子 宮頸 が ん ワクチン。 サーバリックスとガーダシルの比較(違い)

子宮頸がん予防ワクチンQ&A|厚生労働省

子 宮頸 が ん ワクチン

昨今話題となっているワクチンのひとつに、「子宮頸がんワクチン」があります。 テレビや新聞の情報を見ているだけでは、想像できないかもしれませんが、このワクチンは、予備知識なしで、気軽に接種してよいものではないようです。 しかし、一般には広く、「子宮頸がんを100%予防できるワクチン」のようなイメージで宣伝されています。 すべてのワクチン接種には、死亡例を含む副反応があります。 それは、この子宮頸がんワクチンにおいても、例外ではありません。 本来、人の命を守る役目を担うはずの製薬会社、医療機関および政府が、接種を考慮するのに必要な情報をわかりやすく国民に提供せず、良い面ばかりを伝えています。 こういった社会の風潮に警鐘をならす想いで、言及することにしました。 「子宮」という言葉を聞いて、ともすると、この話は自分には関係ないと思われた男性もいるかもしれません。 しかし、世界の動きをみていると、どうもそうは言ってられなさそうです。 特に最近のアジュバンド(免疫賦活剤または免疫増強剤)を添加した各種の新型ワクチンがもたらす人体への長期的な影響については、いまだ実験段階にあり、不妊症を引き起こす可能性が、ささやかれています。 子宮頸がんワクチンも例外ではありません。 大げさに聞こえるかもしれませんが、ワクチンは、もはや人類の存続問題としてみたほうがいいでしょう。 ことの全貌をよく理解していただくために、「子宮頸がん」と「子宮頸がんワクチン」についての基礎知識をまとめてみました。 子宮頸がん」とは、子宮の出口付近である子宮頸部(しきゅうけいぶ)にできるがんです。 子宮の中にできる「子宮体がん」と異なります。 『がん』と聞くと、がん家系の人は、自分も罹りやすいと思いがちですが、子宮頸がんは遺伝に関係なく、原因のほぼ100%は、HPV ヒトパピローマウイルス)というウイルスの感染によって起きるとされています。 多くの場合、このウイルスは性交渉によって人から人へ感染するとされ、中でも発がん性のあるHPVには、女性の約80%が一生に一度は感染していると推定されます。 このため、性交渉経験のあるすべての女性が子宮頸がんになる可能性を持っているとされています。 子宮頸がんは、近年、20代後半から30代の女性に急増し、発症率が増加傾向にあります。 現在では、がんによる死亡原因の第3位で、女性特有のがんの中では乳がんに次いで第2位。 特に20代から30代の女性においては、発症するすべてのがんの中で第1位となっています。 左が、子宮入り口にできる子宮頸がんです。 右は、子宮内にできる子宮体がんです。 ドイツ人のウイルス学者であるハラルド・ツアハウゼン氏は、1976年に「HPVが子宮頸がんの原因である」という仮説を発表しました。 そして、1983年に子宮頸がん腫瘍の中にHPV16型のDNAを発見しました。 翌年には、HPV18型のDNAも同腫瘍中に発見し、この研究結果を元に2006年には、子宮頸がんワクチンが製造されました。 HPV(ヒトパピローマウイルス)は、パピローマウイルス科に属するウイルスの一種で、現在確認されているだけでも約200種類あります。 このウイルスは、大きく2種類に分けられます。 皮膚に感染する上皮型と粘膜に感染する粘膜型です。 この粘膜型のうち、発がん性の高い15種類が、子宮頸がんの原因とされています。 具体的に示すと、HPV16,18,31,33,35,39,45,51,52,56,58,59,68,73,82,(ときに26,53,66) 型です。 実際には、これらの発がん性HPVに感染しても90%以上は、免疫により体内から自然に消失するため、子宮頸がんに進展するのは、約0、1〜0、15%とごくわずかです。 また、子宮頸がんになるまでには通常、数年〜十数年かかると推測されています。 そのため、子宮粘膜に異常が見つかったからといって、安易に手術するよりも、観察が大事であるという専門医もいます。 ドイツがん研究センター ハラルド・ツア・ハウゼン 名誉教授 HPVと子宮頸がんの関係についての研究が認められ、2008年にノーベル生理学医学賞を授与されました。 ヒトパピローマウイルス ヒト乳頭腫(にゅうとうしゅ)ウイルスとも呼ばれます。 乳首のようないぼ(パピローマ)を形成することから、 この名前が付けられました。 HPVの顕微鏡写真 (ヒトパピローマウイルス) HPVは、世界中に古くから存在しているウイルスです。 多くの場合、人に感染しても何の症状も起こしませんが、ときとして種類によっては、イボやがんの原因となることもあります。 