クレマチス の 剪定。 クレマチスとテッセンの違いとは?

クレマチスの育て方|ヤサシイエンゲイ

クレマチス の 剪定

クレマチスを育てる前に 美しい花を咲かせるクレマチスは、キンポウゲ科クレマチス属に分類されるクリスマスローズやアネモネと同じ仲間で、北半球の国々を中心に世界中に分布しています。 まずは、クレマチスの育て方の基本として知っておくべきことをご紹介いたします。 クレマチスの特徴 クレマチスの育て方は種類によって異なります。 クレマチスは種類や品種もたくさんあることから、つる性植物の中でもっとも人気のあるもののひとつです。 クレマチスは比較的丈夫な花 クレマチスは丈夫な性質なので、誘引や剪定などの育て方を上手におこなうことで、初心者の方でも見事な花を咲かせることができます。 おしゃれな育て方としてクレマチスをフェンスやアーチなどの構造物に絡ませれば、庭の雰囲気が華やかになり、ガーデナーにとっても自分の手で育たせ楽しみたいと思う花のひとつでしょう。 1年で2回咲く クレマチスは1年のうち、開花の時期が春と秋の2回あり、開花時期が長いのが特徴です。 また、剪定の仕方によっては更に開花時期を延ばすことができますので、クレマチスの育て方さえ覚えれば初心者の方でも四季を通して楽しみながら鑑賞できるでしょう。 主に、一重の花が出回っていますが、ベル型、八重咲き、チューリップ咲きなども存在し、性質も落葉性のものから常緑のもの、一季咲きから四季咲きに近いもの、また冬咲きのものなどバラエティーに富んでおり多種多様に楽しめる魅力が満載の花なのです。 クレマチスの種類 クレマチスには3つの種類があります。 クレマチスの育て方において、どの種類の苗なのかによって、植え替え時期、剪定の仕方が違ってきますので、どんなタイプなのかを把握することはとても重要なことです。 クレマチスは咲く時期によって「新枝咲き」「旧枝咲き」「新旧両枝咲き」の3つの種類に分けられますが、選ぶ際に役立つ、それぞれの特徴を紹介しましょう。 新枝咲き 新梢(しんしょう)と言って新しく伸びた枝にだけ花がつくタイプが「新枝咲き」です。 四季咲がほとんどなので、1年間に数回花を咲かせるのですが、前年の枝には花がつかないので、冬になったらばっさりと切って短くします。 比較的コンパクトに育てることができるので、鉢植えに向いていることから、初心者の方は四季咲きの新枝咲きから試してみてはいかがでしょうか? 旧枝咲き 前年に伸びた古い枝に花がつくタイプのクレマチスが「旧枝咲き」です。 旧枝咲きには一季咲のものが多く、古い枝に1年に1回、花を咲かせます。 つるを伸ばして花を咲かせるタイプなので、庭や家の壁に這わせたり支柱に絡ませて観賞します。 新旧両枝咲き 新枝咲きと旧枝咲きの特徴を併せたタイプが、「新旧両枝咲き」で、新しい枝と古い枝の両方に花がつきます。 四季咲のものが多い新旧両枝咲きは、4月~10月の間に数回花を咲かせて楽しませてくれるでしょう。 鉢植えでもよく育つので、ベランダガーデニングにもおすすめです。 クレマチスの品種 クレマチスを代表する品種をご紹介します。 クレマチス・モンタナ クレマチスの中でもたくさんの花を咲かせるモンタナは、ヒマラヤから中国を原産とする原種として知られています。 よい香りのものが多いので、美しさと香りを楽しみたい人に向いているでしょう。 テッセン 長いつるを伸ばすテッセンは、日本に自生している新旧両枝咲きのクレマチスで、春から秋にかけて大きな花を咲かせます。 クレマチス・カートマニー・ジョー 花が小柄であまり大きくならないのが特徴なので、ベランダなどでも育てやすいでしょう。 クレマチス・カートマニー・アバランチェ 同系統の多種と比べて少し大きめの花が咲きますので、大鉢で仕立てるのにも向いています。 クレマチス・ジョセフィーヌ 上品な容姿と歴史的な名花として知られているクレマチスでは、花の中心がこんもりと盛り上がっているのが特徴で、海外でも人気の高い品種です。 クレマチスの植えつけ時期と方法 クレマチスの植えつけ時期と方法をご紹介します。 植えつけは基本的に1年中可能ですが、中でも休眠中の12月~2月中旬頃がもっとも適しています。 ただし、寒冷地では、厳冬期の植え付けは避けるようにしましょう。 日当たりのよい場所を好むクレマチスを地植えで育てる場合には、日当たりがよく、風通しのよい、蔓が絡みやすいフェンスなどの近くに植えることもポイントです。 《 ポイント 》• バラエティーに富んでおり多種多様に楽しめる• 植え替え時期、剪定の仕方が異なる3つのタイプに類できる• 植え付け時期は休眠中の12月~2月中旬頃 クレマチスを育てるための準備 クレマチスの苗の選び方 クレマチスには、12月の時期を1回越えた「1年苗」と、2回越えた「2年苗」がありますが、葉が青々として茎が太い 2年苗を選ぶようにします。 