ファントム 城田 優。 スペシャル|ミュージカル『ファントム』2019年公演

城田 優インタビュー「ファントム~もうひとつのオペラ座の怪人~」で演出&主演に挑戦!|ウォーカープラス

ファントム 城田 優

作品は、脚本家アーサー・コピットと作曲家モーリー・イェストンのコンビによって誕生したミュージカル『ファントム~もうひとつのオペラ座の怪人~』。 日本で2004年に初演して以来、上演を重ね、城田は2014年にファントム役を主演した。 作曲家、アンドリュー・ロイド=ウェバー版で広く知られる『オペラ座の怪人』とは違う味わいで、父親との関係性を軸にファントムと呼ばれた青年・エリックの人間像に焦点を当てた物語と独創的な楽曲が評価を得たミュージカルだ。 城田は今回の上演で加藤和樹とWキャストで主演、さらに演出に挑戦する。 ヒロインのクリスティーヌ役は愛希れいか、木下晴香のWキャストで。 稽古が始まって間もない頃に城田が来阪、取材会が催された。 城田が語った今作への熱い思いや新演出のプラン、別日に取材会が組まれた愛希と木下のコメントと共に、作品の魅力を紹介しよう。 東京公演が11月10日に幕を開けた。 12月には大阪にやって来る! 【物語】 パリ・オペラ座の地下深く、醜い顔を仮面で隠して闇の中に生きる青年・エリック。 その素性は知られず、怪人ファントムと呼ばれていた。 ある日、歌手を目指してオペラ座を訪ねたクリスティーヌの声に魅了されたエリックは、彼女を秘密の歌のレッスンに誘う。 が、才能を開花させたクリスティーヌを巡るある事件をきっかけに、事態はオペラ座中を巻き込む悲劇へと向かっていく。 そして、ついにファントム出生の謎が解き明かされる…。 【写真を見る】城田 優が演じる「ファントム」 撮影:田中亜紀 【なぜこの作品の演出を?】 オファーがありました。 前回の公演で、ファントムという役においてやり残したこともあり、よりクオリティの高いものを作ってこの作品の家族愛の部分をより多くの人に知っていただけるよう、もっと素敵にお客様に感動を届けることができたんじゃないか、と思っていました。 なので、悔いは残っていたし、再演があったら是非やりたいという気持ちでいました。 数年経って、プロデューサーから再演の話と「城田君、演出に挑戦してみますか?」というお話をいただきました。 僕自身はすごく悩みました。 主演をやるだけでも相当な労力なのに、そこで演出もやるとなると…演出と主演、両方って出来るのか?!と。 同じ演出家の方が続けていくことが主流のなかで、「ファントムを一新してまたやってい行きたいんです」と言われ、演出を今受けなかった場合、次いつ自分にこのチャンスが回って来るかがわからない。 もっとこの作品を良くしたいと言う思いが残っていたところに、そのフレームづくりを自分でもできますよって手を差し伸べられて、それを断る理由はないと。 さらに、今年は芸能生活20周年という節目の年です。 この20年間に培った経験を活かし、いろんなことに挑戦していきたい、そういう思いがあった中でのお話でした。 自分の中で熟考した結果、一番スリリングで一番安定感のないものを選びました。 それが、演出と主演、両方をやるということ。 自分自身が想像する世界を実際に具現化して、かつアイデアが良かったとか、お芝居が、歌がよかったとか、何か一つでも城田が演出したことでこの『ファントム』の世界が広がれば、僕としてはもうそれだけで十分なんですね。 もちろん、ファントム、エリックとして、よりブラッシュアップさせていかなければならないのは、役者・城田優の課題として絶対にありますが、それよりも『ファントム』という作品に関わる全ての人たちが、「城田優のファントムに参加できてよかった」と、最終的に思っていただけるような作品にしたいと思っています。 【新たな演出プラン】 今回の『ファントム』の物語では、 ファントム、クリスティーヌ、シャンドン伯爵 の関係性をより濃く描きたいと思っております。 