僕 の 心 の ヤバイ やつ。 【漫画】僕の心のヤバイやつ(僕ヤバ)の評価・感想まとめ【ネタバレあり】

僕の心のヤバイやつ (ぼくのこころのやばいやつ)とは【ピクシブ百科事典】

僕 の 心 の ヤバイ やつ

1巻の時点で相当ヤバイとは思ってましたが…正直ここまでとは思ってませんでした。 とにかく初々しく、真っ直ぐな青春に心動かされる展開の連続で、とても『みつどもえ』『ロロッロ』と同じ作者さんとは思えません…と言いたいところですが、所々に登場する下ネタはやはり同じ作者さんだなぁと。 とは言えこの点も他作品との差別化には一役買っていると思います(少なくとも私は嫌いではない)。 恋人候補が複数居るタイプのラブコメでは、こういった恋心の描写って意外とデリケートというか、例えば主人公が恋心を抱く相手が特定の人物に偏ってしまうと結末が予測できてドキドキ感が薄れてしまったり、あるいはどの相手にも見境無く恋心を抱くようだと今度は主人公が優柔不断でいい加減な人物に映ってしまったり…。 その点、この作品のように1対1の恋を描く作品においては何ら気兼ねする必要はありませんので、目いっぱい恋に落とすことが出来ます。 そして私が今、この点を最も有効活用している作品だと思っているのがこの『僕ヤバ』です。 この作品ではとにかく、メインの2人がお互いの恋心にぶっ刺さる言動(高木さんでいう『クリティカル』)をとりまくってるんですよね。 で、それが余りにも破壊力抜群なもんで、傍で見てる読者も無事では済まない…というのがこの作品の最大の特徴であり魅力なんじゃないかと。 ここで一つ設定的に上手いなと思ったのが、男性向けラブコメとしては珍しく、主人公である京太郎が完全に自身の恋心を自覚している点です(正確には1巻の終盤で自覚しました)。 これによって京太郎にとっての山田はまさしく『好きな女子』となり、彼女の言動をクリティカルに感じることに自然と説得力が生まれています(個人的に1巻に比べ2巻の満足度が高いのも、そういった点が影響していそうです)。 で、それらの言動をお互いがそれと意識して(惚れさせようとして)やってる訳じゃないってところがまた好感度高いです。 要はこの2人にとって、お互いが自然体のままでお互いのツボにド嵌りする相手なんでしょう。 もちろん好きな相手だからこそとるような言動も随所に見られますが、『好かれたい』という気持ちよりも相手の気持ち・立場を思いやっての言動が主であり、だからこそ刺さるんだと思います。 でもよくよく考えると山田の方は基本モノローグがなく内心が読めないので、ひょっとすると計算でやってる可能性も…?何だか妙に鋭かったりしますし。 また、こういったタイプの作品では稀に「何でこんな美少女がこんな冴えない主人公に?」という不満(疑問?)を抱くことがありますが、この作品に限ってはそんな感じは殆どしません。 立ち位置だけ見ればそんな感じなんですけど、心情描写の上手さで2人が惹かれ合うことに十分な説得力が生まれています。 そして2人に対する読者の好感度が十分高いので、心置きなくこの恋の行方を応援することができる…といった感じです。 このように本編ももちろん見所満載なのですが、それに匹敵、あるいは瞬間最大風速的にはそれを超えかねないくらいにヤバイのが、作者さんTwitterに定期的に上がるショート漫画です(まとめページがツイートのTOPに固定されてるのでそこから一気に読めます)。 本編同様に2人のクリティカルの応酬が見れますが、どれもこれもとんでもない破壊力であり必見です。 今後も定期的に新作が追加されていくみたいなので、本編ともども気をしっかり持ちつつ楽しみにしたいと思います。 近年稀に見る青春漫画の大傑作と言っても過言ではないだろう。 ゆっくりと、しかし着実に、人が人を好きになっていく初恋の過程が繊細に描かれていく。 少しでも恋を経験した人、恋に憧れを持ったことのある人なら、共感できる点が多々あると思う。 1巻では、主人公・市川が「僕は山田が好きなんだ」と自分の恋を自覚するまでの過程が描かれた。 その時点では、山田の主観は殆ど描かれず、当の山田は市川をどう思っているのかが不明瞭な状態だった。 そこを掘り下げて描いたのが今回の2巻である。 じょじょに視点が「市川の主観」から「市川と山田の主観」へとシフトしていく。 自転車に乗る。 雨の日を共に過ごす。 飲み物をおごる。 マンガを貸す。 そうした日常のありふれた描写から、二人の微妙なすれ違い、感情の揺れ動きが繊細に紡がれていく。 彼らの感情の揺れがピークに達し、今後の新たな展開を予感させたところで2巻は幕を閉じる。 なんと優れた構成だろうか。 ギャグ出身の方だけあって、その描写は基本的にはカラッとしており、ギャグたっぷりにテンポよく展開される。 普通にサラッと面白いギャグ漫画として読むのも十分アリだ。 