現在、子宮頸がん予防ワクチンとして、米・メルク社の「ガーダシル」と英・グラクソ・スミスクライン社の「サーバリックス」があります。 2010年3月現在、国内で厚労省に認可されているのは、後者のみです。 製造元の英・グラクソ・スミスクライン社によれば、「予防効果がどのくらい続くのか」 「追加接種が必要か」については、まだ不明とのことです。 同社は、「半年に3回の接種で、最長で6. 4年間くらいは、HPVの感染を防ぐのに十分な量 の抗体ができる」としています。 この子宮頸がんワクチンが予防できるのは、HPV16型と18型です。 全ての発がん性HPVの感染を防げるものではありません。 「ワクチンを接種しても子宮頸がんにかかる可能性がある」と製薬会社もはっきりと述べています。 また、特筆すべき点は、日本人の子宮頸がんの原因はHPV 52・58型が比較的多く、HPV16・18型は全体の約60%ということです。 そのためHPV16・18型予防に製造された輸入ワクチンは、日本人には予防効果がさらに限定的であるということです。 (HPV52・58型に対する予防効果は10%程度).

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ヒトパピローマウイルスワクチン

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子宮頸がんもワクチンで予防できる時代になりました。 世界初のがん予防ワクチンは、肝がんを予防するです。 サーバリックス(Cervarix)は大人の女性がかかる子宮頚がんを予防するワクチンです。 発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防します。 HPVは性的接触で感染します。 海外では世界96カ国で小学生や中学生の女子にサーバリックス(ヒトパピローマ ウイルス ワクチン)を接種し、子宮頚がんの発症を予防しています。 ワクチンとの二人三脚で子宮頸がんに立ち向かいます。 日本ではグラクソ・スミスクライン株式会社から平成21年12月22日に発売されました。 無料で接種できるようになった頃は、ワクチンが不足するほど多くの方が接種を希望されていました。 ワクチンの供給不足について(平成23年7月15日更新終了) 平成23年7月14日付 平成23年7月20日から接種制限はなくなり、どなたにでもサーバリックスを接種できます。 平成23年7月1日付 平成23年度の高校1年生は7月10日から接種が受けられます。 「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業は、平成24年3月31日までなので、 遅くとも9月30日までに1回目を接種しないと3回分の接種を無料で受けることができません。 平成23年6月1日付 平成23年度の高校2年生は6月10日から優先的に接種が受けられます。 また、9月30日までに1回目を接種すると3回分の全額が公費負担されます。 平成23年3月7日付 子宮頚がんワクチン「サーバリックス」の国内在庫が少ないため、新規(1回目)の接種を差し控えるよう厚生労働省から連絡がありました。 平成22年度の 高校1年生が平成23年4月以降(高校2年生に進級後)に1回目の接種をした場合残りの回数を無料で接種できることとする。 但し、公費補助の期間は平成24年3月31日までなので、 平成23年度の高校2年生は平成23年9月30日までに1回目の接種を行えば残りの2回も公費で接種できるスケジュールが建てられることになります。 接種時期・スケジュール 10歳以上の女性に3回接種します。 セクシャル・デビュー(初交)開始年齢前の12歳前後から接種することが肝心です。 海外では12歳前後の小児に対する優先的な接種が行われています。 日本では(標準的な接種年齢は9歳〜10歳)、(標準的な接種年齢は11歳〜12歳)が接種されています。 このようなワクチンスケジュールと、 日本人女性の初交年齢(女子高校生の初交歴は都市部も地方も70%以上)を考慮すると、小泉重田小児科では、しばらくの間は、 遅くとも中学卒業前までにサーバリックスを接種するのが妥当ではないかと考えています。 接種時の服装について 肩から上腕が露出しやすい服装でご来院下さい。 サーバリックスは肩から少し下の筋肉に薬液を接種するワクチンです。 インフルエンザとは接種部位が異なりますので、ブラウスの袖をまくるだけでは、適正な接種部位が露出できません。 一例として、 Tシャツなどの上にブラウスなどを着用していれば、下着を露出しなくても「遠山の金さん」状態になれるので、スムーズに接種することができます。 長袖で来院された場合には、Tシャツをお貸しておりますので、窓口でお申し出下さい。 