屋「きりはら」の主人・桐原洋介が、何者かに殺害されました。 息子をかわいがる、大阪の商人らしい人物であった洋介。 しかし彼は、その裏に別の顔を持っていたのでした。 容疑者は見つかるも、事件は迷宮入り。 この事件を機に、洋介の息子である亮司と、容疑者・西本文代の娘である雪穂の人生は、大きく変わってしまうのです。 その後、まったく別の人生を歩んでいるように見えた亮司と雪穂。 しかし、成長した彼らの周りでは、不可解で凶悪な事件が多発していて……。 彼らの周りで起こり続ける事件を、19年にもわたって追い続けていく本作。 人が、人としての心を喪失することの恐ろしさと哀しみを、繊細で丁寧に書きあげています。 「加賀恭一郎」シリーズや「ガリレオ」シリーズなどのドラマ・映画化によって、読書をしない人にまで広く、その名や作品を知られている人気作家。 1958年、大阪市生野区に生まれ。 実は高校2年生になるまで、ほとんど読書をしたことはなかったのだとか。 その後、推理小説にはまって執筆するも、友人から酷評されてしまいます。 この際に執筆した『アンドロイドは警告する』『スフィンクスの積木』は、未だ未発表のままです。 理系が得意だった作者は、1年の浪人を経て、大阪府立大学工学部電気工学科に進学。 卒業後は日本電装株式会社に勤めながら執筆活動をおこない、そして1985年に『放課後』で江戸川乱歩賞を受賞したのを機に、作家デビューを果たしました。 理系に特化した内容の作品を書くというだけでなく、女性というものを書くことにこだわりを持っている作者。 本作『白夜行』や『幻夜』、そして『容疑者Xの献身』などでも、最後までシッポをつかませないのは、女性です。 女性には強く、したたかであってほしい。 (中略) とことん自分のために生きる、自分さえよければいい、 くらいにがんばってくれたほうが 『つえーなぁ』と思う。 爽快ですよね。 と答えています。 確かに『白夜行』の雪穂は、ここで言う「究極の女」そのものでしょう。 『白夜行』の魅力2:雪穂の悪女っぷりがめちゃくちゃ怖い……暗さがクセになる! 雪穂のおそろしいところは、なによりも、まず美しいことでしょう。 「虫も殺さないような顔をして……」というのが、とにかく怖いのです。 彼女は自身が過去に体験しているので、性的暴行というものが被害者の魂を奪い、なおかつ他者に訴えにくいものだということを知っています。 だから、それを駆使して、自分の思い通りにならない女性たちを排除していくのです。 仲がよかった友人・川島江利子のことですら、簡単に被害者にしてしまいます。 そうなってくると、交友を持ったことすらも、何らかの理由で利用するためだったのでは?と読者は邪推することになるのです。 どこまでの「悪」で、どこまで闇が深いのか……読み切れないところが、雪穂という人物の怖さであり、魅力なのかもしれません。 『白夜行』の魅力3:篠塚、今枝……雪穂に関わると不幸になる恐怖!【登場人物紹介】 西本雪穂が主人公なのか、 桐原亮司が主人公なのかと問われれば、もちろん主人公は雪穂でしょう。 彼女を中心にさまざまな思惑が動き、彼女がその人々の思惑をうまく利用していくのです。 そして、そんな彼女の周りでは、数多くの不幸が起こります。 彼女の母である 文代は、ガス中毒によって死亡。 自殺とされていますが不審な点も多くあり、大阪府警捜査一課所属の 笹垣潤三は、まだ子どもであった雪穂を「信じがたい」としながらも、疑っています。 この母をはじめ、雪穂にとって邪魔となるような人物は皆、事件の被害者となって姿を消していくのです。 大学の部活が一緒だった 篠塚一成のように、彼女の不穏さに気づいた者もいました。 でも、確信はない。 だから誰も、彼女を止められないのです。 一成に依頼されて雪穂を調べていた探偵・ 今枝直巳も亡くなってしまいます。 一方、質屋殺し事件で父親が殺害された亮司は雪穂の幼馴染ですが、中学卒業を機に彼女の前から姿を消します。 華々しくもあやしい雪穂のストーリーに、彼はまったく姿を見せないのです。 しかし、実は彼も「秋吉雄一」という名を名乗り、暗躍しています。 栗原典子と付き合いながら、偽ソフト製造に手を染め、巨額の富を手にするのです。 