ファントムとシャンドン伯爵が、クリスティーヌに対してどれだけの想いを持っているか、その二人の間で揺れ動くクリスティーヌの想いがを表現する必要がある。 要するにこの3人の構図が見えないことには物語の終盤の悲劇につながらないと思い、その構図を濃く描きたいと思っております。 そこで、作詞・作曲されたモーリーさんに許可をいただき、「What Will I Do」という曲を、日本のスタッフに新しく三重唱に編曲、作詞して頂きました。 韓国版等では「What Will I Do」という曲は上演されており、本当に素晴らしい曲なので、今回是非使いたいと思ったんです。 この曲を三重唱に編曲することは世界初となりますので、是非、この演出プランに注目していただきたいです。 【舞台セットは?】 僕の中では抽象的でいいと思っています。 チラシは「オペラ座の怪人」のイメージ通りですが、もっとカラフルでポップで、衣裳、セットもけっこう奇抜な色遣いをしているので、抽象的でいいと。 でも、演出としてはリアルです。 そこの対比がおもしろい効果を生みだしてくれるだろうと思うので。 抽象的な部分、現実的な部分、いろいろ混在した不思議な世界をお見せしたいと思います。 【演出で心がけていること】 僕が前回演出した時、稽古をしていくなかで、その人その人に合わせて演出するのがいいんだなという印象を持ちました。 自分の伝えたいことを明確にわかってほしいから、細かく話して伝えます。 なるべく役者さんたち一人一人に寄り沿った形で、化学反応が一番起こる状態にしてあげるのが演出家の仕事かなと思うので、じっくり作っていければ。 【自分の役へのダメ出しは?】 そこが一番の課題です。 常に客観視していなきゃいけない。 エリックの芝居の作り方や芯の部分をどうするかは、セルフプロデュースするしかない。 でも、見え方とかはスタッフサイドに意見を仰ぎ、あとは家に帰ってから動画で自分のキャラクターを見ることが、キーポイントになるかな。 【オーディションの基準は】 可能性、です。 僕がミュージカルという世界で、今この地位にいるのは、僕の可能性を信じてくれたプロデューサーや演出家がいたからです。 【クリスティーヌ役について】 「クリスティーヌ役は世界一難しい役だと言っても過言ではありません。 天使の歌声、そして彼女が歌うと誰もが驚くという描写がある以上、これはもうごまかせない」。 そう城田が語るクリスティーヌ役を、愛希れいかと木下晴香がWキャストで演じることに。 クリスティーヌの、都会に出てあの舞台に立ちたいという思いは、田舎育ちの私が宝塚を夢見ていた時とすごくリンクする部分があり共感できるので、その気持ちを生かせたら、と思っています。 クリスティーヌは、とても芯が強く信じる力も強いですが、どこかでファントムへの母性も感じていただけるような女性にできたら」。 メッセージ:「城田さんの演出によって、また新たな『ファントム』が出来上がると、とても楽しみです。 クリスティーヌとして、純粋さ、音楽を愛する気持ちを大切に演じたいと思います。 大阪は久しぶりの梅田芸術劇場で、とてもうれしいです。 役を客観視できるのがほんとにありがたいですね。 今回も、愛希さんからいろいろなことを吸収して学ばせていただきたいなと思っています」。 声の音域とこれから:「音域は、作品に挑戦していく中で広がっていくように感じるので、また広げていければ。 この作品に巡り合って やっとお客様にどう伝わったかという目線で考えられるようになりました。 伝えるものをいかに表現していくのかを自分の軸に持って、これから演じていきたいと思います」。 期待とメッセージ:「城田さんの演出で、知らない自分がこの作品を通して生まれていくのではないかと、すごく楽しみにしています。 お客様に、こんなに衝撃を受けたのは初めてだと言っていただけるような作品になるよう、頑張ります」。 その背景や家族愛の物語の部分がすごく感動的で、この良さがもっと浸透したらいいのにというのが前回の率直な意見でした。 