宜しくご協力の程お願い申し上げます。 ワクチンの説明 サーバリックス:組替え沈降2価ヒト パピローマ ウイルス様粒子ワクチン(イラクサギンウワバ細胞由来) 子宮頚がん発症の主要な原因である、発がん性ヒトパピローマウイルス(発ガン性HPV)の16型と18型の感染を予防するワクチンです。 発ガン性 HPVを遺伝子組み換えで イラクサギンウワバ細胞 に感染させ、 発ガン性 HPVのDNAを守っているL1タンパクを作ります。 L1タンパクのみを取り出すと、 発ガン性 HPVのDNAが入っていない L1タンパクのウイルス様粒子(VLA) ができあがります。 これに免疫を強く付けさせる作用のある アジュバント を結合させてワクチンができあがります。 ワクチンには 発ガン性 HPVのDNAが含まれていませんので、 ワクチンを接種して発ガン性HPVに感染することはありません。 子宮頸がんと発がん性ヒトパピローマウイルス(発ガン性HPV) 日本では年間約 1万5000人が子宮頚がんにかかり、約 3500人が死亡しています。 子宮頸がんにかかる人は 20歳代〜30歳代で急増しています。 子宮頚がんは若い女性で発症率の高い女性特有のがんで、 発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV16型、HPV18型)の感染が主な原因です。 発がん性HPVの 感染経路は性的接触であり、また、発がん性HPVは感染しても免疫が出来にくいため、 何度も感染を繰り返す可能性があります。 そのため、 セクシャル・デビュー(初交)前にワクチンを接種することが肝要です。 発がん性HPVに感染しても90%は自然に排除されますが、10%は感染が持続します。 持続感染者の1%は数年〜十数年後に子宮頚がんを発症するとされています。 効果(平成23年2月23日更新) サーバリックスを3回接種することで十分な 抗体価 が得られます。 日本人の小児にサーバリックスを接種したところ成人に接種した時よりも高い抗体価が得られました。 サーバリックスを3回接種 すると十分に高い 抗体価 (子宮頸がんの発症予防効果)が、少なくとも 8. 4年間 維持できることが実証されています。 更に、接種後 されると推計されています。 ワクチンを接種して感染を予防した上で、産婦人科で早期発見のためのを受けて下さい。 (一日毎に発症予防期間が延びていると解釈して下さい。 副反応・副作用 国内臨床試験成績: 接種局所の副反応は、発赤88.2%、腫脹78.8%。 全身性の副反応は、疲労57.7%、筋痛37.9%、頭痛37.9%、胃腸症状24.7%、関節痛20.3%、発疹5.7%、発熱5.6%、蕁麻疹2.65 平成25年6月時点での報告を しました。 接種料金 1回接種あたり16,500円(消費税込み) 平成23年2月1日から高崎市の 中学1年生〜高校1年生は接種料金が無料化されました。 助成金(公的補助) 平成23年1月28日更新 平成23年1月4日、高崎市医師会から追加連絡がありました。 高崎市では平成23年2月1日から窓口負担がなくなり無料で接種できます。 平成22年度の高校1年生は、公費補助を受けられる期間が2ヶ月しかありません。 2月になったらなるべく早く接種 することをお勧めしています。 早く接種を始めれば3回接種のうち、1回目と2回目は無料です。 3回目は自費になってしまいます。 免疫効果を確実にするため、必ず接種して下さい。 (高崎市独自の救済措置があります。 平成22年度の高校1年生は、平成22年3月31日までに1回でも子宮頚がんワクチンを接種すれば、高校2年生になっても残りの回数を高校2年生になっても接種できる事になりました。 ) リンク(子宮頸がんについて) 定期的な子宮がん検診も必ず受けて下さい サーバリックスは2種類の発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV16型、HPV18型)の感染を予防します。 しかし、 全ての種類の発がん性HPVの感染を予防できるわけではありません。 発がん性HPVの感染リスクは 性的にアクティブである間は常に存在 するため、 サーバリックス接種後も これまで通り、検診により子宮頸がんの早期発見に努める必要があります。 市町村が実施する公的な子宮がん検診は、20歳以上を対象として2年に1回の受診間隔で実施されています。 高崎市では「がん検診推進事業」の一環として、子宮頸がん検診を受けやすくするための取り組みを行っています。 が、21歳・26歳・31歳・36歳・41歳にの方に郵送されます。 現在、20歳代・30歳代女性の子宮がん検診受診率の低さが指摘されています。 