他に、以下の状態の苗を選びましょう。 葉っぱの色やツヤが良いもの。 株元から枝が何本も出ているもの。 ラベルに苗の品種が記載してあるもの。 初心者向けには新枝咲きの四季咲き。 クレマチスに適した土の作り方 クレマチスに適した土作りが、上手に育てる大きなポイントになりますので、水はけがよい 弱酸性の土を選びましょう。 市販のクレマチス専用培養土が手に入ならなければ、「硬質赤玉土:4、硬質鹿沼土:3、完熟腐葉土:3」の割合でブレンドしたものに元肥を加えた土を使います。 または、市販の培養土に少量の赤玉土や完熟腐葉土を混ぜたものでもOKです。 早春から晩秋にかけての生育期間中は、定期的に肥料を施すようにしますが、真夏を除いて1~2か月に1回「緩効性肥料」を、そして月に2~3回「液体肥料」を与えましょう。 また、冬に寒肥を施しておくことにより、春の新芽の生育がよくなります。 その他の準備 クレマチスを育てるなら、種をまくよりは、苗または鉢植えの株を購入するようにします。 その際に、鉢植え、地植え共に準備するものは次のとおりです。 クレマチスの苗• ラベル• ジョウロ• 鉢、またはプランター(鉢植えの場合)• 鉢底ネット(鉢植えの場合)• 鉢底石(鉢植えの場合) 《 ポイント 》• 1年苗より2年苗を選ぶようにする。 水はけがよい弱酸性の土が適している。 緩効性肥料は1~2か月に1回、液体肥料は月に2~3回与える。 クレマチスの育て方 クレマチスの「鉢植え」の手順• 支柱を立てる 緩効性化成肥料を混ぜた土を鉢に入れ支柱を立てます。 苗を植えつける ポットから取り出した苗を植えつけ、残りの土を苗の周囲にかぶせます。 水やりをする 鉢の底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをします。 クレマチスの「地植え」の手順• 穴を掘る 直径、深さともに40㎝以上の穴を掘ります。 土をブレンドする 穴の底にクレマチス専用培養土、または硬質赤玉土、硬質鹿沼土、完熟腐葉土を4:3:3でブレンドした土を半分ほど入れます。 植えつける 苗を根鉢から丁寧にはずして穴に入れ、根元から2番目の葉が隠れるように土をかけます。 水やりをする たっぷりと水やりをします。 クレマチスの根は旺盛なので、混植する場合は、バラなど他の植物を傷めることがないよう、仕切り板内や塩ビ管にクレマチスを植えるようにします。 《 ポイント 》• 支柱を立て、水をたっぷり与える。 地植えの場合は他の植物を傷めないように仕切り板内や塩ビ管を利用する。 クレマチスの育て方のポイント クレマチスがどんな種類のどんなタイプなのかを把握すること 四季咲き、春咲き、冬咲きのどれなのか、新枝咲き、旧枝咲き、新旧枝咲きのどの種類の苗なのかによって植え替え時期、剪定の仕方が変わってきます。 置き場所 クレマチスの育て方で重要なのは置き場所です。 日当たりが悪いと、花が咲かない、枝が細いなど生育不良になってしまいます。 そうならないためにも 半日以上の日当たりと、 風通しがよい場所で育てるのが理想です。 少なくとも、1日に4時間以上日が当たる場所を選ぶようにしてください。 また、雨水によって根腐れを起こさないよう、庭植えの場合は、軽石などを加えて水はけをよくしておくことをおすすめします。 水やり クレマチスの育て方で注意するのは水やりです。 乾燥を嫌うので、株元にたっぷり与えて 常に土が水で湿っているような状態を心がけましょう。 鉢植えの場合は表面の土が乾いてきたら鉢底から出てくるくらいにたっぷりと与えます。 地植えの場合もほぼ同じですが、春から夏にかけては毎日、真夏は朝夕の涼しい時間に1日2回、梅雨時期は少し回数を減らします。 秋はまだ開花する種類のものがありますので、毎日欠かさず与えましょう。 追肥 クレマチスは比較的肥料を好みます。 緩効性肥料を2か月に1回• 液体肥料を月に2~3回 上記を目安に与えますが、真夏は肥料を施す必要がありません。 庭植えは寒肥と花後にお礼肥を与えます。 特に四季咲きは肥料切れに注意してください。 花がら摘み 花が咲き終わったら、花首をこまめに切ってください。 花がらをそのままにしておくと、タネができて栄養を取られてしまうので株が弱ってしまいます。 病害虫 クレマチスの育て方で気をつけるのは病害虫です。 【アブラムシ】 アブラムシは春に植物が芽吹く時期に大量に発生し始めます。 