今回、再びやらせていただくにあたり、このモーリー・イェンストン版の『ファントム』の魅力をより知っていただきたいと思います。 『オペラ座の怪人』と聞くと幻想的なイメージを持たれがちですけど、このファントムは、家族や憧れ、誰もがもっているコンプレックスなど、人間らしい部分がすごく重要な要素となって物語を作っている。 一度観ればきっとハマってくださると思うので、これまで観たことがない方に、観てほしいですね。 恵まれた容姿と歌唱力でミュージカルに欠かせない俳優。 10年に「エリザベート」の主役・トートを史上最年少で務め、演劇賞を多数受賞し注目される。 舞台を中心に、映画やドラマに活躍している。 16年にはミュージカル「アップル・ツリー」で演出に初挑戦した。 今年は、ブロードウェイミュージカル「ピピン」日本語版の主演を務め、12月には「城田 優 Christmas&birthday Special Dinner Show 2019」の大阪での開催が決定している。

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城田優が演出&出演「ファントム」に加藤和樹、愛希れいか、木下晴香ほか(コメントあり)

ファントム 城田 優

ミュージカルファントムの基本情報と主なキャストとスタッフ ミュージカル「ファントム」の上演時間、キャスト、スタッフなど紹介します。 題材はまさしくオペラ座の怪人ですが、有名な劇団四季のオペラ座の怪人とは少し違い脚本コピット、作曲イェストン版のファントムです。 前者がファントムのクリスティーヌへの恋愛色の強いストーリーだとすると、後者はどちらかというとファントムと母や父への家族愛の方にも目を向けたストーリーではないかと思います。 宝塚版が有名らしいのですが、私は宝塚は未見。 2008年、2010年の大沢たかお版、2014年の城田優版を観劇しており、かなり人生が変わりました。 そのことを前提に置いた感想になってしまうことを先に記しておきます。 家族愛のファントムストーリー 家族愛にもスポットを当てたストーリーだと上述しましたが、ぶっちゃけ父と子の物語です。 私はこの、父と息子がこじらしてる間柄のお話がなぜか大好物で!このファントムは美味しくて美味しくてたまらないのです。 私事ですが2014年後に出産を経験したので、少年時代のファントムの話には子育てしている親目線が入ってしまい、父親であるキャリエールさんに複雑な思いを抱いたりしました。 「母親は自分の子どもの醜さに気づいていなかったのです!」とキャリエールは力説しており、以前は「母親はもう狂っちゃってたのかなぁ」なんて思ってましたが今ならわかる。 わが子ってやっぱりかわいい! ファントムの容姿に心は痛めたかもしれないけど生れてくること自体が奇跡だと知った今、やっぱりわが子って美しいなと思います。 そしてそれだけに母親が早くに息を引き取るのは、さぞや無念だったろうと苦しかったです。 そんなわけで今回は、今までとちょっと違うシーンにも思い入れがあった観劇となりました。 演出に挑戦した城田優!愛にあふれた演出 「ファントム」全公演無事終了。 この作品に関わった全ての方達に心から感謝致します。 この時代にこの国に生まれて、このメンバーと、この作品に携わらせていただけたこと、エンターテイナーとして、クリエイターとしてももちろんですが、一人の人間として、心から幸せに思います。 人生の財産です。 私は城田優が大好きなので、贔屓目はどうしても仕方ないとしても!それを加味して上回る賞賛をささげたいと思います。 劇場至る所に趣向を凝らし、観客をおおいに楽しませてくれました。 ・あとで知ったのですが、劇場スタッフの衣装もファントム仕様にまでしていたり ・キャストの方が開演前に、ロビーや客席で小芝居をしていたり ・世界観を壊すことなく、観劇マナーを促したり ・客席の明かりを落とすのも演出に含んだり ・客席降りが多かったり 「この人は本当にミュージカルが好きなんだな」と舞台愛を肌で感じる作りこみよう。 