これからは、 サーバリックスを接種した方こそが模範となり「成人になったら子宮がん検診をうけるもの」 という風潮が広まる事を期待して止みません。 統計モデルによる推計された、抗体価の持続期間 サーバリックスの抗体価維持期間を調べた研究は「6. 4年間にわたり自然感染時と比較して11倍以上の高い抗体価を維持した」という研究があります。 これは 2008年に発表された第II相b臨床試験 に基づく抗体を実測した結果です。 この6. 4年という値は2008年に発表された時点のデータなので、今後も抗体調査などの経過観察を続けることにより、サーバリックス3回接種のさらなる予防効果延長が期待されています。 2011年2月の添付文書改定では 、 「6. 4年間」が「8. 4年間」に延長 されました。 一方、将来サーバリックスの追加接種が必要になる場合も考えられます。 しかし、残念ながら現時点では子宮頸がんを予防するために必要な抗体価の下限値(カットオフ値)が確立していないので、追加接種をする基準値も設定されていません。 さて、この2008年のデータを基に、 3つの統計モデルを用いて20年間の抗体価推移を推定 したDavidらの研究結果が報告されています。 いずれの統計モデルでも少なくとも 20年間は高い抗体価が維持 されることが推計されています。 Davidらの効果推計方法は下記の3種類です。 power-lawモデル:時間経過により抗体価が低下すると仮定したモデル。 modified power-lawモデル:抗体の残存と免疫記憶の影響を考慮したpower-lawモデル。 piece-wiseモデル:ワクチン接種後7〜12ヶ月、12〜21ヶ月、21ヶ月以上の3つの期間に分けて抗体価の推移を検討したモデル。 サーバリックスによる子宮頸がんの発症予防期間は現時点では正確には分かっていません。 また、抗体価が20年間持続するという推計から、発症予防期間を推測するというものではありません。 〒370-0069 高崎市飯塚町1285 Tel. 027-362-5811 Copyright C 2006 Koizumi-Shigeta Pediatric Clinic. All rights reserved.

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思春期女子のワクチン接種(保護者の方へ)

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平成25年6月14日、厚生労働省は子宮頸がんワクチンを積極的に接種を勧奨することを、一時的に中止するよう、自治体に勧告しました。 その結果、高崎市から対象者への予診票送付が行われいません。 一方、子宮頸がんワクチンは定期接種から外れるのではないので、接種希望者は今まで通り無料で接種できます。 医療機関は、接種希望者に対して「厚生労働省は、子宮頸がん予防ワクチンの接種を、積極的にはお勧めしていません」ということと、(どのワクチンでも同様ですが)「接種に当たっては有効性とリスクを理解した上で受けて下さい」という説明をすることになっています。 そして、副反応かどうか、わかりにくい症状が出た場合には、全国に設置された 「HPVワクチン接種後に生じた症状の診療に関する協力医療機関」をご紹介できるようになっていますので、安心して接種できます。 群馬県の協力医療機関は群馬大学医学部附属病院 麻酔科・蘇生科です。 子宮頸がんワクチン 子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することで発症します。 そこで、がん予防のためにHPV感染を防ぐワクチンが開発されました。 現在では「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業」に基づき公費で接種が行われています。 2種類のワクチンから自由に選択できます 子宮頸がんワクチンは。 「」と「」の2種類から、ご希望のワクチンを選択できます。 どちらのワクチンも公費で接種できますが、どちらかのワクチンを接種すると、途中から他方のワクチンに変更することはできません。 が諸外国で使用されており、日本でも2020年5月製造販売(商品名シルガード9)が承認される見込みとなりました。 今後シルガード9が定期接種に使用できるようになれば、無料で接種できるようになります。 発売時期は未定です。 平成25年4月1日から、定期予防接種化されました。 平成25年6月14日、厚労省は積極的な接種のお勧めを一時的に中止しました。 ここからは当院の考え方を示す、当院独自の表現が含まれています 厚生労働省の自治体向けQ&A にも記載されていますが、サーバリックスとガーダシルの「効能」を直接比較した報告はありません。 