そうならないように、冬の間にオルトラン粒剤を根本にまいておくと、根から吸収して茎や葉に行き渡り、アブラムシが付かないように予防できます。 【ハダニ】 葉の裏に発生して白っぽくなってしまうハダニは、水をかけて駆除しますが、それでもダメな場合はハダニ専用の殺虫剤を散布して早めに対処します。 その他にも、クレマチスには、アオムシ、ナメクジ、コガネムシ、ヨトウムシなどが発生する場合がありますので、定期的に葉裏などを調べて植えつけの際に土壌に粒剤を混ぜ込むなどの工夫が必要です。 【立ち枯れ病・うどんこ病】 カビが原因で枝が枯れたように茶褐色になってしまう立ち枯れ病になっていまったら、葉や花の弱っている部分だけを切り取ってしまいます。 葉や枝が白っぽく粉を吹いたようになるうどんこ病は、植物と植物の間が詰まって風通しが悪い状態になるとかかりやすくなります。 下に生えている雑草から乾燥すると移ったりするので、水やりを頻繁に行うようにします。 それでもダメな場合には市販の治療効果のある薬剤を使いましょう。 《 ポイント 》• どんな種類のどんなタイプなのかを把握しておくこと。 半日以上の日当たりと、風通しがよい場所で育てるのが理想的。 花が咲き終わったら花がらを摘んでおく。 害虫や病気は殺虫剤を散布して早めに対処すること。 クレマチスの植え替えと剪定 クレマチスの植え替えの時期と手順 クレマチスの育て方として、クレマチスは1年中植え替えをすることができますが、基本的に植え替えは、クレマチスの芽や根の休眠期間である 12月~2月中旬頃に行うのが適切です。 植え替えをせずに生育を続けていると、根が鉢の内部で詰まってしまい、株が弱り病気にかかりやすくなりますから、鉢の底から根がはみ出してきたら、植え替えを行うようにしてください。 クレマチスの植え替えの手順• 大きな鉢を用意 鉢の底から根が見えてきたら、現在のものよりひと回りほど大きな鉢を用意します。 軽石を敷く 鉢の底に大粒の軽石を敷いて水はけをよくします。 植えつける 鉢の半分まで土を入れたら、クレマチスを元の鉢からやさしく抜き植えつけます。 土を入れる 根元から2番目の葉が出ているところが隠れるように残りの土を入れます。 支柱を取りつける 株の大きさやつるの長さに合った支柱を取りつけます。 水と肥料を入れる 水をたっぷりと与え、緩効性化成肥料を施します。 クレマチスの剪定の時期とやり方 クレマチスの花を咲かせるためには、花にだんだんと元気がなくなってきた時に剪定作業を行うようにします。 ポイントは花が散る前に枝や葉を短く刈り込むこと。 品種によっては剪定を行う時期や場所が異なるので、どのタイプなのか確認しておく必要があります。 旧枝咲きのタイプの剪定方法 5月頃の花が咲き終わった後に、開花した枝を花首から1節か2節程度のところで切り戻しましょう。 そうすることによって、二番花が咲きやすくなり次々と花が咲くようになります。 その後、夏を過ぎて花が咲かなくなった時に、株全体を2節ほど切り戻します。 伸びすぎた枝をカットしておくと、新しい脇芽が伸びて花芽が育つので翌春が待ち遠しくなります。 新枝咲きタイプの剪定方法 2月~3月頃の剪定は、生え際から枝の2〜3節を整えるようにします。 一番花が咲き終わった5月頃に半分くらいを残して切り戻しをすると、二番花・三番花がつきやすくなります。 その後、開花シーズンが終わった8月頃に、地表から何節かを残して剪定します。 新旧枝咲きタイプの剪定方法 開花シーズン中は、咲き終わった花首を1節~2節を残して切り戻しをします。 開花シーズン終了後は、地上部が枯れたら新芽が出ていない枝をカットします。 クレマチスの増やし方 クレマチスは、4月下旬~7月下旬頃まで「挿し木」で増やすことができます。 今年伸びた蔓の少し硬くなった部分を2節ずつ切り、挿し穂にしますが、挿し穂の下部の葉を除去してから清潔な培養土に挿します。 ポイントは、下の節が土に埋まるようにすること。 種類や品種によって発根時期が異なりますが、ほとんどの場合、約2か月で発根しますので、その後、鉢に植え替えましょう。 《 ポイント 》• 植え替えの時期は、鉢の底から根が見えてきたら行うが、休眠期間である12月~2月中旬頃が適期。 タイプごとに剪定方法が異なる。 挿し木は4月下旬~7月下旬頃の間に行う。 最後に 初心者でも失敗しないクレマチスの育て方はいかがでしたか? クレマチスを育てる時には、種類ごとに異なる特徴をしっかりと把握しておく必要性をおわかりいただけたと思います。 クレマチスは種類によって好む環境や苦手なことが違いますので、育てたいクレマチスの特徴を調べておくと、きれいな花を咲かせやすくなります。 また、剪定の仕方をしっかりと学ぶことで花の咲かせ方を豪華にする事ができます。 ちょっとくらい剪定方法を間違ったとしても毎年咲くのですからチャンスはいくらでもあります。 怖がらずにバリエーションに富んだクレマチスを育ててみてくださいね。