だが、何回も見返すと、キャラの細かな仕草や表情の変化に気づき、彼らのことがとても愛おしくなってくる。 何度でも読み返したい、そんな魅力に溢れた、とてつもない大傑作だ。 ちなみに、作者のツイッターには番外編が多々掲載されており、こちらも大変見応えがあるので、興味を持った方はぜひ。 この恋愛コメディの恋愛の面白さとコメディのセンスは群を抜いてる! ただの暇つぶしのラブコメとして読んでいましたが、読み進める程凄いちゃんとした恋愛を描いているんじゃないのか?と思うようになりました。 前の「みつどもえ」と言う作品のファンでもありましたが、それとはまた違った魅力のある作品だと思います。 いや、むしろこの作品こそが作者に最も合ってる作品ではと思うほどです。 みつどもえでは、小学生にも関わらずちょっとませてて、変態な女の子達のドタバタするのが面白いといった作風でしたが、この作品はキャラクター達が高校生という事で、変態さ加減がちょうどマッチしてて 変態さがマッチするって何だ 見事に主人公の恋愛のエッセンスになっている。 それがまず一つの凄い事だと思います。 そしてこの恋愛が非常に面白く硬派です。 いわゆるラッキースケベがあるのですが、ギリギリ本当にありそうだなと思わせるラインを付いている。 そりゃねぇだろ!?と思わせるようなエロはないため、変態だけど実はエロにそれ程フォーカスさせてない。 だからこそ、彼らの恋愛模様に注視してしまう。 そこに注目すると、彼らが少しづつ少しづつ距離を縮めている心の様子を描いていて、とても硬派な恋愛漫画だとわかる。 そして彼らの距離が近づくイベントがありきたりな状況で無いにも関わらず、とてもツボを心得ている。 それがとても可愛らしく、心奪われてしまう。 古い言い方になるが、まさに「萌える」シチュエーションばかりだ。 こういった状況を毎話描けるというのはとんでもない事だと思います。 特に今巻の最後のシーンは、ページを大きく使った印象的な締めのシーンだった。 恋愛コメディだと思ってたら最後の最後でグッとカッコいい、可愛いシーンをぶち込んでくる。 こういったシーンを多く描ける。 これが次に凄い事かと。 そして実はコメディ自体がとても面白いという事も凄い。 「みつどもえ」時代では、小学生なのに変態、という設定に頼った笑いも多数見受けられました。 しかし今作ではそういった、設定一辺倒ではないギャグを描いています。 そしてそのギャグが面白い。 センスの塊でしかないと思います。 コメディとして、作者の成長が見られる作品は中々珍しいかと。 漫画業界では、ギャグを続けていくとギャグ作家は衰えていくと言われている中、ギャグがどんどん面白くなっていく作家って早々居ないのではないでしょうか。 これが三つ目の凄い事だと思います。 そして最後の四つ目は、最も凄いと思うのですが、この作者が女性だという点です。 この作品は一貫して、男子高校生の視点で描かれてます。 勿論、その女子の描写はリアルです。 しかしその女子の視点や気持ちは描かない。 いや、あくまで男子 主人公 側から見た客観的な映像としか描いていないのです。 こういった、男を主人公にした時の女性作家は、どうしても男の気持ちや考え方という部分は想像で描かなければならない。 何故なら女性だから。 男性でない以上、作家の想像で補うしかないのです 勿論逆も同じ事が言えます。 しかしどうしても想像力に限界があると、補えない部分を女性の視点で描こうとしてしまう。 男の主人公なのに女性の視点や考え方がするりと入ってきてしまう 馴染みのある方が楽ですから。 ところがこの作品は、女子の気持ちが絶対に「分からない物」として描かれており、完全に男性側のみの視点なのです。 女性の作家なのに、女性の視点や考え方を完全に消している。 こんな事が果たして出来るものなのか、と驚嘆しました。 ひょっとしたら天才とは、この作者の様な方を言うのではないかと思ってしまったほどです。 長くなりましたが、男が思い描く、理想の高校生恋愛コメディを見たいのならば絶対に買いだと思います。 そういえばこの漫画は市川の一人称で話が展開するので山田の心情は読者が推し量るしかない訳だが、この2巻になると明らかに彼女の感情の変化というものが感じられて二人の距離感が近づいていくのが伝わってくる。 というより山田の向こうから近づいてきてほしいという思いと、市川がそれに気づかずにいる、心の距離感が近づきながらも関係自体は然程進展しないという面白さというのか。 「ほんとに女子はなんにもわかってねーな!」わかってないのはお前だあー。 よもや桜井のりお先生にこれ程のラブコメが描ける力量があるとは思わなんだ。 二人の今後の進展を末長く見届けていきたい。 チョコミントの話などオマケがどれも素晴らしい…。 ツイッターで目下バズり中の漫画を単行本に納めないのは勿体ないと思う人も居るだろうけども、作家としての矜恃であると捉え断固支持したいところ。