今後、HPVの方ワクチンを接種した方々の追跡調査によって間接的にですが効果を比較できるようになるでしょう。 参考1:HPVの型 HPV(ヒトパピローマウイルス)は子宮頸がんや尖圭コンジローマの原因ウイルスであることが知られています。 HPVウイルスには多数の型があり、最近は子宮頸がんの原因になる10数種類を「高リスク型」、尖圭コンジローマなどの原因になる型を「低リスク型」と分類する場合もあります。 「高リスク型」のHPV16,18型はどちらのワクチンでも予防できます。 「低リスク型」のHPV6,11型はガーダシルは予防できますが、サーバリックスでは予防できません。 参考2:予防効果の持続期間 サーバリックスもガーダシルも子宮頸がんの予防効果があります。 その効果がいつまで長続きするのかは両ワクチンとも判っていません。 予防効果の持続期間はワクチンを受けた方を追跡調査して調べています。 数年毎に追跡調査の中間報告を出し、きちんとした結果が出た時点で持続期間が延長されてゆきます。 現時点では、サーバリックスは8. 4年間、ガーダシルは4年間という持続期間が報告されています。 両ワクチンともに、日々、一日ごとに持続期間は延びていると解釈して下さい。 (欧州の研究会でガーダシルは7年間持続するという報告が2011年5月になされましたが、現時点では学会雑誌に掲載されていません。 医学の分野では医学会が発行する学会雑誌に掲載されると研究報告の信頼度が更に高くなります。 ) 参考3:カットオフ値 子宮頸がんの原因であるHPVの感染を食い止めるためには、HPVウイルスに対する中和抗体が必要です。 この抗体価が高いほうが予防効果が高く、効果も長持ちします。 では、最低で、どの位の抗体価があれば予防できるのでしょう。 この抗体価のことを「カットオフ値」と呼びます。 実は現在のところHPV感染を食い止めるために必要な最低限の抗体価、ないし、子宮頸がんを予防できる最低限の抗体価、すなわち「カットオフ値」は両ワクチンともに判っていないのです。 遠い将来、このカットオフ値が判るようになれば、ワクチンの優劣を数字で議論できるようになるでしょう。 参考4:追加接種の要否 ワクチンを接種した方にはHPVに対する抗体が獲得されます。 しかし、抗体は徐々に減ってゆくという性質があります。 今後、研究が進むにつれて、あなたが接種したや抗体のが次第にはっきりしてくるでしょう。 将来、あなたの抗体価がHPV感染を予防できる下限に近づいた場合は、抗体を安全レベルまで引き上げるために、再度、HPVワクチンを「追加接種」する必要があるかも知れません。 現時点ではサーバリックスもガーダシルも共に追加接種が必要になる可能性があります。 再接種の時期はおおむね20年後程度(あなたが30歳代になる頃)と推測しています。 その時のあなたの生活状況に応じて、再度、接種するかどうか決めることになります。 その頃には、もっと新しい子宮頸癌予防ワクチンができているでしょう。 参考5:副反応 サーバリックスとガーダシルのワクチン承認時における国内臨床試験成績を比べると、若干サーバリックスの方が副反応の頻度が多いようです。 しかし、当院では現在まで、副反応のためにサーバリックスの接種を中断した方は一人もいらっしゃいません。 注射ですから、針を刺す時と、筋肉内に薬液が押し込まれる時は、どなたでも痛みを感じます。 また、感じ方には個人差があります。 当院では副反応の頻度の違いを「ワクチン選択の基準」にすることはお勧めしておりません。 参考6:新たなワクチンがあります 公費で使用できるワクチンは2種類です。 サーバリックスは2価(HPVウイルス2種類)、ガーダシルは4価(HPVウイルス4種類)のワクチンです。 2020年5月、9価ワクチン・シルガード9(海外での商品名はガーダシル9)の製造販売が承認される見込みとなりました。 発売時期は未定です。 このように、技術の向上やニーズの変化により今後も次々と新しいワクチンが開発されてくるでしょう。 しかし、子宮頸がんを100%予防できるワクチンは、いくら待っても開発されません。 ですから、ワクチンの優劣を議論するよりも、現時点で受けられるワクチンを適切な時期に接種し、成人に達したら「子宮頸がん検診を必ず受ける」という気持ちを育むことがより大切です。 〒370-0069 高崎市飯塚町1285 Tel. 027-362-5811 Copyright C 2006 Koizumi-Shigeta Pediatric Clinic. All rights reserved.

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