次の

クレマチスの育て方|ヤサシイエンゲイ

クレマチス の 剪定

CONENTS• クレマチスは「つる植物の女王」! クレマチス(Clematis)という学名は、 古典ギリシア語の「klema」(「つるの枝」の意味)からつけられました。 クレマチスはその学名からして「つる植物の代表」なのですね。 ヨーロッパでは古くから「つる植物の女王」と呼ばれています。 日本では4~7月ごろに花屋の店先で、行燈仕立てにしたクレマチスの鉢をよく見かけますね。 初夏を彩る花として、すっかりおなじみです。 クレマチスの花言葉 クレマチスの花言葉は 「精神の美」「旅人の喜び」「策略」です。 「精神の美」という花言葉は、 クレマチスのつるがとても細いのに似合わず大きな花を咲かせることに由来しています。 苦境に絶えて美しく花開くというイメージでしょう。 「旅人の喜び」は、かつて ヨーロッパでは宿屋の玄関にクレマチスを植えることが多かったことに由来しています。 一夜の宿を求めて訪れた旅人が、ふとクレマチスの花に心癒されたことからつけられたのでしょう。 「策略」は、 フランスの乞食の習慣に由来しています。 クレマチスの葉の汁には接触毒があり、傷口にすりつけるとただれることから、かつて フランスの乞食たちは自分で腕などをただれさせ、より哀れに見せて物乞いをしていたようです。 このことからフランスでは、クレマチスを 「乞食草」の別名で呼ぶことがあります。 クレマチス=「カザグルマ」または「テッセン」ではない! 白や青紫色の涼し気な花を咲かせるクレマチスは、日本人にはなじみの深い花です。 クレマチスはキンポウゲ科、センニンソウ属の植物です。 日本には「カザグルマ」「センニンソウ」「ハンショウヅル」など20種類ていどのクレマチスが自生しています。 クレマチス=「カザグルマ」または「テッセン」と勘違いしている方も多いようですが、正確には違います。 日本各地に自生しているクレマチスのひとつ 「カザグルマ」は、白や紫色の8枚の花びらをもつ花径10cm以上の大きな一季咲きの花です。 もうひとつ日本人におなじみの 「テッセン」は、中国から渡来したクレマチスで、中国名は「鉄線蓮」といいます。 こちらは 白い6枚の花びらをもち、花の中央にはしべから変化した紫色の小さな花びらが盛り上がってついています。 「テッセン」は1年に何度も花を咲かせる四季咲きの性質をもちます。 つまり「カザグルマ」も「テッセン」も、クレマチス属のうちのひとつの種にすぎないのです。 さらに1850年に スコットランド出身の植物学者ロバート・フォーチュンが中国原産の「クレマチス・ラヌギノサ」をヨーロッパに紹介しました。 「クレマチス・ラヌギノサ」は、花径が20cmもある大輪花です。 当時のヨーロッパにもクレマチスはありましたが、ベル型などの小輪の品種しかなく、 「テッセン」と、「クレマチス・ラヌギノサ」を交配親とすることで、さまざまな大輪のクレマチスが作り出されました。 クレマチスはバラの最高のパートナー 古くからガーデニングが広く愛されてきたヨーロッパでは、 クレマチスは「つる植物の女王」と呼ばれます。 それくらい、 庭に欠かせない植物としてクレマチスが愛されているのです。 「つる植物の女王」がクレマチスなら、 花の女王は何かといえば、もちろん「バラ」です。 クレマチスにはバラにない青系の花色が揃っていること、さらに立体的に咲くバラとはまったく異なる平面的な花やつぼ型のユニークな形に咲きます。 クレマチスとバラ、この対照的な花色や花形をもつ花をいっしょに組み合わせると、庭に豊かな表情を与えることから、ガーデニングやバラ愛好家の間でクレマチスが評判になったのです。 クレマチスはバラの最高のパートナーとして、庭に欠かせない花として、昔も今もガーデナーたちに愛される植物です。 テキセンシス系のクレマチス バラと相性の良いクレマチスですが、 系統も多く、咲き方も何種類かあって、何だかイロイロ難しいイメージがある花です。 今回しっかり勉強して、ようやく分かりました。 クレマチスには 「旧枝咲き」と「新枝咲き」があるのです。 そして、「旧枝咲き」のなかには一季咲き品種と四季咲き品種があり、通常は、 一季咲き品種を「旧枝咲き」、四季咲き品種を「新旧両枝咲き」と呼び分けています。 それぞれの特徴と、管理のしかたを紹介しましょう。 (下の図を参照してください)。 このため、 古い枝を大切に維持しなければいけません。 