キャストの小芝居は、開演前15分?くらいには始まっており、開演直前、いえ開演まで続けられておりました。 そしてそのまま開演に持っていく斬新なこと! 初めて見た日は心底驚いてしまいました。 そのキャストさんから直にパンフレットが購入できるのも嬉しい驚き! 私は前もってロビーで買ってしまっていたのですが、こんな機会はないから挑戦すれば良かったなぁと今更ながら。 客席の明かりが消える演出は幕間後の2幕開始のこと。 自分がいる劇場が、まさにオペラ座かのように、照明がジジジ…と鳴った後バツンと落とされる。 まるでファントムの仕業かのような消え方に幕間の休憩モードからいっきに舞台へと引き戻されるのが良かったです。 ストーリーの魅せ方も、自身が演じた経験から来ているのか、なんとなくかゆいところに手が届いているという印象。 このシーンはこんな風に見たい!というのをそのまま見せてくれているかのよう。 そしてどのキャラクターも愛情込めて作られているのが伝わってきます。 総じて、見ていて本当に気持ちが良い舞台だったのでした。 彼演出の舞台をまた観たい! 率直な感想がまさにこれです。 主人公のファントムとしての城田優 主演としても出演している城田優。 両方をこなすのは、本人も言っていましたが相当苦しかった様子。 本当におつかれさまでした。 感謝しかありません!! 2014年の時の城田優は大学生のお兄さんという感じで、とにかく可愛らしかったことを覚えています。 その前の大沢たかおがそれはもう悶絶する程のかっこよさだったので、より一層可愛らしさが際立ったこともあります。 そんな城田優ファントム、2019年は可愛らしい面と、怪人らしく感情の制御が効かない一面の両方を見せてくれたように思います。 この2面性の行ったり来たりがすごい…。 とても軽いスイッチでカチンカチンと切り替わってる印象を受けました。 エリックという人物の危うさがとても表現されていて、途中キャリエールがクリスティーヌに「あなたは何もわかっていない」と注意を促すシーンに信憑性を持たせたような気がします。 物語の冒頭でも、足踏みして地団駄踏む様子はすねた子どものような可愛らしさと、いつキレるかわからないファントムのアンバランスさから、初っ端から目が離せなくなりました。 益々好きになる城田優…好き! 予想の遥か上をいった加藤和樹 ミュージカルファントム、大阪公演初日マチネ無事に終わりました!観に来てくれた皆さんありがとう!先ほどの公演で、少年エリック役の大前優樹とラストでした。 目がキラキラしとる。 また共演できる日を楽しみにしている。 さて、ソワレも頑張りますよ!初のマチソワ!やる気しかない。 私の加藤和樹は、確かロミジュリからだと思うのですが、その時から気になる存在になり、ちょくちょく観に行った舞台でも出演しており、好きな俳優さんのひとりではあったのですが、今回で完璧に大好きな俳優になりました。 好き…! 冒頭からベソベソとした泣き声で始まり、キャリエールに怒られる度身体をビクッとさせ、笑う笑顔は屈託のない男の子。 大きなかっこいい男性を見ているはずが、5歳児の男の子を見ているような錯覚! そんな5歳児が、生まれた意味を知り、懸命に生きて、頑張る姿はもう涙なしには見られなくて…! なんというか母性本能を激しく揺さぶられるファントムで、わが家には現在3歳の娘がいるのですが… ファントムを観劇していてこんなにも娘を抱きしめに帰りたくなったのは初めてでした。 加藤和樹おそろしいこ! 5歳の男の子はとてつもなくピュアで、クリスティーヌと目が合わせられなかったりするところも可愛く、優しい会話はとても微笑ましく、顔を見せてと迫られると怯えながら首を振るところはかばってあげたくて、もうおうちに連れて帰ろうかなって思うファントムでした。 全てが愛しい…! 