プログラミングの得意な 園村友彦や、経理が得意な 西口奈美江を味方につけ、かつて「きりはら」で自分の父の部下として働いていた 松浦勇に海賊版のソフトを販売させるのでした。 暗躍はしているものの、亮司の暮らしはいたって質素。 突然いなくなったり、本名を隠していたり……。 しかし彼の行動の謎は、雪穂とのつながりを考えることで、一気に解けていきます。 それに反して、雪穂の本性はなかなか読めません。 彼女の本心は、一体どこにあるのでしょうか。 それとも、そんなものは、もう彼女のなかにはないのでしょうか。 雪穂は、高宮誠との結婚を「この結婚は売春なんだ」と言っています。 妊娠したと嘘をついたのも、高宮に結婚を決意させるためです。 怖いのは、自分の妊娠を彼に信じ込ませるため、他人の妊娠検査薬を見せているところ。 そして雪穂が、彼をまったく愛していないところでしょう。 彼の実家が資産家だったため、結婚して、夫の暴力や浮気を原因に離婚して、慰謝料をもらおうと考えていたのです。 結婚後、雪穂は堕胎したことを子供が出来ない理由とし、さらには性行為すらも出来ない体になったということにして、高宮との関係を疎遠にしていきます。 なにもかも、計算づく。 そして彼女の陰には、いつも亮司がいるのです。 『白夜行』の魅力5:すべては子ども時代に始まった……雪穂と亮司の過去! 亮司と雪穂には、2人でおそろしいものを退治して逃げ切ったという、深いきずなが存在します。 かつて図書館で出会った2人は、ハサミを使って切り絵をしたりしながら、しだいに仲よくなっていきます。 そんなある日、父・洋介が雪穂とともに建物に入っていくのを目撃する亮司。 そこで彼が見たものは、獣のような父親と、裸になった雪穂でした。 彼はとっさに、手に持っていたハサミで、父親を切りつけて殺害するのです。 そんな彼から、ハサミを取り上げる雪穂。 「殺したのは私」と亮司に言うのです。 その後日発見されたのは、ガス中毒で死亡した彼女の母親・文代でした。 実は、この母親が金のために、娘を洋介に売ったのです。 雪穂は容疑者を母親にすることに成功させ、洋介と文代に対しての復讐を果たしたのです。 お互いのためを想って行動し、強い絆で結ばれた2人。 しかし、その強さは、やがて「悪」へと変わっていくのです。 彼らがどんなに酷い目にあったのかを考えれば、雪穂や亮司がどれほど歪んでいるのか……うっすらとわかってくるでしょう。 しかし、それにしても……と思ってしまうのが、この物語なのです。 しかし実際には作中で触れられておらず、真相は謎のまま。 そもそも美冬は「新海美冬」を名乗っているだけで、他の素性はわかりません。 しかし、だからこそ読者は、美冬=雪穂であると思ってしまうのでしょう。 また『白夜行』と『幻夜』の1番の違いは、協力者である雅也の主観で物語が進むことでしょう。 『白夜行』では、亮司の気持ちはまったく見えてきませんでした。 しかし『幻夜』では雅也の気持ちが明確に見え、犯行におよぶ際の葛藤や、苦しみがかい間見えます。 この大きな違いにより、『白夜行』と同じ世界観であるにも関わらず、まったく違う雰囲気を楽しめることができるのです。 『白夜行』の魅力7:雪穂と亮司の間に愛はあったのか……切ない結末【ネタバレ注意】 雪穂は幼少期の事件で心を失い、太陽なんて見えなくなった、と述べています。 亮司は彼女と悲しい過去を共有しましたが、彼女と同じ経験をしたわけではありません。 雪穂の方が、きっと酷く心が壊れていたでしょう。 しかし亮司も、雪穂を手助けしていくうちに、彼女以上に心を荒ませました。 そんな彼を想うと、本作の結末を読んでも、「なぜ?」という疑問を抱く人は多いはず。 雪穂と亮司の間に、愛はあったのか。 亮司は利用されただけだったのか。 人によって、感じ方は違うはずです。 人によっては、雪穂は亮司に対しても復讐をおこなっていたのでは、という感想を持つ人もいます。 あなたは、どう読みますか? 『白夜行』は、雪穂の残忍さや幼少期に受けた心の傷などの陰惨な部分と、亮司が心を通わせるノスタルジックなシーンのバランスが絶妙です。 主人公2人の気持ちがほとんど描かれないので、多くのことは推測するしかありません。 その不透明さも、本作の魅力といえる部分の1つなのでしょう。

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