先の丸い4枚の花びらが優しい印象の 「モンタナ系」が、「旧枝咲き」タイプの代表的なクレマチスです。 「 モンタナ系」は春のみの一季咲きです。 「モンタナ系」「冬咲き系」「アーマンディー系」「早咲き大輪系の一部の品種」が「旧枝咲き」タイプです。 2、花後は、 花のすぐ下か、1節下のところで切ります。 図は、1節下に切るための赤いラインを引いています。 3、その後、切ったすぐ下の節の芽が伸びてきて、つるが長く生長します。 「旧枝咲き」タイプは一季咲きなので、あとはこのまま育てます。 ヤング」(早咲き大輪系)は、クレマチスらしい涼し気な花 基本は旧枝咲きと同じですが、 花後に剪定すれば、またそこから伸びた枝の先に花を咲かせる「四季咲き性」をもったクレマチスが「新旧両枝咲き」タイプです。 基本は旧枝咲きと同じですから、こちらも 古い枝を大切に維持します。 「新旧両枝咲き」タイプのクレマチスは、剪定を繰り返すことで 年に3回、多いときには4回も花を咲かせることができます。 初めてクレマチスを育てるかたにおすすめの早咲き大輪系の「H. ヤング」は「新旧両枝咲き」タイプの代表品種です。 8枚の剣弁からなる花形と爽やかな花色が、 これぞクレマチス! という印象ですね。 「フロリダ系」(テッセンの仲間)「早咲き大輪系の一部」「遅咲き大輪系の多く」「タングリカ系」が「新旧両枝咲き」タイプです。 2、花後は、真ん中ていどのところで切ります。 切る位置が花に近ければ早く次の花(2番花)が咲きますが、花の大きさは小さくなります。 切る位置が花から遠ければ次の花が咲くまで時間がかかりますが、大きな花が咲きます。 3、2番花が終わったらまた 伸びた分の半分ていどのところで切っておくと、3番花が咲かせられます。 「新枝咲き」タイプは、今年伸びた枝に花を咲かせる「四季咲き」のクレマチス。 根はずっと残りますが、 地上部は1年で枯れてしまいます。 「旧枝咲き」タイプも「新旧両枝咲き」タイプも、どちらも古い枝を大切に残しておかなければいけませんが、 「新枝咲き」タイプは、冬に地上部に残っている枝を短く切り詰めることができます。 毎冬に枝を誘引しなおすつるバラと一緒に咲かせるなら、「新枝咲き」タイプがもっとも扱いやすいクレマチスです。 「ヴィチセラ系」「テキセンシス系」「ヴィオルナ系」が、「新枝咲き」タイプです。 ただし、古い枝からも芽が出ることがあるので、1mくらい残して様子を見るとよいようです。 2、1番花の後、切り戻しをしておけば、 切ったところのすぐ下にある芽が伸びてきて2番花を咲かせます。 切り戻しの場所は、地面から1~3節目のところです。 上の図は2節目のところまで切り戻しています。 3、2番花が終わったら、 伸びた分の半分ていどのところで切っておくと、3番花が咲かせられます。 人気のクレマチス品種10選! 系統別にご紹介! クレマチスにはさまざまな品種がありますが、そのなかでも人気の高い品種を10種類、選んでご紹介します! 1、エリザベス(モンタナ系)旧枝咲き 先のまるい淡いピンク色の花びらで、 とてもかわいらしい印象のクレマチスです。 4~5月、株を覆うようにたくさんの花を咲かせます。 甘いバニラの香りがある、モンタナ系の人気品種です。 一季咲き。 2、フレーダ(モンタナ系)旧枝咲き モンタナ系のなかではもっとも濃い チェリー・レッド色の花を咲かせます。 葉の色もモンタナ系のなかでは飛びぬけて濃く、 赤みのある濃緑色です。 香りも楽しめます。 一季咲き。 3、ジョセフィーヌ(早咲き大輪系)新旧両枝咲き 花 径15cmほどのとても豪華な大輪の花を咲かせます。 中央に集まった小さな花びらがじょじょに開いていく 八重咲よりももっと花びら多く咲く万重咲きの花形も魅力的。 花もちが抜群によく、 1ヵ月近く楽しめます。 5月~10月まで、くり返し咲く四季咲き。 優しい色合いで、日本のみならず海外でも人気の高い品種です。 4、H. ヤング(早咲き大輪系)新旧両枝咲き いかにもクレマチスらしい 花径12~15cmの大輪の花をたくさん咲かせる品種です。 咲き進むにつれじょじょに色が淡くなる様子も美しい。 四季咲き性が強く、4番花までしっかり咲かせることができます。 丈夫で育てやすく、 初めてクレマチスを育てる方にぴったりです。 花期は5~10月。 花屋さんの店頭で見かけるのはこの品種が多いです。 5、ルージュ・カーディナル(遅咲き大輪系)新旧両枝咲き 10cmほどの 輝くような紅色品種です。 花芯の黄色との対比がとても美しい。 イギリスの区分に従って「遅咲き大輪系」と表記されますが、日本での 開花時期は通常のクレマチスと同じ5~10月です。 四季咲き。 