観劇した日のひとつにトークショーがあったのですが、そこで演出家の城田優に「今までで最高の加藤和樹を見せてやる」と言われたことを明かす加藤和樹さんのお話がありました。 もうこの言葉を聞いて、城田優に感謝しても足りないくらいのありがとうを送りたくなりました。 この世に加藤和樹ファントムを生み出してくれてありがとう!!! 岡田浩暉のキャリエール。 優しい顔立ちなのが良いですよね。 声も好き! 改めて、2幕の過去告白シーンの台詞の多さ!それをずっと聞かせられる話術と声のトーンが好きです。 私は親子だと告白するシーンが大好きなんですが、岡田キャリエールも愛に溢れていて涙が止まりませんでした。 2人のクリスティーヌダーエ クリスティーヌもダブルキャスト。 木下晴香クリスは1回しか見られなかったのですが、若さゆえに怖さを知らないフレッシュさに溢れたクリスティーヌでとても好きでした。 愛希れいかクリスは母性に溢れていて、和樹ファントムの最期の時に、胸の下くらい?を トントンと寝かしつけのように叩いており、私はそれを見てから彼女の虜です。 後半このトントンが見られなかった気がするのですがなんでなんだろう?私が見た時、幼児和樹ファントムだっただけに、昇天しそうなほど萌えたんですけど…笑 かっこいいとかわいい2人のフィリップ シャンです。 ドンです。 2人あわせて です。 でもそれゆえにクリスティーヌとは最後には結婚出来なさそうに感じてしまいました。 悲恋ただようかっこいいシャンドン伯爵(笑 反対に木村フィリップはシャンドン家の3男坊のようなかわいさがあり、結婚も自由そう。 クリスティーヌ結婚を考えるならこっちだよなどと下世話なことを考えていました。 最初に見た方が廣瀬フィリップだったので、木村フィリップのシャンパングラス投げが放物線を描いて袖に消えていったのは声が出そうな程ビックリしました。 どちらも好き!選べない…! その他キャストさん カルロッタも今回、魅せてくれまくりでしたね! ショレとの仲睦まじい様子はとても笑わせてくれました。 強い女!にくめない! 個人的にはルドゥ警部が大好き!! あ~あ~ファントム!の歌の時の彼がいように好きで、めちゃくちゃオペラグラスで追っかけてました。 ジャン・クロードが女性というのにも驚きました。 衣装がかなり可愛くて、大好きです! ミュージカルファントム感想:やっぱり大好きな作品です 好き過ぎてつい熱くなってしまいそうなのを無理やり落ち着けながら書きました。 何か思い出したら追記していきたいと思います。 やはり何度観ても大好きな演目。 これからも私の中でかなり上位に君臨しそうな作品です。 次回再演がいつなのか、キャストはどうなるのかわかりませんが、楽しみに待っていたいと思います。 こちらは劇場のロビーの街頭。 色とりどりで可愛らしい。 こちらは開演前の小芝居で使用されたのかな?オルゴール? 実はいつも人だかりがすごくて見られなかったり、お手洗いの列に並んだりしていたりと、なかなか見られるチャンスに恵まれませんでした。 発売されるDVDに入っていると良いなぁ。

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加藤和樹&愛希れいかの《BLACK ver.》、城田優&木下晴香の《RED ver.》! ミュージカル『ファントム』DVD イーオシバイで予約開始

ファントム 城田 優

2019-07-24• 城田優、演出で「今までで一番の加藤和樹だと言わせたい」ミュージカル『ファントム』製作発表レポート• 2019年11月から上演されるミュージカル『ファントム』の製作発表会見が、7月22日(月)に都内にて行われ、ファントム(エリック)役の城田優と加藤和樹、クリスティーヌ役の愛希れいかと木下晴香、シャンドン伯爵役の廣瀬友祐と木村達成が登壇した。 今回の上演では、初演でもファントムを演じた城田が演出にも挑戦する。 製作発表では、城田、加藤、愛希、木下が劇中歌「You are music」を披露。 