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【神マンガ】『僕の心のヤバイやつ』の魅力を徹底的に語る

僕 の 心 の ヤバイ やつ

『僕の心のヤバイやつ』に新たな展開が訪れるのではないかと、SNSで期待の声が上がっている。 本日5月5日に公開された「Karte. 44」のサブタイトルにある変化が起こり、それが主人公二人の関係性の進展を表しているのではないかと、推測が広がっているのだ。 『僕の心のヤバイやつ』は、桜井のりお作の青春ラブコメディー漫画。 シンプルな絵柄でさらりとした読み心地ながら、よく読むと一コマ一コマの描写の中に登場人物たちの複雑な心理が反映されていて、ラブコメとしてのクオリティはもとより、その読み解きの面白さでもSNSを大いに湧かせている。 当サイトでタニグチリウイチ氏が指摘するように、いつの間に二人が両思いになっていたのかを読み解くのは難しく、新しい話が出るたびについ読み返してしまうのも本作の特徴だ。 (参考:) 物語は基本的に市川の一人称で進み、彼は山田を観察しつつ、内心で「ヤバイ」妄想を膨らませているのだが、その妄想は中二病というフィルターを通して生まれたものであり、読者の目線からはその「ヤバイ」妄想がピュアな恋心であることが透けてみえるのも面白いところだ。 市川の、恋心を認めることに対する心理的な抵抗は、きっと誰しもが経験したことのあるものだろう。 相手が自分とは住む世界の違う、手の届かない存在であればあるほど、そうした恋心に素直になることは難しく、むしろ露悪的に解釈しようとしてしまうのは自然な心の動きである。 対する山田の行動は、市川にとって不可解であると同時に目の離せないものである。 モデルを務めているだけあり、他のクラスメイトの女子よりも身長の高い山田だが、性格はあどけないところがあり、自分より小さな女子から妹のように扱われていたりする。 明るくて友人が多い陽キャであることに間違いはないのだが、そのイメージとどこかミスマッチな振る舞いが市川を困惑させる。 かと思えば、急に異性を感じさせる瞬間もあり、いよいよ市川は翻弄される。 山田の方もどうやら市川に関心を抱いているようだが、彼女の心がモノローグで語られることはない。

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『僕の心のヤバイやつ』47話感想「可愛い」と言わせたい山田と言わない市川の攻防は必見

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『僕の心のヤバイやつ』に新たな展開が訪れるのではないかと、SNSで期待の声が上がっている。 本日5月5日に公開された「Karte. 44」のサブタイトルにある変化が起こり、それが主人公二人の関係性の進展を表しているのではないかと、推測が広がっているのだ。 『僕の心のヤバイやつ』は、桜井のりお作の青春ラブコメディー漫画。 シンプルな絵柄でさらりとした読み心地ながら、よく読むと一コマ一コマの描写の中に登場人物たちの複雑な心理が反映されていて、ラブコメとしてのクオリティはもとより、その読み解きの面白さでもSNSを大いに湧かせている。 当サイトでタニグチリウイチ氏が指摘するように、いつの間に二人が両思いになっていたのかを読み解くのは難しく、新しい話が出るたびについ読み返してしまうのも本作の特徴だ。 (参考:) 物語は基本的に市川の一人称で進み、彼は山田を観察しつつ、内心で「ヤバイ」妄想を膨らませているのだが、その妄想は中二病というフィルターを通して生まれたものであり、読者の目線からはその「ヤバイ」妄想がピュアな恋心であることが透けてみえるのも面白いところだ。 市川の、恋心を認めることに対する心理的な抵抗は、きっと誰しもが経験したことのあるものだろう。 相手が自分とは住む世界の違う、手の届かない存在であればあるほど、そうした恋心に素直になることは難しく、むしろ露悪的に解釈しようとしてしまうのは自然な心の動きである。 対する山田の行動は、市川にとって不可解であると同時に目の離せないものである。 モデルを務めているだけあり、他のクラスメイトの女子よりも身長の高い山田だが、性格はあどけないところがあり、自分より小さな女子から妹のように扱われていたりする。 明るくて友人が多い陽キャであることに間違いはないのだが、そのイメージとどこかミスマッチな振る舞いが市川を困惑させる。 かと思えば、急に異性を感じさせる瞬間もあり、いよいよ市川は翻弄される。 山田の方もどうやら市川に関心を抱いているようだが、彼女の心がモノローグで語られることはない。

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