6、ヘンダーソニー(インテグリフォリア系)新枝咲き ヘンダーソニーは、 ツルにならない草状のクレマチスです。 草丈は0. 2~0. つる性ではなく木立性なので、 宿根草のように扱えます。 花径3~5cmの青花が、 とても爽やかな印象の人気品種です。 7、エトワール・ヴィオレット(ヴィチセラ系)新枝咲き 花径6~8cmと、大輪系に比べれば小さな花ですが、 小花の多い「新枝咲き」タイプのクレマチスのなかでは大きな花を咲かせます。 花数が多く、四季咲き性で、しかも育てやすい品種。 バラと組み合わせるにはぴったりなクレマチスです。 8、プリンセス・ダイアナ(テキセンシス系)新枝咲き 花付きよく育てやすい、 もっとも人気のあるクレマチスのひとつです。 花径は4~6cmと小ぶりですが、 濃いピンク色の星のような花がよく目立ちます。 株が充実してくると、古い枝からも芽を伸ばします。 四季咲き。 9、白万重(フロリダ系)新旧両枝咲き 花の 中央から次々と花びらが展開して、やがて半球形になります。 咲き始めは淡い緑色の花は、咲き終りには乳白色になり、とてもきれいです。 花もちが良く、1ヵ月ほども美しいまま花を楽しめます。 四季咲き。 10、カシス(フロリダ系)新旧両枝咲き 花径8~10cmの 赤紫色の花びらには、全体に刷毛ではいたような白いかすり模様が入ります。 「白万重」と同じように、 中央からじょじょに花びらが展開して、やがて半球形になります。 丈夫で育てやすい品種です。 四季咲き。 クレマチスの基本的な育て方 クレマチスを育てる環境は? クレマチスは 日当たりと風通しのよい場所を好みます。 水はたっぷり必要ですが、水はけの悪い土だと根が痛みやすいので、 適度な水はけも大事です。 クレマチスは庭植えでも、鉢植えでも育てられます。 深植えにしたほうがよく芽が伸びるので、 鉢は深さのあるタイプを選びましょう。 クレマチスを植えるときは深く植える! クレマチスは、 1節くらい深く植えると、土に埋まっている節からも芽を出すことがあります。 芽からたくさんの枝が伸び、株立ちになると、それだけ多くの花数が期待できます。 クレマチスの枝のほどきかたと誘引のしかた クレマチスは、上の図のように、 葉を支えている軸(葉柄)が周囲のものに巻き付いて枝を支えながら伸びていきます。 ほどくときには、 枝を折らないよう注意しながら葉柄をほどいていきます。 もしも 枝がポキリと折れても、セロハンテープで巻いて補強しておけば、だいたい大丈夫です。 クレマチスは、バラと同じように フェンスや家の壁、アーチ、オベリスクなどに誘引できます。 ビニールタイなどで、間に1回ひねりを入れてゆるく留めつけておけば、葉柄が周りのものに巻き付いて、きちんと固定されます。 朝顔のように、 枝自体を支柱に巻き付けないようにしてください! 「旧枝咲き」か「新旧両枝咲き」か「新枝咲き」か。 タイプを見極めて剪定! 花後の切り戻しのしかた 花後の切り戻しは、 「旧枝咲き」「新旧両枝咲き」「新枝咲き」で、それぞれ方法が異なります。 上の方で紹介しているイラストを参考に、 それぞれのクレマチスに合った方法で切り戻しをしてください。 冬の剪定のしかた 「旧枝咲き」タイプと「新旧両枝咲き」は、古い枝を大切に残します。 枝先を少し切り戻すていどにします。 「新枝咲き」タイプは、地面から新しく生えてきた枝を大切にします。 基本的に 古い枝は地際からバッサリ剪定して大丈夫です。 ただし、古い枝からも芽が出る場合もあるので、1mほど残して様子を見る方が賢明です。 肥料やりのしかた クレマチスの肥料やりのタイミングは、バラとほぼ同じです。 クレマチスはとても変化に富む花形と、バラにはない青系の花色が魅力の植物です。 クレマチスだけでも素敵ですが、つるバラを組み合わせるとその魅力は倍増です! ただし、つるバラと組み合わせるにはクレマチスの性質をよく理解して品種を選ばなければいけません。 「旧枝咲き」タイプのクレマチスは古い枝を大切に残して育てるので、冬につるバラを誘引しようとするとクレマチスの枝をほどくのがとても大変です。 その点、「新枝咲き」タイプのクレマチスなら、冬に地際までばっさり切り詰めて構わないので、バラの誘引作業に差し支えません。 つるバラと一緒に咲かせるなら、「新枝咲き」タイプの品種から選んでくださいね。 今回しっかり勉強してみて、わたしが以前、適当管理でクレマチスを枯らしてしまった理由が分かりました。 どうやら「旧枝咲き」タイプのクレマチスを、冬にばっさり切り詰めてしまったせいだったようです。 ちゃんと調べてから育てるべきでした。 クレマチスに悪いことしちゃいました。 次は失敗しませんよ!.