同じ舞台には、決して立つことのない二人のファントムと、二人のクリスティーヌが共演する、貴重な機会となった。 会見では、まず本作の作詞・作曲を手掛けたモーリー・イェンストンからのビデオメッセージが紹介された。 イェンストンは、ファントム役を経験している城田が主演と演出を兼ねることについて「非常にいいアイデアだと思います。 城田さんは俳優として非常にすぐれた直感と知性を兼ね備えています。 また「私にはファントム役がどうあるべきか、という明確な案はありません。 ですから、これまでに才能があふれた人と一緒に作れるのは幸せなことです。 信じています。 クレイジーなアイデアでも構いません。 やってみてください」とエールを送った。 これを聞いた城田は「率直に、楽しみでしかないです。 プレッシャーと言いますか、責任感を持つことが非常に大事ですが、ここに座っている方々をはじめとする出演者の皆様と、支えてくださるスタッフの皆様のサポートをいただきつつ、僕自身も思い入れのある作品をより素晴らしい舞台にできるよう、初日に向けて精一杯日々取り組んでいきたいです」と前を見据えた。 Wキャストの加藤にとって、城田は自身の初舞台をと共にした盟友だ。 そんな城田の元で本作に携わることを「自分にとって大きな意味があること」と言い、「僕のことをよく知っている彼だからこそ一緒に作り上げられる役があると思います。 それは僕だけではなく、他の役者さんに対しても、彼独自の見方で演出してくれると思います。 そして、これは自分にプレッシャーをかけることにもなるんですが、彼からは『絶対に今までで一番、加藤和樹が良いと言わせる作品にする』とメッセージをもらいました。 とことん話し合って、演出・城田優に最後までついていきたいと思います」と明かした。 元・宝塚歌劇団月組トップ娘役で、ミュージカル『エリザベート』でエリザベート役を務めている愛希は「『ファントム』という作品、そしてクリスティーヌという役にはずっと憧れがありました」とし、「クリスティーヌは、真っ直ぐで純粋ですが、その中にエリックが感じる母性が魅力だと思います。 そのバランスがとても難しいと思いますが、真摯に向き合っていきたいです。 Wキャストの木下晴香ちゃんと一緒に、精一杯務めてまいりたいと思います」と挨拶。 映画『アラジン』実写版でジャスミン役の吹替で注目を集める木下も「たくさんお話をさせていただいている中で、この作品やミュージカルに対してすごく熱い思いを持った城田さんのもとでこの作品に携わることができることに幸せを感じています。 難しい楽曲が多いので、どうやってこれを届けるのか、挑戦できることに対してワクワクしています。 クリスティーヌに関しては、2014年版を観た時に『無邪気すぎた』という台詞が印象に残りました。 私自身、新しい一面として衝撃的なクリスティーヌを皆さんにお届けしたいです」と続く。 廣瀬は「城田優演出版のミュージカル『ファントム』に出演できることが光栄であり、嬉しく思っています。 とても楽しみにしておりますので、この作品がより魅力的になるよう、1ピースとしてがんばりたいと思います」。 そして、木村は「この座組の一員に選んでいただいたこと、本当に嬉しく思います。 僕は自分の役を演じるだけで精いっぱいですが、今回、城田さんはファントムを演じながら演出もされるという・・・こんなに勉強させていただける座組はなかなかないと思っています。 いろんなことを吸収しながら、この作品の一員として素晴らしいものに出来るようにがんばりたいと思います」と、真摯に決意表明をしていた。 城田は、頭の中にある構想として「ミュージカルを作る上で一番大切なのはお芝居の歌だと僕は思っています。 初めて舞台の演出をさせていただいた時も同じテーマを掲げていたのですが、歌い上げるミュージカルではなく、心情に訴えかけるミュージカルを作りたい。 『ファントム』にも心打たれる涙なしには見られないシーンがたくさん出てきますが、それをいかに、観てくださる方の心に届けられるか。 