次の

クレマチスの品種紹介・育て方・管理・剪定 | クレマチス専門ナーセリー 及川フラグリーン

クレマチス の 剪定

クレマチスといえば丈夫なツルを伸ばして、美しい花を咲かせるツル性植物です。 別名 「ツル性植物の女王」とも呼ばれ、多くの方々に愛されています。 そんなクレマチスは実は230種以上の種類があることをご存知でしたか? そして花の付け方で大きく3つに分けることができるのです。 この分け方を正しく知らない方が意外と多くいらっしゃいます。 なぜそう思うか? というと、私のところによく来る質問にこたえは隠されています。 なぜならクレマチスの 剪定(せんてい)が分からないという内容がダントツで多い! そしてこの剪定が分からない!には理由があります。 それは花の付き方のタイプ分けを正しく理解していないからなのです。 またタイプ分けでは植える花の付く時期や、それによる植える時期の微妙なズレ込みがあります。 今回は3つのタイプ分けについてを中心に、クレマチスを紹介しますので見ていきましょう。 質問に多い剪定についても触れていきますので、ご安心くださいね。 Contents• クレマチスの育て方を正しく知るための3つのタイプ分け 最初にクレマチスの花の付き方による3つのタイプ分けを説明します。 ここを理解しないと育成工程の剪定が分からなくなってしまいます。 しっかりと押さえていきましょう。 3つのタイプとは• 旧枝咲き• 新枝咲き• 新旧枝咲き の3つに分かれます。 それぞれの特徴はまず植える時期が異なるということ。 それぞれのタイプを簡単に説明していきますね。 旧枝咲き 旧枝咲きのタイプは前年に生えたツルから花を咲かすタイプです。 植えるタイミングは2月~3月の成長期を迎える直前が適します。 新枝咲き 新枝咲きは新しく生えたツルから花を咲かします。 またこのタイプは古いツルからは花を咲かせません。 春に新しい芽を出し、夏には多くの花を付けます。 そのため1~3月頃に植えるとちょうど良く育ちますよ。 新旧枝咲き 新旧枝咲きは上の2つの性質を併せ持ちます。 どんなツルにも花を咲かすことが特徴です。 植える時期は1月中旬から3月中旬が適しています。 花の咲き方での3つのタイプ分けは押さえられましたか? 植える時期に大きな違いはありませんが、細かく見るとといったところで参考にしてください。 次はタイプ分けをしたものの代表例を、いくつか見ていきましょう。 【おすすめ記事はこちら】 クレマチスの分類別の代表例 ここでは3つにタイプ分けしたクレマチスの、それぞれの目安となる品種を紹介します。 クレマチス栽培の際にお役立てください。 旧枝咲きの品種 シルホサ系、、が含まれます。 ここの品種は早咲きな点が特徴です。 4月の終わり頃に開花をするタイプですので、覚えておきましょう。 新枝咲きの品種 、ビキセラ系、などが含まれます。 ここの品種は思い切って剪定を強めにやれば、四季咲きとしてクレマチスを楽しむことが可能です。 四季咲きと言われると1年中花を咲かせるのかと思われがちですが、そうではありません。 実際は株が充実して、開花する気温になったらいつでも咲くという条件付きです。 1年中咲きっぱなしというわけではないので、過度な期待がないよう注意しましょう。 新旧比較咲きの品種 、、ラヌギローサ系が含まれます。 ここの品種は剪定を繰り返すことで四季咲きが楽しめる品種です。 いかがでしたか? 品種もかなり多いですが、タイプごとに分ければ割と育てたい品種も見つけやすくなるかもしれません。 次からは質問に多い工程の説明です。 この説明に3つのタイプ分けの知識が必要なんです。 覚えきれてない方は先に復習してくださいね。 そしてこの部分がクレマチス栽培の初心者の方には分かりにくいようなのです。 旧枝咲きの剪定 旧枝咲きの剪定では大きくバッサリ切ることはできません。 花首(花のすぐ下)か、それより一節下の部分を切ります。 クレマチスの一節とは葉と花の間、或いは葉と葉の間です。 ここの場合は花とその下の葉の間の茎の部分となります。 そうすると切ったところから新枝が伸びます。 この新たな枝は翌年の花を付ける枝となりますので取っておきましょう。 ポイントは節の真ん中で切ることです。 葉のすぐ下で切ると芽まで枯れてしまう可能性があります。 また古い枝を切るのですが、断面が緑なら生きている枝の証ですのでそれを確認しながら作業できますよ。 新枝咲きの剪定 新枝咲きの剪定はバッサリと根元から切ってしまって問題ありません。 バッサリと剪定をした部分から脇芽が出て、それにそのまま花が付きます。 新しい枝に花が付くので、簡単に長期間で花を楽しむことができるのです。 新枝咲きのクレマチスは冬には根元の枝まで枯れます。 地中に残った部分から新芽が出るのです。 枯れてしまったところは芽を付けることはないので、切り取ってしまってください。 また冬でも残る枝が稀にあります。 そちらは芽を付ける可能性があるので切らずにおきましょう。 新旧枝咲きの剪定 新旧枝咲きの剪定は開花後に二節程度を剪定します。 こちらも節と節の真ん中を切るようにしてくださいね。 そこから脇芽が出て花を咲かせます。 新旧枝咲きの注意点は単純に新しい枝、古い枝の両方に花が付くのではない点です。 昨年の枝から今年の新しい枝が出ます。 その新枝が成長するとそこに花を付けるのです。 管理自体は新枝咲きに近いので強めの剪定にも耐えます。 ですが花後の剪定をしないと次の花を付けません。 3つのタイプごとの剪定方法はいかがでしたか? やり方から注意点まで、割と異なりましたよね。 基本的な知識がなく、剪定についてだけ調べると混乱する理由です。 剪定方法がたくさんあるのではなく、タイプによって異なるのです。 またこの剪定方法の違いで、新枝咲きタイプが初心者の方でも育てやすいタイプと言えます。 続けて冬の剪定時にやりたいツル下げについて紹介していきます。 クレマチスのツル下げについて クレマチスの新芽が出た頃の剪定とセットで、 ツル下げという言葉が登場します。 冬の剪定のやり方と併せて覚えてください。 まず冬場に行う剪定は弱剪定と呼ばれます。 この工程が必要なタイプは主に 「新旧枝咲きタイプ」です。 弱剪定は新芽が出始めた冬に実施します。 まずは枯葉を全て取り除きます。 ハサミなども使い、綺麗に取り除いてください。 次に枯れた枝を剪定します。 芽が付いていないものだけに実施しましょう。 膨らみがある部分は芽がありますので、そうした部分は切り取らないでください。 若い株だと根元近くまで剪定することもありますが、それが普通ですので心配しなくて大丈夫です。 文章だけではわかりにくければこちらの動画を参考にしてみてください。 短くわかりやすくまとまっているので見やすいですよ。 そんなに難しい作業ではないですよね? そしてこの後に「ツル下げ」をします。 ツル下げとは名前のまんまで、ツルを下に下げることです。 株元や下の方にツル(枝)を巻きつけ直す作業を指します。 この時に表面が割れても問題ありません。 中の部分まで折れないように注意して巻きつければツル下げは完了です。 ツル下げをすることで上の方だけに花を付けてしまうことを防ぐことができます。 表面が割れても問題無いのと、花を綺麗に咲かせるために必要です。 恐がらずに実施してください。 ツル下げについては理解できましたか? 比較的、クレマチスを調べると出てくる単語ですので覚えてしまいましょう。 それでは最後にまとめとおさらいです。 多くの方が花の咲き方による3つのタイプ分けを正しく理解できていなかったのです。 皆さんはもう大丈夫ですよね? またそれを理解していなかったためにクレマチス栽培の剪定の工程内容で混乱していました。 タイプ分けの説明後に、剪定の説明を見たら理解できましたよね? それぞれの剪定方法を見て、自分が育てている、あるいは育てようと思っているクレマチスの種類の確認をしてみてくださいね。 その上で正しい剪定をしてあげましょう。 また特に何も決めていない初心者の方は、新枝咲きタイプを選ぶことをおすすめしています。 自分が育てられるものをしっかりとチョイスして、「ツル生植物の女王」クレマチス栽培を楽しみましょう。 【関連記事はこちら】.

次の