出演者の皆様には、これまでにないぐらい注文をすることがあるかもしれません。 正直、僕は誰もが思いつかないようなアイデアが出るような才能を持っているとは思いません。 自分なりに一生懸命考えながら、浮かんだことをどれだけおもしろく具現化できるか。 キャスト・スタッフの皆さんと寄り添いながら作っていくことを、大事にしたいと思います」と熱い胸の内を吐露した。 エリックという名前の怪人が、人間としての人生が描かれていること。 また、モーリーの音楽がいろいろな切り口で、曲によって違う世界に連れていってくれます」とその魅力を力説。 2014年に同作に出演した際を振り返ると「もっと良くできたなあ」という悔いもあったという城田。 「今回は、自分が思う最大限の魅力をお客様に伝えたい」という思いから、演出と主演を兼ねるという難易度の高いチャレンジに挑むことにしたという。 Wキャストといえば、その個性の違いも楽しみの一つ。 僕が思う彼の魅力は、ひたすら真っ直ぐで不器用なところ。 不器用が故に、ひたすら真っ直ぐ、役柄や作品を追求していくんですよ。 エリックも不器用な人物なので、彼がこの役を演じる上では武器になるんじゃないかと。 僕はどちらかというと器用な方なので、そういう点でも違うエリックが出来上がるんじゃないかと思います」。 一方、加藤は城田について「最大の魅力は、負けず嫌いなところだと思います。 昔からで、しかもそれを隠さない。 出来なくても何としてもやりきる、という負けん気を持っているので、彼に出来ないことはないんじゃないかと。 でも、虚勢じゃないんですよ。 人として弱い部分も見せてくれる。 そして、人が好き。 愛ある人なので、ついていきたいと思うんです」とコメント。 ちょっと照れくさそうな二人からは、その関係性が出来上がるまでの時間が垣間見えた。 クリスティーヌ役の二人は、この製作発表までに数度しか会う機会がなかったそうだが、愛希が「晴香ちゃんからは、音楽に対する愛や情熱をすごく感じます。 普段はすごくかわいらしいのに、歌ってる時の目の強さがすごい・・・!」と評すると、木下は「すごく活躍されている方なので、初めてお会いする時はドキドキしていたんですけど、かわいらしいお姉さんで・・・。 でも、この製作発表の歌披露のための稽古でご一緒して、努力があって今の素晴らしいお姿があるんだなと思いました。 舞台で放つ輝きを学ばせていただきたいです」と答る。 顔を見合わせフフフと笑った二人が、それぞれどんな役へのアプローチをするのか、楽しみだ。 「明るくて愛嬌のある、人間力があるんですよ。 僕はそれがすごく羨ましい」と加える廣瀬を、木村は「廣瀬さんは、淡々とおもしろいことを言える方なので、僕はお笑いの師匠だと思っています(笑)。 楽屋では笑い合いながらふざけ合える良き先輩なんですが、舞台では突き飛ばしても本気で突き飛ばさないと動いてくれないような、『俺の気持ちをちゃんと動かしてくれよ』とリアルな芝居を追求する、熱いハートを持った方です」とリスペクトしていた。 最後に、城田は「これから、心一つに、このファントムという最高のミュージカルを、よりオリジナルな、こんなファントム観たことないと思っていただけるような、やったことのないことをたくさん散りばめていけたらと思います。 ぜひ、ご期待ください。 そして、この作品を通して愛や生きる上でのポジティブなエネルギーを、メッセージとしてしっかり届けられるよう、一同がんばっていきたいと思います」と締めくくった。 ミュージカル『ファントム』は、以下の日程で上演される。 チケットは、9月7日(土)10:00より一般発売開始。 【東京公演】11月9日(土)~12月1日(日) TBS 赤坂ACTシアター 【大阪公演】12月7日(土)~12月16日(月) 梅田芸術劇場 メインホール 【公式サイト】 (取材・文・撮影/エンタステージ編集部).

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